2009年9月22日
今日は、午前中に昨日あっさりとしか観光できなかったスークを散策し、午後15時出発のモロッコ国鉄ONCFに乗って、かの有名な「サハラ砂漠」に旅人が比較的容易に足を踏み入れることができる場所、「メルズーガ」に向う。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
というわけで、さっそく昨日と同様、
ホテルから旧市街メディナに向ってとぼとぼと歩き、
さっそく、フナ広場の北に広がるスークに突入Σ≡≡≡((っ`・Å・)っ ドピューン(写真上)
想像していた程、混沌とした、人が縦横に行き交うような活気溢れるスーク、
とはいえないものの、それでも、迷路のように複雑に入り組んだ路地に一歩足を踏み入れれば、即行で方向感覚が怪しくなってくる(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
そして、(良い意味で)どんな色彩感覚をしてるんだ?と思わずにはいられない程に色彩豊かな品々がこれでもか!って程に積み上げられた商店(写真上)
見てるだけでもワクワクしてくるぜ゜+.(・∀・).+゜
かつて、沿岸の諸都市とサハラ砂漠との交易の中継地として発展したマラケシュ。今と同様、その昔も、世界各国からさまざまな人種の商人や旅人がこの町を訪れ、このスークでモロッコ商人と熱のこもった駆け引きを繰り広げながら、多種多様な品々や情報を自分たちの国へと持ち帰っていたんだろうな(◕ฺ‿ฺ◕✿)(u‿ฺu✿ฺ)ウンウン
というわけで、さっそくうちらも、モロッコの革スリッパ「バブーシュ」購入を目指し、
モロッコ商人との対決をスタート!(#゚Д゚) 気合ダァ!!
ヽ(゚∀゚ )ノ 「(ぶー)このピンクのバブーシュって、おいくらですか?」
(。-`ω´-)ンー「(商人)うーん、これは手作りで刺繍入りだから350DH(5,000円)だな」
(* ̄ー ̄)"b" チッチッチッ「(ぶー)ガーリー、ガーリー(高い、高いよ)」
(。-`ω´-)ンー「(商人)じゃ、いくらなら買うんだ?」
心の探り合いが始まる。
といっても、もちろん僕らは事前にある程度の相場は調べていたので、
(* ̄ー ̄)"b" チッチッチッ「(ぶー)刺繍入りだし、100DH(1,400円)なら買うよ!」
Σ(゚Д゚;エーッ! 「(商人)そんな値段、と、とんでもないっ!!ラストプライスを言え!」
ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ.. 「(ぶー)だから100DHだって言ってるでしょ」
(。-`ω´-)ンー「(商人)じゃ、中間をとって250DHでどうだ?」
ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ.. 「(ぶー)無理。100DH!」
Σ(゚Д゚;エーッ! 「(商人)こっちだって無理だ!じゃ、200DHでどうだ?いいだろ?」
(。-`ω´-)ンー「(ぶー)じゃ、もういいや。他を探します」
といって、お店を出る振りをする僕ら。
もちろん、向こうが僕らを引き止めて、希望の値段を提示してくれることを期待しているわけだが、このまま放置される可能性だってあるわけで、モロッコに限らず、イスラム商人たちの交渉で一番緊張する瞬間だ( ̄□ ̄;)アセアセ.....
ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ「(商人)わ、わかった、100DHで持って行け!」
゜+.(・∀・).+゜ 「(ぶー)本当!?シュクラーン♪(ありがとう♪)」
と、一件落着と思ったらさらに畳み掛ける、強気なわが嫁、ぶー・・・
゜+.(・∀・).+゜ 「(ぶー)あ、これも買うからもうちょっと安くしてぇ♪ この日本製の文房具もあげちゃうからさ!」
どうやってもぐりこませてきたのか、突如としてぶーのカバンから出てきた、色とりどりのボールペンw( ̄△ ̄;)wおおっ!
そうなのだエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
日本製のボールペンはやはり品質が良いらしく、イスラム商人との価格交渉では絶大な効果を発揮するらしいのだ!(◕ฺ‿ฺ◕✿)(u‿ฺu✿ฺ)ウンウン
ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ「(商人)お、日本製か!よしわかった、これも安く売ってやるぞ。そして、このおまけもつけてやる。だからそれをくれ!」
(写真上) 希望価格でバブーシュを勝ち取ったぶーヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ
エジプトのときもそうだったけど、買ったモノよりも、この価格交渉自体が楽しかったりするんだよねぇ、こういうのってさ(。→ˇܫˇ←。)ププッ
(写真左) スークのだいぶ奥まで行くと、ほとんど観光客はいなくなり、売り物も観光客向けのお土産から生活用品に様変わり。
ただ、こんな奥まで来ちゃうと、ちゃんと帰れるかが何だか不安になってくるわけで・・・(;¬∀¬)ハハハ…
と、せっかくここまで来たのだから本気でこの迷宮都市で迷子になってやろう!っという心意気が内から沸いてこない自分が、我ながら情けない・・・草食系過ぎ(o;ω;o)ウゥ・・・
そんなこんなで、スーク観光を終えてホテルに帰ったものの、電車が出発する15時まではまだ時間があったので、ホテルのスパにて、
本場の「ハマム」とアカスリにチャレンジ♪(写真上)
ハマムというのは、アラブ式スチームバスのことで、蒸し風呂状態の小部屋で体を温めた後、モロッコ人女性に「ブラックソープ」と呼ばれるペースト状の高級石鹸で全身を洗ってもらって、アカスリ!!!―(#゚Д゚)=○)`Д)、;'.!!!!!!
よくもまぁ、こうもボロボロボロボロと出てくること、黒いのがさぁ(;¬∀¬)ハハハ…
でもって、最後はモロッコ特産のアルガンオイルを使ったオイルマッサージで締め♪
極楽やわ~ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ
というわけで、体もすっきりピカピカになった午後2時過ぎ、新市街にある、
マラケシュ鉄道駅に向ってレッツゴー≡≡≡ヘ(o゚Д゚o)ノイッテキマァァーーーース!!!!(写真上)
ちなみに、通常、バックパッカーがマラケシュからモロッコの東の果て、メルズーガに行く場合、
●案1
・8:30 エルラシジア行きCTMバスにてマラケシュを出発し、17:30 エルラシジア着。
・18:00 リッサニ行き民営バスにてエルラシジアを出発し、20:30 リッサニ着
・リッサニからグランドタクシーにてメルズーガへ
●案2
・15:30 リッサニ行き民営バスにてマラケシュを出発し、翌日5:00 リッサニ着
・リッサニからグランドタクシーにてメルズーガへ
のいずれかのバスを使った手段が主流だと思うが(時間は当時)、わずか1日半しかマラケシュを滞在できない僕らには、観光時間を削ってまで民営バスのチケットを買いに行く時間も惜しかったし、そもそも事前予約ができない時点で、スケジュールにゆとりのないうちらには不確定要素が大きく、不可((-ω-。)(。-ω-))フルフル
なので、ホテルを通じて事前予約で出来た、モロッコ国鉄ONCFを使ってメルズーガを目指すことにしていた。
といっても、
途中のメクネスからは、結局、ONCFと一緒に予約できる(下部組織?)、Supratours(スープラ・トュール)という夜行バスに乗ってメルズーガに行かなきゃいけないのだが・・・
(写真上) 最近出来たのであろう、随分と綺麗で立派なマラケシュの鉄道駅。
(写真上) 列車のプラットフォームって、旅情を誘うっていうか、なーんか良いよねぇ~。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
と、ワクワクしながら二等車両に乗り込む♪
って、
ィャァ━━━━((>皿<))━━━━━!!!
少しも座れるスペースないじゃんかよ!!!Σ(゚Д゚;エーッ!(写真上)
まさか、これからメクネスまでの6、7時間、ずっと立ちっぱなしですか・・・
はした金ケチんないで、一等車両にすればよかった_| ̄|○ガクッ!!
(写真上) 荷物置き場に空きができるや否や、腰を掛けるぶー。さすがにこの先まだ数時間以上もあることを考えると、こうでもしてなんとか座らないとキツイよね・・・
んで、最初のいくつかの駅を通過したときにふと気がついた。
「なんで、駅に着いても放送の類が一切無いの???アワワ (。Д°;三;゜Д°) アワワ」
なんと、駅の看板を見ないと、今どこに着いたのかまったくわからないのだ!
