続いて向かったのは、この日帰り観光最後の見所、ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)♪
いやー、もう足がクタクタですわ…。
そしてここでも、優先入場付きの入場券(€39)を買って、並ぶことなく16時に入場。金に物を言わせてますねぇ〜、苦笑。 pic.twitter.com/VMwTu7hmpz— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 15, 2023
予約したヴェローナ行きの鉄道が18:36出発。で、せっかくフィレンツェに来たんだから、この地が発祥とも言われるジェラートでも、と思うと遅くとも17:30にはここを出る必要がある。だから一気に見所を押さえたいのに、入口から2階(日本でいう3階)まで延々と階段を登らされ、いきなり意気消沈、苦笑。 pic.twitter.com/IhrbZGcGGk
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PLANTA 2(3階)に辿り着くや否や視界に飛び込んできたのがこちらの廊下!いきなり凄い!!ちなみに、ここウフィツィ美術館は、かの有名なメディチ家歴代の美術コレクションの収蔵・展示を起源とする美術館で、ルネサンス発祥の地だけに、ルネサンス期の絵画のコレクションについては世界有数らしい。 pic.twitter.com/4gt8lWD8ql
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この階の最初の見所は、ピエロ・デラ・フランチェスカ『ウルビーノ公夫妻の肖像』。イタリア・ルネサンスの最も有名な作品の一つらしいけども、学の無い私には、この凄さが全くわかりませぬ…。
ネットの解説にあった「遠方まで続く風景は、夫妻の支配する広大な領土を示唆」は伝わってきたけども…。 pic.twitter.com/cWvacZTTtk— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 15, 2023
そんなのより、同じ部屋に展示されてた、初期ルネサンスのフィレンツェ派を代表する画家であり、ボッティチェリの師匠とも言われる、フィリッポ・リッピの『聖母子と二天使』の方が、マリア様が割と現代風に美人さんに描かれていて良かったわ。 pic.twitter.com/OJW3Kep259
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ルネサンス期より100年以上前の後期ゴシック期に描かれた、こちらの『荘厳の聖母』のマリア様と比べたら雲泥の差(苦笑)
こちらのマリア様、ちょっと男気溢れすぎだろ、ジョットさん…(ジョットの鐘楼のジョットと同じ)。そして、キリストもおっさん顔過ぎだし…。 pic.twitter.com/LF60pryJS8— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 15, 2023
続くお部屋には、歴史なりの教科書に必ず登場する名画にして、ここウフィツィ美術館を代表する名画である、サンドロ・ボッティチェッリの『プリマヴェーラ』(左)に、『ヴィーナスの誕生』(右) pic.twitter.com/Ko5Px0VCzl
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絵画の中心に愛の女神ヴィーナスが配置されてるけども、この絵画を鑑賞する流れは右→左で、右端の青緑色おじさんが、春を告げる西風の神ゼピュロスで、それに襲われてるのがニンフのクローリス。襲われた後、ゼピュロスと結婚し(過激…)、その左隣の花と春を司る女神フローラに変身したんだとか…。 pic.twitter.com/ar2AXEzbSb
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右で、バラの花を撒き散らしてる花の女神フローラは、変身前の若々しいクロリスから一気に人妻テイストに(笑)
そして、愛の女神ヴィーナスに至っては、セット(対幅)で描かれている『ヴィーナスの誕生』のヴィーナスと全然別人みたい…(混乱…) pic.twitter.com/aB247wQVbK— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 16, 2023
何なら、こっちの三美神こ左側の方がそっくりだし(笑)
ちなみに、画面から切れてる左端の兄ちゃんは、神の使者ヘルメス(マーキュリー)で、この兄ちゃんが最後に配置されてることで、人間と神の間に道を作ってくれて、人間界にも春の訪れを告げてくれるんだそうです…。も、もの凄い想像力…(汗) pic.twitter.com/wAKJ02ouYc— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 16, 2023
どう見ても『ヴィーナスの誕生』のヴィーナス(中央)は、『プリマヴェーラ』の三美神の左側にクリソツだよね、ヴィーナス本人じゃなく、苦笑。
ちなみに、この左側は、春を告げる西風の神ゼピュロスと人妻化(フローラに変身)前のクロリス(笑) pic.twitter.com/ZHLA8AvK5I— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 16, 2023
更に進み、Room 35、レオナルド・ダ・ヴィンチのお部屋。ここでは『受胎告知』(大天使ガブリエルがキリスト受胎を告げるために聖母マリアのもとを訪れた場面)と、未完の大作?『東方三博士の礼拝』を拝めます。 pic.twitter.com/R5cp9vNjC9
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ちなみにこちらのマリア様、ちょっと無表情かつ冷静過ぎない…? もうちょっと驚いても…。 pic.twitter.com/ETKoQbEGN8
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ほぼ同時期に描かれた、ボッティチェリの『受胎告知』のマリア様なんか、驚きで今にも崩れ落ちそうなのに(笑) pic.twitter.com/7gDRIzm4Ig
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んで、未完の『東方三博士の礼拝』。いくら未完でも、キリストの髪だけは書き上げて欲しかったな…。モヒカンじゃん…(苦笑) pic.twitter.com/VaqGR2Tmwu
