2007年12月31日
早朝7時半、
2007年最後の日だってのに、悠長に寝てる場合じゃない。
なにせ今日は相当見所満載&大忙しなのだ。
そして、標高4,300mという、たく&ぶーの人生史上(←ま、ずいぶんたいしたこと無い歴史上ではありますが、苦笑)最高所にある赤い湖、ラグーナ・コロラダを目指すっていうんだから、ちょっとひるむ・・・( ノД`)怖いよ…ママンッ・・・
果たして、ぶーのロストバゲージで飲む酸素&食べる酸素を失った今、そんな高地で無事に生きていけるんだろうか・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ちなみに、ロストバゲージ後のぶーは、毎日僕のパンツやらなにやらを着てました(_≧Д≦)ノ彡☆♪
というわけで、
まず向ったのは、塩のホテルからオフロードを1時間走ったところにある小さな町、サンフアン。ここには、Necropolisとかいう、集団墓地っぽい場所があって、ちょっとした高台に乱立する小さな岩山(写真左)に、遺骨が埋葬されている(写真右)
死体はきもち悪がるくせに、遺骨だとパシャパシャと写真撮影に励んでしまうんだから、自分含め、人間っておかしな生き物だよ。死体はあんまり見たことが無くって、遺骨はテレビ含めいろんなところで目にするから平気なんだろうか?よくわからんね( ̄へ ̄|||) ウーム
んで、30分くらいでサンフアンを後にし、
いくつもの活火山に圧倒されながら、そして、埃が充満する車内でむせながら、ひたすらオフロードをひた走る≡≡≡ヘ(o゚Д゚o)ノイッテキマァァーーーース!!!!
途中、こんななーんもない高地だってのに鉄道発見Σ(゜Д゜|||)エッ!? (写真左)
週に1、2本程度しか運航してない、Wara Wara Surだか、Expreso del Surだかどっちかわからんけど、こんなところでお目にかかれたんだから超ラッキー。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。
そんなこんなで、
Ollague火山の麓に到着♪
どうやら粋な輩がいたようで、地面に岩で「BOLIVIA 2008」なんて書いてくれちゃってるから、いとをかしって感じ(人´∀`).☆.。.:*・
マウリーシオ(右)の笑顔も絵になるし。そうそう、こちらのマウリーシオ。一見すると背もものすごく高いし、おしゃれだし、なかなかのイケメンだしで、とっつきにくい感じなんだけども、実際には、いっつも笑顔でめちゃくちゃやさしいし、コミュニケーション力不足の僕らをいっつも気に掛けてくれた(これは左のセルジオも一緒)(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
ほんと、大人な良いメンバーに恵まれたよ(人´∀`).☆.。.:*・
でもって、その後も、
ひたすら高地が続き、ときに車から下ろされ、ひどい頭痛と酸素不足に悩まされながらも道なき道を歩いたり、そして、
通ってきた道を振り返ると雲海がたちこめるw( ̄△ ̄;)wおおっ!
ほんと、地球の偉大さみたいなものを感じるわけで。
で、午後1時頃、
ラグーナ・カニャーパに到着♪
ご覧の通りはっきり言ってものすごく、
キタ━━ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ━━!!!!
めっちゃくちゃ綺麗なんだけど!!!(人´∀`).☆.。.:*・
フラミンゴいっぱいいるしーっ!!!
なんかしらんけど、すっげぇー好みだわ、ウユニ塩湖より良いかも!?
にしてもフラミンゴこーんなにいっぱい見たの初めて!!ヽ(゚∀゚ )ノ
フラミンゴの大群が生息してるって聞いてたガラパゴス諸島のラビタ島でさえ一羽も見れなかったもんなぁ・・・。だから、いつしか行こうと狙ってたケニア・タンザニア旅行までお預けだと思ってたよ。・゚・(*ノД`*)・゚・。 シクシク
んで、
今日は、そんなラグーナ・カニャーパとフラミンゴを見ながらお昼ご飯♪( ̄¬ ̄*)
ほんと贅沢だね、まじで(スイカも出たし、笑)
そして、1時間半程ラグーナ・カニャーパに滞在した後も、
次々と、ラグーナ(湖)にフラミンゴ、そしてリャマだかアルパカだか、ビクーニャだかグアナコだかなんだか知らんけども、いろんな動物が登場w( ̄△ ̄;)wおおっ!
でも、それと同時にどんどん標高が上がってきてるせいで、ピークに達したぶーの頭痛・・・アワワ (。Д°;三;゜Д°) アワワ
さらに、一層激しさを増すオフロードによる振動もあいまって、ランクルの最後尾席でうなだれる、ぶー・・・アタフタ .゜。(゜Д゜;)≡(;゜Д゜)・。゜ アタフタ
・・・
高山病はヘタすると死んでしまう病気
にもかかわらず、ここではなんも助けてあげれない・・・
もし、なんかあったら!?
・・・
こんなに苦しい思いまでさせて、ぶーをここに連れて来て良かったのだろうか?
ぐったりするぶーを横目に見つつ、そんなことばかり考えていた・・・
午後5時頃、
本日の最終目的地にして最大の見所、ラグーナ・コロラダを中心とした、「エドアルド・アバロア自然保護区」に到着した。
実に標高4,300mの地であり、今晩の宿泊場所でもあるΣ(゜Д゜|||)エッ!?
