2009年9月23日早朝
昨晩のモロッコ人家族との一件は、呆れ果てたバスの運転手さんが、他の乗客たちの座席を調整してくれたおかげで収拾がつき、ぶー共々夜行バスに乗り込むことができた(まぁ、チケット持ってるんで当たり前だけど(;¬∀¬)ハハハ… )
でもって、早朝7時過ぎ、
無事、サハラ砂漠の西北端にあるシェビ大砂丘に隣接する村、
メルズーガに到着。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
そこから、あらかじめお願いしていたグランドタクシーにピックアップされること15分程で、さらにこじんまりとした村ハッシ・ラビアド(Hassi Labiad) にあるお宿「Wilderness Lodge」にやってきたヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ (写真上)
で、
何故ゆえにこのお宿?かというと、僕がいつも参考にさせてもらっているHP「ゆるり地球道」のマサさんがここは居心地が良いとおっしゃっていたことと、こんな辺境の地(失礼!)にもかかわらず、日本人のノリコさんがやりくりされていると聞いたから!!
なので、事前に日本語でメールのやり取りができるは、和食まで食べれるというなんとも好条件のお宿なのだΣ(゚ロ゚屮)屮ぉお!!
ちなみに、「ゆるり地球道」のマサさんとの思い出はこちらから↓
-
世界のどこかで、また、会いましょう!!!
2007年8月30日(日本時間) (当時のホームページで相互リンクさせていただいていた)「ゆるり地球道(ち ...
というわけで、本日参加予定のラクダツアー(ラクダに乗ってサハラ砂漠のシェビ砂丘を目指す1泊2日ツアー)は夕方出発なので、まずはシャワーに入って英気を養う(写真上)
(写真左)何もない、がらーんとした街並み・・・。ここもあと数年もすれば観光客マネーで栄えてたりするのかもしれないね、認知度アップ中みたいだし(・0・。) ホホ-ッ
(写真右)Wilderness Lodgeの屋上からの眺め。つーか、すぐそこに普通に砂丘が見えてるし( ̄□ ̄;)アセアセ.....
どんだけサハラ砂漠に近いんだよ('▽'*) ・・・ァハハ
昼飯を調達しようと、Wilderness Lodgeに程近い、
スーパー(?)に入ってみると、さすがに残念な、というか、予想通りの品揃え・・・(写真上)
しかも、地元の子供たちが食い入るように見てる、そのお店備え付けのテレビで放映中の番組も、
まるで二、三十年前のカンフードラマのようなオーラを出してるしで(って、見たことないけど( ´,_ゝ`)プッ)、さすがに偏狭に地に来たんだなぁ、としみじみしてくる。
が、
にもかかわらずっ!!!Σ(゚ロ゚屮)屮ぉお!!
店内には、インターネット閲覧用のパソコンが2台も置いてあって、しかも、WiFi接続まで可能だというのだっ!!!Σ(゚Д゚;エーッ! ・・・
IT環境とその他の環境のギャップがすごすぎるんですけど…
まさに、「リープフロッグ(蛙飛び)」(・ω・;A)フキフキ
でもって関心なのは、ここの、小学校高学年くらいのお兄ちゃん。店番はもちろんのこと、うちらが注文したサンドイッチを作ってくれるは、店のパソコンの修理的なこともやってるわで(写真右奥)、一人何役なんだよってな感じ。えらいねぇ~。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
そんなこんなで、宿に戻ると、どうやら今宵の僕らのお供がやってきたらしい↓
('▽'*) ・・・ァハハ
なんか、めーっちゃやる気なさそうなんですけど、このラクダ君(;¬∀¬)ハハハ…
ってか、後ろ足の折り方がおちゃめ過ぎだし(。→ˇܫˇ←。)ププッ
んで、さっそく、その辺で買ったターバンをベルベル人風に頭に巻き、ラクダに跨ると、
うわっ!!!アワワ (。Д°;三;゜Д°) アワワ
突然、ラクダが後肢から一気に立ち上がるんで、
相当前のめりになって、いきなり落馬(?)しそうになったけども、無事に出発準備も完了し、ヨースケ君、マミコちゃん、アキちゃん&うちらの日本人5名による1泊2日ラクダツアーがスタート。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚(写真上)
にしても、視線が思いのほか高くてびっくりだよ。写真を見る限り、高さ4mはありそうだもんねw( ̄△ ̄;)wおおっ!
でもって、本日のガイド(兼ラクダ引き)は、地味にこの宿の主でもあるらしい、
オマル君(OMAR)29歳(写真上先頭)
何カ国もの言葉を操るユーモア溢れるこのオマル君は、基本、僕らには英語で話しかけてくるんだけども、随所随所、絶妙なタイミングで、
( ̄ー ̄)「(オマル君)あー、そーなんだー」
( ̄ー ̄)「(オマル君)ラクダは、楽だ」
( ̄ー ̄)「(オマル君)ベルベル男子は、女子に make やらしい」
等といった、洒落っ気のある(?)日本語で場の雰囲気を盛り上げてくれるナイスガイ♪ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ
特に、変な日本語を覚えたての外国人っていうのは、それを言ったらおもしろがられるだろうと、言ったそばからニヤニヤしてるものだが、そういう意味だと、このオマル君は完全にその上を行っていると言える(◕‿◕✿)(u‿u✿)ウンウン
何せ、わざとすまし顔でおもしろいことを言おうとしているのだ(。→ˇܫˇ←。)ププッ
と、オマル君の日本語に関心していると、
キタキタキタキタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━ !!!!!!!