しかも、カサブランカを超えた辺りから周囲も暗くなり、ろくに照明もついてない看板の文字はほとんど見えなくなってきたからさぁ大変・・・
ちゃんとメクネスの駅で降りれるんだろうか・・・
ものすごい基本的過ぎる悩みなんですけど('▽'*) ・・・ァハハ
なので、
(;´д`)「(たく)すみません、メクネスについたら教えてくれませんか?」
と周囲の乗客の皆さんにお願いしたところ、
(´・ノω・`)コッソリ「(乗客たち)メクネスには、アミール駅(Amir)の他に中央駅(Gare de Meknes)もあるけど、どっちで降りたいんだ?」
㍗!!!∑(゜Д゜ノ)ノ 「(たく)えっ!そうなんですか!?」
不意を突かれて一瞬たじろいだが、Supratoursの切符をよく見てみると、『Depart : MEKNES AL AMIR』の記載があったことに気づく。
ヽ(゚∀゚ )ノ 「(たく)アミール駅です!そこからSupratoursの夜行バスに乗るんです!」
すると、
( ̄へ ̄|||) 「(乗客A)うーん、アミール駅にCTMのバスターミナルなんてあったっけ?」
(●´・ω・)a「(乗客B)だね、そんなのはなかったような・・・」
と何やら不穏な空気が漂い始める・・・
(;´д`)「(たく)ま、まじですか・・・。でも、とにかく切符に書いてあるし、降りてみます」
22時過ぎ、不安が最高潮に達したところでメクネス・アミール駅に到着した。
到着時間が1時間も遅れてしまったこともあって、とにかく焦る僕らは、
ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ「(たく)駅員さん、CTMのバスターミナルはどっちですか?」
と、アミール駅の係員をまくし立てるアワワ (。Д°;三;゜Д°) アワワ
(。-`ω´-)ンー「(駅員)CTMのバスターミナル?ここじゃない、隣の中央駅だ」
ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!
(#゚Д゚) ゴルァ!!「(たく)はぁ!?何言ってんの、この切符にアミール駅って書いてるじゃん」
(。-`ω´-)ンー「(駅員)それは単に切符の印刷ミスだ」
( ゚д゚)ポカーン・・・
って、
(#゚Д゚) ゴルァ!! 「どんだけ致命的なミスなんだよっ!」
ってか、もうどうして、いっつもこうなるのっ!!!もうメルズーガ行けないじゃん。・゚・(*ノД`*)・゚・。 シクシク
と、半べそかきそうになりつつも、死に物狂いでタクシーを捕まえ、
なんとかメクネス中央駅に到着すると(写真左)、さすがに電車の遅延にあわせてバスの出発時間も遅くなってくれてたようで、駅に隣接するSupratoursのバスターミナルはまだ旅人たちの出入りが慌しい(写真右)
ヾ(*´∀`*)ノ゛「(たく)良かった!間に合った!ぶー、メルズーガに行けそうだよ!!」
喜び勇んでバスターミナルにて座席を割り振ってもらい、
夜行バスに乗り込む。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚(写真上)
(@・Д・@)??
ほとんど満席の車内・・・
σ(・ω・*)ンート…「(たく)すみません、そこって僕らの席なんですけど」
凸(▼皿▼)「(モロッコ男)いや、我々家族の席だ」
σ(・ω・*)ンート…「(たく)え? ちょっとチケット見せてくださいよ」
凸(▼皿▼)「(モロッコ男)チケットは無い。買ってない!」
(#゚Д゚) ゴルァ!!「(たく)はぁ!?だったら買ってこいよ!!」
凸(▼皿▼)「(モロッコ男)今買いに行ったら、お前らにこの席をとられるだろうが!」
(#゚Д゚) ゴルァ!!「(たく)お前らにとられるって、ここは俺らの席だろボケっ!!!」
凸(▼皿▼)「(モロッコ男)とにかく無理だ。お前らはそこの通路にでも座っとけ!」
(╬◣д◢)ァァン?
(#゚Д゚) ゴルァ!!「(たく)はぁ!?ふざけんじゃねぇーよ!お前がガキと一緒に通路に座っとけや!!!」
と、怒り心頭で日本語でどなり散らすっ!!!ヽ(`Д´)ノ ウザッ
おかげで、バスの乗客たちを超ドン引きさせちまったじゃねぇかよ・・・(;¬∀¬)ハハハ…
まったく、さすがはエジプト人、インド人に並んで、
世界三大うざい人種ヽ(`ε´*)ノブーブー!!
って呼ばれてるだけあるよ、モロッコ人はさっ!!!
つづく(#゚Д゚) ゴルァ!!