ノコノコくらいでかい!?ガラパゴスゾウガメ

2021-11-01

ガラパゴス諸島

2007年9月26日、お昼過ぎ

 

エンカンターダ号を降りた僕らの次の目的地は、そう、ようやくようやく、

ゾウガメ保護区サンタクルス島ハイランド)ヽ(゚∀゚ )ノ

なのだ。

このハイランドという地区は、

ガラパゴス諸島

サンタクルス島のほぼ真ん中に位置する高地で、16世紀~19世紀頃までの間、船乗りや海賊(←一応船乗りか)の貴重なタンパク源として乱獲され、激減してしまったゾウガメが手厚く保護されているエリアらしい。

そんなわけで、プエルトアヨラの街中からバスで北に向うこと40分程で、そのハイランドに到着するわけなんだけれども、いかにも秘境チックな、もやのかった空模様・・・

地球の歩き方曰く、「乾期は晴天が約束され・・・」

 

・・・

 

って、

 

どの変が???(#゚Д゚) ゴルァ!!

 

ガラパゴスに来てから、快晴だったことなんて、ほっとんどないんですけどっヽ(`Д´)ノ

ってか、そもそも、初日からクワンさんが、

(o・ω・o)ノ 「(クワンさん)乾期は、天気が不安定で、こういう快晴の日もあれば(ただし、稀)、雨がふったり、雪が降ったり、・・・」

って言ってたしぃーっ!!!p(`ε´q)ブーブー

まったく、当てにならないガイドブックだよ・・・。といっても、なんだかんだで買ってしまうんですけどね(;¬∀¬)ハハハ…

 

というわけで、唐突ですが、

ガラパゴス諸島

ガラパゴスゾウガメ登場っ。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。

ここに来る途中、道路の脇にゾウガメがのそのそ歩いてたんで、いよいよ野生のガラパゴスゾウガメを見れるんだ!って感激してたら、見れるのなんのって、そこら中にゴロゴロころがってるじゃんか(冒頭写真)w( ̄△ ̄;)wおおっ!

しかも、雲がかった空の下、こんなのが、湿潤な大地をのそのそ徘徊(笑)してるんだから、ほんと、太古の昔を彷彿させずにはいられない!って感じw( ̄△ ̄;)wおおっ!

(まぁ、太古の昔なんて見たことないですけどね( ̄▽ ̄;)アハハ… )

でもって、このガラパゴスゾウガメ、普通に、

ガラパゴス諸島

ノコノコくらいでかいんじゃない!?

って思わせるほど、思いのほかでかいっ!w( ̄△ ̄;)wおおっ!

実際、座ってる状態でも自分の膝以上あるんで(写真左)、立つとまじで、ノコノコくらいあるのかも???

ま、ノコノコほどかわいくないけどね・・・('▽'*) ・・・ァハハ

ちなみに、写真左は、もちろん、ゾウガメを触ってませんからね!ゾウガメの後ろ1mくらいのところで、触ってるように見えるよう撮っただけですので、あしからず。



んで、

ガラパゴス諸島

ガラパゴス諸島

このゾウガメ君、図体がでかいわりには、ガラパゴス諸島で唯一、人を恐れる動物らしい・・・

人が近づいたことを察知すると、意外と敏感に写真左から右のように、首をひっこめて隠れてしまう。クワンさんが言うには、その昔、大量に乱獲されたときの記憶が遺伝子に残っているのだとか。まぁ、遺伝子がどうこうってのは別としても、本とかで見る限りでは、ほんとに異常な程の乱獲(というか殺戮)だったみたいだから無理もないのだろう・・・

ニュートンムックに載ってた、1901年のイザベラ島シエラ・ネグラ火山の写真はさすがにむごすぎたもんね・・・。びっくりするくらいそこら中一面に、殺されたゾウガメの甲羅が散らばっていた・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

って、ちょっと話が暗くなったんで、明るめなマメ知識を書いとくと、このゾウガメ君、首ひっこめて隠れるときに、スターウォーズのダースベーダーみたいな、

ぷしゅー、ぷしゅー

とかいう音を発するんですけどっ!!!まじでそのまんま!ぉお!!(゚ロ゚屮)屮

まさか、ダースベーダーがゾウガメのパクリだったとは・・・(;¬∀¬)ハハハ…

そうそう、ガラパゴスゾウガメといえば、島毎に違った進化を遂げたことが、もちろん有名なわけなんで、ちょっとその辺についても書いときます。以下、(2007年当時の)Wiki抜粋↓

「島毎にそれぞれ亜種が存在し、背甲にドーム型、鞍型、中間型の形状の違いが見られることが、チャールズ・ダーウィンが進化論の着想を得るきっかけのひとつとなった。一般的に餌となる植物の多い場所にはドーム型が、少ないところには低木やサボテン等を食べるため背甲が反り返った鞍型が生息するとされる。」

だそうです(・0・。) ホホ-ッ

ガラパゴス諸島

ガラパゴス諸島

(写真左) ロンサム・ジョージの花嫁候補の一頭、イザベラ島(ウォルフ火山)のゾウガメ。甲羅の形は鞍型。首を高く持ち上げれそうでしょ?