サラビアおばちゃんと高山病の気配のあるぶーとエディスを宿泊場所に残し、元気なセルジオ&マウリーシオと、元気ではないけど僕は、宿泊場所からおよそ1kmはあろうかというところにある、ラグーナ・コロラダを見渡せる展望台に向うことにした。
赤いラグーナ・コロラダを横目に、少ない酸素と頭痛、そして強風に耐えながら、黙ってもくもくとゆっくりゆっくり展望台に向って歩く(;≧皿≦)。゜°。ううううぅぅぅ
・・・
30分は歩いただろうか・・・
そこには、まるで絵画のような、
赤と青、そして白まで加わったラグーナ・コロラダが広がっていた゚+.(◕ฺ∀◕)゚+. わぁ♪
夕暮れ前のすこし霞んだ空が、あたり一面の彩度を落とし、
現実の世界を目にしているはずなのに、絵に描いたような風景を前にしている不思議な感覚・・・
ラグーナ・コロラダは、そんな、展望台を登ってきた十数人の観光客の騒がしさも消えうせるほどの美しさを放っていた゜+.(・∀・).+゜
そして、10分後・・・
ヽ(゚∀゚ )ノ 「(たく)ぶーにもこの絶景を見せてやろう!」
と、やっぱり、ぶーも連れてくることにした≡≡≡ヘ(o゚Д゚o)ノ
ただ、いかんせん時間が無い。あと1時間もすれば太陽が西の山に沈んでしまう。
なので、30分掛けてやってきた道程を、向かい風にぶつかりながら一気に走りぬける。
が、
途中、頭痛もひどくなり、「こんな辛い思いを、ぶーと一緒にさらにもう1往復するのか・・・」とくじけそうになる・・・(;´ρ`) グッタリ
その時っ!!!( ゚д゚)ハッ!
ようやく見え始めてきた宿泊場所付近に、ぶーとサラビアおばちゃん&エディスがいるではないか゜+.(・∀・).+゜
3人もまた、休息して体調を整えて展望台を目指し始めていたのだ(人´∀`).☆.。.:*・
かくして、僕も含めた4人は、サラビアおばちゃんがいれてくれたコカ茶を飲みながら、随所随所に休憩をいれ、これまで以上にゆっくりゆっくり展望台へ向って歩く。
それでも途中、エディスの体調は優れず、サラビアおばちゃんと一緒に引き返してしまったが、ぶーは最後まで頑張って歩き、やっとの思いで展望台までやってきた。
そして、その頃には、先ほどまでいた旅人達は皆、宿に戻っており、既に誰もいなかった上に、暮れ掛けた空により、あたりは一層の静寂に包まれていた・・・
この2007年最後の日、日本から見れば地球の裏側の、そして富士山よりも高い4,300mもの高地における、この静けさ。なんだか感慨深いものがこみ上げてくる・・・
思えば、自分のわがままを押し通して、ぶーをいろんなところに連れまわしてきた。ぶー自身も行きたいと思ってついてきているとは思うが、それでも、いろんな苦労を強いてきた。
アメリカでは、体力的に男だって辛い、連日連夜の夜行バス・・・
エジプトでは、数日間に渡ってお腹をこわしてた。
ギアナ高地では、5日間もお風呂に入れなかった上に、壁も何もない、ほぼ屋外のカビ臭いハンモックで宿泊し、
ペルーからボリビアに向う夜行バスではストライキに遭遇&アンデス山脈で放置・・・
そして、ガラパゴス諸島では、一晩で10回も吐いてしまった程のひどい船酔いと、
ここボリビアでの高山病・・・
体育会系の要素を少しも持たない、ぶーのような女の子にはあまりにも厳しい旅。
それでも、
いつも喜んでついてきてくれたぶーに、この時ばかりは感謝感謝。
ほんと、
いつも、ついてきてくれてありがとう゜+.(・∀・).+゜
その後、
展望台からまたゆっくりゆっくり歩き出し、
ラグーナ・コロラダのほとりにある、想像よりも相当綺麗なドミトリーに到着するや否や、
今年最後の晩餐会(人´∀`).☆.。.:*・
いつもそうなのか、大晦日だからそうなのか、今日の夕飯はチキンにワインっ!!!
そして、何故か国立公園内だというのにビールが売ってたもんだから、とにかく皆で、
ヽ(゚∀゚ )ノ 「カンパーイ!カンパーイ!(←日本語)」
(人´∀`)「サルーッ!(←スペイン語)」
ヽ(゚∀゚ )ノ 「カンパーイ!カンパーイ!(←日本語)」
(人´∀`)「サルーッ!(←スペイン語)」
等と叫びながら、高地での飲酒は平地の3倍酔いが早って噂なのに、飲む、飲む、飲むっ!!!o口(・∀・ ) ゴクゴク
しまいには、昨晩練習してたセルジオ&マウリーシオのフォルクローレや、サラビアおばちゃんの太鼓もはじまって、明日は早朝5時出発だっていうのにも関わらず、
今年最後の宴がはじまった+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。
そんなわけで、来年もまた、いろんな刺激のある、そして今まで以上に考えや視野が広がる、すばらしい一年になりますように!
つづく。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。