美しい風紋と共に、サハラ砂漠最西端の大砂丘、
シェビ砂丘の真っ只中に早くも突入ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃(写真上)
ところどころに、草木が生えてたり、人やラクダの足跡がわんさかついてたりで、絵的に微妙な場所もあるけども、そんな一部の場所を除けば、
w( ̄△ ̄;)wおおっ!
もう360度に渡って、砂と空しかない絶景が広がっているのだヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ
そして、こんなところでウ●コでもしたくなっちまったら、みんなの注目を浴びながら、その辺の砂丘の陰でコソコソ、野●ソしなきゃいけなくなるんだろうな・・・(要した時間なんて計られちゃったりして、笑)、等とちょっと緊張しながらラクダに揺られること1時間で、
サンセットの時間がやってきた゜+.(・∀・).+゜ (写真上)
゚+.(◕∀◕)゚+. わぁ♪
砂漠での夕日鑑賞、なんて絵になるんだべ(◕‿◕✿)(u‿u✿)ウンウン(写真上)
んで、日も沈み、あたりも薄暗くなったところで再出発。
オマル君がいるから全然不安にならないけど、もし、こんなところで普通に自分とラクダしかいなかったとしたら、もう確実に、死を覚悟するんだろうな、マジで・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
そんなわけで、今宵の宿泊地である、ノマド(遊牧民)のテントが散見される砂丘の麓に到着。ラクダをその辺につないで休ませた後、オマル君に連れられ、目の前にある高さ100mは優に超えるだろう大砂丘を登ることになったエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
途中、アキちゃんがビーチサンダルで歩きづらそうにしていると、突然オマル君が、
( ̄ー ̄)「(オマル君)ビーチサンダルはここに埋めておこう」
Σ(゚Д゚;エーッ!
驚く日本人一同をよそに、何の目印らしきものも見当たらない砂の中にビーチサンダルを埋めてしまったオマル君エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
ヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ「(アキちゃん)オマル、見つからなかったら困るよー」
( ̄ー ̄)「(オマル君)あー、そーなんですねー」
そーなんですねー、っておいヾ(・ω・o) ォィォィ
( ̄ー ̄)「(オマル君)ベルベル人には『ベルベルGPS』があるから No problem」
ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ「(日本人一同)ベルベルGPSって、マジかよ・・・」
( ̄ー ̄)「(オマル君)コムサ、コムサ」
(@・Д・@)??「(日本人一同)え、何!? コムサ、コムサって???」
( ̄ー ̄)「(オマル君)コムサ、コムサ」
と、テンぱる日本人一同を見て楽しんでいるかのようなオマル君と一緒に、1時間以上もかけて、砂に足をとられながらも急な大砂丘の斜面をよじ上り(こりゃ、翌朝筋肉痛だわ('▽'*) ・・・ァハハ)、
煌々と輝く月によって薄っすらとその輪郭を垣間見る事のできる、風切り音以外に一切の音の無い静寂な砂丘の頂で一休み゜+.(・∀・).+゜
( ̄ー ̄)「(オマル君)ラクダは、肉にもなるし薬にもなる。そして、ヘビやサソリが近づいてきたらその居所までわかる。そして、砂漠もいろんなことを教えてくれる。ラクダありがとう、サバクありがとうだ」
なんか、ふざけた兄ちゃんかと思いきや、シリアスなことも言えちゃうのね(・0・。) ホホ-ッ
と、オマル君の意外な一面に感心しながら砂丘散策を終えて麓に戻ってくると、
今晩の夕食が用意されていた(写真上)
そして、ミントティーや、野菜タジン(のようなもの?)を食べながら、オマル君のジョークに笑っていると、
( ̄ー ̄)「(オマル君)よし、それじゃ今から『ベルベルクイズ』をやるぞ」
まったく・・・、
何でも『ベルベル』ってつければ良いと思ってるんだから・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ..