(写真右) ここサンタクルス島のゾウガメ。甲羅の形状はドーム型。

こうやって比べてみると、明らかに形状が違いますよねぇ、生物学者たちが夢中になっちゃうのもわかる気がするわ'`ィ(´∀`∩

ガラパゴス諸島

というわけで、とにもかくにも、チャールズ・ダーウィン研究所の皆さん他、関係者の方々の努力が実り、かつて、ここガラパゴス諸島で繁栄を極めていたときの状態(数万頭いたらしい・・・)に戻る日が、一日でも早くやって来ることを願うのみだね。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。

負けるな、ガラパゴスゾウガメっ!!!゜+.(・∀・).+゜

といっても、いつか、こんなでかい輩達が、足の踏み場もないくらい幅を利かせはじめたら、ガラパゴス諸島はもはや観光どころじゃなくなっちゃうだろうけど・・・('▽'*) ・・・ァハハ



夕方、

ハイランド観光が終わると、いよいよ今日まで3泊4日一緒だった皆ともお別れだ。前にも書いたけど、僕とぶー&フランス人ご夫婦以外は、この後、再びエンカンターダ号に戻り、あと4日間くらいクルーズを続けるのだ。朝の時点では、もう絶対小型船なんて嫌!とかって思ってたけど、やっぱり皆がちょっとうらやましい・・・(o;ω;o)ウゥ・・・

でもって、僕らと入れ替わりで、今晩から新メンバーがエンカンターダ号に加わるみたい。新メンバーとかいうと、なんだかあいのりみたいだけど、そういうお年頃の男女が集まった時には、そんなシチュエーションにもなり得るんだろうな、きっと・:*:・(*///∇///*)・:*:・ .

んで、

ガラパゴス諸島

ガラパゴス諸島

今夜のお宿は、GRAND HOTEL LOBO DEL MAR(グランド・ホテル・ロボ・デル・マル)。エンカンターダ号クルーズ料金に含まれてるホテルだ。グアヤキルのホテルやエンカンターダ号と比べると格段に快適♪

ガラパゴス諸島

ちなみに、場所はというと、プエルトアヨラの船着場から道沿いに西に向って歩いたところにある、TAME航空のオフィスの後ろ(・0・。) ホホ-ッ

夜、

ガラパゴス諸島

日が沈んでくると、プエルトアヨラ港に停泊中の船たちも一斉に灯りをともす。なんとも幻想的な光景だ。そして、あの光の中のどれかに、昨日まで乗っていたエンカンターダ号があるんだなぁって思うと、やっぱりちょっと切ない。・゚・(*ノД`*)・゚・。 シクシク

んで、19時になると、僕らと一緒にエンカンターダ号を降りたフランス人ご夫婦と一緒に夕飯へ。お互い、カタコト英語でのコミュニケーションではあったけど、いろいろ話した。奥さんのマリーさんがこれまたキュートなこと。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。

ちなみに、エンカンターダ号での夕食時にも話題になったことがあったけど、やっぱり外国の人は、日本人の働きバチぶりに一番興味があるみたい。そういや、前にベネズエラのカナイマでも旅人とそんな話になったなぁ・・・。でもって、そんな話題になる度に、

(´・з・`) 「(たく)休暇日数は、会社にもよるけど、年間20日くらいかなぁ?あと夏休みプラス5日とか・・・。ただ、そういう休みを2、3日ずつ分けてとる人が多いと思う。」

みたいなことを言うと、毎回毎回、かるい同情の眼差し・・・(ノ_・。)ヾ(・ω・*)ナデナデ

やっぱり、日本の常識はあくまでジャパンスタンダードであって、世界標準ではないんだよな・・・、とつくづく感じる・・・

ただ、そうやって一生懸命きめ細かく働くからこそ、日本のサービスレベルが高いわけなんで、一概に否定することはできないんだけど、例えば、そのフランス人ご夫婦が言ってたフランスの休暇の話を聞くと、そうはいっても、やっぱり日本はおかしいのかも・・・、と疑問をもちたくなっちゃうのは、正直否めない・・・(; ̄^ ̄)ん~

ちなみに、フランスの場合、

(o・ω・o)ノ 「(フランス人ご夫婦)年間の休みは5週間なんだ。」

∑(゜д゜υ) 「(たく)まじですか?で、その5週間をどうやって分けて休むんですか?夏、冬に分けるんですか?」

(@・Д・@)?? 「(フランス人ご夫婦)ん?いや、いつでも自分の好きなときに取るんだよ。1週間でも2週間でも、5週間だってOKだよ。」

(ノд`@)アイター

僕の質問自体がジャパンスタンダードだったわ・・・ガクッ!!_| ̄|○

なんか、そういうことを考えながら、ガラパゴス最後の夜は更けていったのでした・・・

ガラパゴス諸島

ガラパゴス諸島

(写真左) ちょうどお祭りをやってて、なぜか夜な夜なビーチバレー(ビーチはないけど)みたいなことやって騒いでた!?(〃゜口゜)!?

(写真右) それに併せてか、暴走族みたいな集団が練り歩いてた。まるでスポーツの代表選手の凱旋帰国みたい。

 

つづく