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そうそう、うっかり通り過ぎそうですけども、ウフィツィ美術館のU字廊下のアルノ川側からは、いい感じの構図のポンテ・ヴェッキオの写真を撮れるのでお忘れ無く。
ここからヴェッキオ橋の上を通って、川向うのピッティ宮(メディチ家の元住居)まで伸びている「ヴァザーリの回廊」もくっきり♪ pic.twitter.com/D9lEM5MCUX— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 16, 2023
そしてこの部屋には、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品に加え、同じくルネサンス三大巨匠に数えられるミケランジェロの『聖家族』(左)に、ラファエロの『ヒワの聖母』なんかもあって、もうお腹いっぱい過ぎ…。 pic.twitter.com/fdjlmuDGgH
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最後は、盛期ルネサンスのヴェネツィア派を代表する画家、ティツィアーノの『ウルビーノのヴィーナス』。プラド美術館にある『裸のマハ』的な、人間の女性を描いてるのかと思ったら、愛の女神ヴィーナスですってよ…。女神様にしては俗っぽいというか、官能的すぎない?? pic.twitter.com/K32WzJS7Dq
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そんなわけで、1時間半弱かけて、ここウフィツィ美術館を駆け足で巡り、17:20過ぎに退館。そうそう、出口までの最後の数十mがブックストアで、ひたすら本が並んでたんだけど、その中に何故か日本コーナーがあってちょっとほっこり。RAMEN(左下)が一体何の関係があるのかは謎だったけども、笑。 pic.twitter.com/dzY0wer9N7
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ツアー概要
- ツアー名称:フィレンツェ:ウフィツィ美術館の優先チケット (傑作オーディオ アプリ付き)
- 価格:(大人)7,371円~ / (子供)3,535円~ ※6歳未満無料
- 集合時間 / 場所:11:00~16:00 / Piazzale degli Uffizi, 50122 Firenze FI, Italy
- 解散時間 / 場所:所要時間1.5h~1日 / ウフィツィ美術館
- 参加制限:年齢制限なし
- 催行会社:ACCORD Italy Smart Tours
- その他:(オプション)音声ガイド(日本語あり)
フィレンツェ観光の最後はジェラートで締め!ウフィツィ美術館から駅に向かいがてら、そう遠回りにならずにそれなりの評価のお店、ってことで、17:35に「Gelateria La Carraia」に到着。5分くらい並んで、待望の?ジェラートを頂きます。うーん、庶民には普通のアイスとの違いがわからないっす…。 pic.twitter.com/L0RU5zxVOe
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18:00、サンタマリア・ノヴェッラ駅に到着。ゲートとかは追加されてたけど、この斜めのガラスが並んでる感じとか、「冷静と情熱のあいだ」で、順正(竹野内豊)があおい(ケリーチャン)を探してた駅構内のまま!ちょうど映画が始まったばかりの頃、それを観てからここに来たんだよなぁ…。しみじみ。 pic.twitter.com/uaawtmHjcY
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駅構内で、列車の到着を待つ人々。ここまであまりにスムーズに観光できてたから忘れてたけど、イタリアの鉄道は遅延常習犯だったよね、そういえば。この日も電光掲示板には、30-60分の遅延とか欠航とか乱発されてたし(汗)
日帰り観光時にギリギリの鉄道で帰るのは危険だよね、やっぱり。 pic.twitter.com/8dlHC0a9i1— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 16, 2023
運良く、自分が乗車する18:36フィレンツェ発のFrecciarossa (フレッチャロッサ)8524号には遅延がなし♪
あとはこのまま揺られていれば20:08にヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅に到着な訳なんだけど、いかんせん、今朝予約した時点で最上位クラスの1席にしか空席がなく、片道US$118…、涙。 pic.twitter.com/IHHDTWlu4S— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 16, 2023
乗車クラスは、Standard < Premium < Business < Executiveの4クラスに別れてて、今回乗車するのは、全10席しかないExecutiveクラス(汗)
車両に乗り込んだら、ワーキングプレイスとかつって、ディスプレイ付きの個室もあってビビったわ(驚) pic.twitter.com/nE9B7gef9Z— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 16, 2023
ちなみに、食事も付いてる(驚)
ってことで、朝思い立っても、お金さえかければ、ヴェローナから日帰りでフィレンツェを十二分に楽しめることが確認できましたとさ◎
そして、20年ちょい前、フィレンツェで貧乏旅行してた当時の自分にそのうち、お金で解決できるようになるよ、と教えてあげたい(笑) pic.twitter.com/dkIf35XfZj— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 16, 2023
最後に、自分がお金にモノを言わせて楽しんでるのに、家族の皆さんへのお土産が、頼まれてた「Ferrero Rocher(フェレロ・ロシェ)」のチョコだけですみません…。おしまい。 pic.twitter.com/USckdqmTvI
— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) April 16, 2023