( ̄ー ̄)「(オマル君)第1問: ラクダと冷蔵庫がある。どうやったら、3回のアクションで、そのラクダを冷蔵庫に入れられるか?」
ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ「(日本人一同)え、3回限定なの?」
( ̄ー ̄)「(オマル君)そう」
(-ω-;)ウーン・・・
( ̄ー ̄)「(オマル君)はい、時間切れ。答えは、①冷蔵庫を開ける → ②冷蔵庫にラクダを入れる → ③冷蔵庫を閉める、の3アクション」
Σ(゚Д゚;エーッ! 「(日本人一同)えぇー、そんなこと???」
難しく考えすぎな日本人一同、見事に撃沈(;¬∀¬)ハハハ…
( ̄ー ̄)「(オマル君)第2問: 今度は、どうやったら、4回のアクションで、ゾウを冷蔵庫に入れられるか?」
ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ「(日本人一同)ゾウの入る冷蔵庫なんてあるの?」
と、とんち的なクイズにもかかわらずひどく現実的な日本人・・・
( ̄ー ̄)「(オマル君)入るよ」
(-ω-;)ウーン
( ̄ー ̄)「(オマル君)はい、またも時間切れ。答えは、①冷蔵庫を開ける → ②ラクダを出す → ③ゾウを入れる → ④冷蔵庫を閉める、の4アクション」
(#゚Д゚)ゴルァ!「(日本人一同)って、続いてんのかよっ!」
( ̄ー ̄)「(オマル君)第3問」
(#゚Д゚) ゴルァ!!「(日本人一同)まだあんのかよ!絶対正解してやる!」
( ̄ー ̄)「(オマル君)湖で、そこら中の動物たちが水を飲んでいる。いないのはどの動物?」
(#゚Д゚) ゴルァ!!「(日本人一同)絶対、これもさっきの質問とつながってるんだよ!」
(#゚Д゚) ゴルァ!!「(日本人一同)だね、それじゃ答えは、ゾウだ!!!」
( ̄ー ̄)「(オマル君)理由は?」
(#゚Д゚) ゴルァ!!「(日本人一同)今、冷蔵庫の中だから!」
( ̄ー ̄)「(オマル君)コムサ、コムサ」
(#゚Д゚) ゴルァ!!「(日本人一同)だから、コムサ、コムサってなんなんだよ!!!」
にしても、うちらを巧みにからかうオマル君は、なんとも楽しそうだ(◕‿◕✿)(u‿u✿)ウンウン(写真上)
ちなみに、『コムサ、コムサ』は、フランス語で、『まぁまぁ、ぼちぼち』って意味だったみたい( ´,_ゝ`)プッ(帰国後に知りました('▽'*) ・・・ァハハ )
その後も、おかしなオマル語を連呼するオマル君のおかげで楽しい会話が続いたと思ったら、今度は、
( ̄ー ̄)「(オマル君)砂漠を散歩しましょー at night」
と言って突然立ち上がり、真っ暗闇の中、月明りだけが頼りの散歩が始まった(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
どんだけ自由人なんだよ、オマル君は・・・。しかもat nightだけ英語だし・・・。
ただ、「散歩」といっても、冷んやりした砂漠の上にみんなで寝転んで流れ星を待つだけ、とまったりとしたもの゜+.(・∀・).+゜
ちなみに、満天の星空という意味だと、個人的には、アメリカの国立公園とかで見る星空の方がずっと満天だと思う。確かにありがたさ(?)はサハラ砂漠なんだろうけど、いかんせん、アメリカの国立公園と比べれば埃っぽいでしょ、空が。だって砂漠だし・・・。
と周囲の感激の声をよそに、多少覚めた目で夜空を眺めていると、またしても自由人オマル君は突如立ち上がり、アキちゃんを拉致して走り出すΣ≡≡≡((っ`・Å・)っ ドピューン
ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ「(日本人一同)えっ!?えっ!?今度は何なの???」
わけもわからずオマル君を追って、ラクダのウ●コまみれの砂漠を裸足で走る日本人一同(;¬∀¬)ハハハ…
そして、小さな砂丘の峰でようやく追いついたと思ったら、その麓にある、オマル君の知人宅と思しきノマドのテントめがけて一気に砂丘を駆け下りるオマル君・・・
('▽'*) ・・・ァハハ 「(日本人一同)この砂丘を下りてまた上ってくるのって、体力的にちょっと無理じゃね・・・。うちらはここで待ってよっか・・・」
・・・
十数分間の静寂が続く・・・
すると、
( ̄ー ̄)「(オマル君)ポッポッポー、ハァートポッポー」
突如として砂漠に鳴り響く、オマル君の歌声Σ(゚Д゚;エーッ!
エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ? 「(日本人一同)今のってオマル君?」
( ゚ Д ゚!)・・・・マヂカッァァァ 「(日本人一同)しかも何故に鳩ポッポ!?」
どうやらオマル君は、そのテント内で酒を飲んでたらしく、激しく上機嫌。
( ̄ー ̄)「(オマル君)マーメガホッシイーカ、ソーラ・・・」
鳴り止むことの無いオマル君の歌声・・・
アワワ (。Д°;三;゜Д°) アワワ「(日本人一同)オマールっ!帰ってこぉーーい!!」
まったく、頼むよガイドさんよ・・・(まぁ、おもしろいからいいけど)( ´,_ゝ`)プッ
というわけで、なんとかオマル君を連れて帰り、
風除けのためにノマドのテントとテントの間に毛布を敷いて(もちろん、テント内でも寝れるけど)、贅沢にも、サハラ砂漠の星空を見ながらの就寝(写真上)
今晩はコンタクトしたまま寝ることにしよーっと♪ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ
つづく。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