2001年12月5日(入場(入国?)方法は、2024年4月時点の情報を追加)
今日は朝っぱらから地下鉄A線に乗り込んで、テルミニ(Termini)駅から6駅目の、オッタヴィアーノ(Ottaviano)駅へ。
んで、どこに行くかってもちろん、オッタヴィアーノ駅から徒歩10分程の場所になって、かのローマ法王が統治するカトリックの総本山であり、かつその国土全域が世界遺産として登録されている、
バチカン市国!!!
ちなみに、バチカン市国(バチカンしこく)といえばよく、世界最小の主権国家(世界第194位)とかって言われてるわけですが、地図(衛星写真)で見るとこんな感じ ↓
面積は0.44km2しかなく、入口は、東側の円形の広場「サンピエトロ広場」と北側の「バチカン美術館」の2個所(後述)。
そして、その0.44km2というのがどれくらい小さいかについて、よく東京ディズニーランドや東京ディズニーシーなんかと比較されるわけですが、実際に比較してみるとこんな感じ ↓
比較対象 | 面積 | バチカン 市国比 |
---|---|---|
バチカン市国 | 0.44 km2 (*) | 1.0倍 |
東京ディズニーランド | 0.51 km2 | 1.16倍 |
東京ディズニーシー | 0.49 km2 | 1.11倍 |
東京ドーム | 0.047 km2 | 0.11倍 |
モナコ公国 | 2.0 km2 (*) | 4.55倍 |
* CIA(アメリカ中央情報局)Webサイト「The World Factbook - World」による
というわけで、面積的には、バチカン市国は、世界で2番目に小さな国、モナコ公国の約1/5、更には、国どころか、東京ディズニーランド&東京ディズニーシーにだって完敗だったりする…(汗)
ちなみに、世界の国数は、定義によってまちまちなようで、上の世界第194位とかは、ある定義では、ということになるみたい(非独立国家等?も含めると世界第244位?)
豆知識① - 世界の国数
- 国連加盟国:193ヵ国
- 国際的に多くのの国から承認された国家:194ヵ国(国連加盟国+バチカン市国)
- 日本(外務省)の定義による国家:196ヵ国(日本が承認済みの国195ヵ国+日本)
- ISO 3166により定義された国と地域:249ヵ国
・国際的に多くのの国から承認された国家:194ヶ国
・国際的に多くの国から承認されていない国家:12地域
・海外領土・自治領:50の地域
というわけで、本題に戻って、サン・ピエトロ広場に到着すると、
w( ̄△ ̄;)wおおっ!
サン・ピエトロ大聖堂だぁ!!!
ローマ法王に会えるかなぁ♪
ちなみに、一般人が入れるのは、
サン・ピエトロ広場(写真上)とサン・ピエトロ大聖堂、そして、システィーナ礼拝堂で有名なバチカン美術館だけみたい。
(写真上) サン・ピエトロ広場周囲の半円型回廊に立ち並ぶドーリア式列柱。
でもって、おかしな制服姿のスイス人衛兵による荷物チェックを受けて、さっそく中に入ると、
キタ━━━━━━(◕ฺ∀◕)━━━━━━ !!!!!
さっすが、カトリックの総本山!!!
朝早くて人もまばらなせいなのか、
めっちゃくちゃ荘厳なんですけど!!!
そして、内装もハンパじゃなくすごいっ!!!
ラファエロにミケランジェロにと、大物が再建に携わっただけあるっ!!
(写真左) 大聖堂内に入って右側すぐのところに、違和感なく普通に置かれてる、ミケランジェロの大作「ピエタ」
豆知識② - ピエタ
- 「ピエタ」とは、亡くなって十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリアの彫刻や絵画のこと。
- 表記は、イタリア語で「Pietà」、哀れみ、慈悲などの意
- ミケランジェロ以外にも、ボッティチェリ他、世界中の芸術家によって多くのピエタが製作されている。
そして、
中央の大クーポラの大きさ&装飾の美しさはため息もの (人´∀`).☆.。.:*・(写真上)
でもって、今度は、このクーポラの頂上を目指すべく、階段を登り、
大クーポラ直下の回廊をひたすら歩けば、まずサン・ピエトロ大聖堂の屋上に到着する。
(写真左) 屋上から見た大クーポラ
(写真右) サン・ピエトロ広場を望むように、屋上に立ち並ぶ聖人像達。後姿の出来はちょいと手抜き工事っぽい(苦笑)
そして、
さらに二重になってる大クーポラ内側の斜め&狭い通路をよじ登って(写真上)、大クーポラの頂上まで到達すると、
キタガヤキタガヤー(゚∀゚≡゚∀゚)キチャッタガネー!(名古屋風)
うんうん、こりゃ確かにすばらしい光景だわw( ̄△ ̄;)wおおっ!
サン・ピエトロ広場とそれを取り囲む回廊に、ローマ中心方向に向って一直線に伸びるコンチリアツィオーネ通り「和解の道」!!
まさに、
カトリック総本山の荘厳さ=プライスレス(_≧Д≦)ノ彡
と、大満足でサン・ピエトロ大聖堂を観光し終えたあとは、そこからちょいと北へ歩いたところにあるバチカン美術館へ。
が、
個人的にはちょっぴりイマイチ・・・
実際には、本物のミイラを見たのも初めてだったし、ミケランジェロの「最後の審判」がどーんと存在感を示すシスティーナ礼拝堂だって感動ものだったはずなんだけども、いかんせん、ヨーロッパに来てからというもの、宗教画やら彫刻やらあまりに芸術作品を目にしすぎてしまって、正直お腹一杯状態でして…(苦笑)
ま、キリスト教についてちょっと勉強して、いつかもう一度リベンジを果たしに行こうっと。
※上述の通り、当時の自身の観光ルートは、サン・ピエトロ広場からバチカン市国に入って、サン・ピエトロ大聖堂を観光し、その後、一旦バチカン市国を出てから北側のバチカン美術館に入場する、というルートでしたが、今は物凄く長蛇の列ができていて、時間を浪費してしまうようです!
豆知識③ - バチカン市国の入場ルート
-
- バチカン市国の入場口は、「サン・ピエトロ大聖堂入口」と「バチカン美術館入口」の2箇所。いずれの入口も長蛇の列で、1時間以上並ぶ必要あり。
- 「サン・ピエトロ大聖堂」からの入場の場合、システィーナ礼拝堂のある「バチカン美術館」に行くには、一旦バチカン市国から出て、再度並んで、「バチカン美術館入口」から再入場する必要があるが、「バチカン美術館」からの入場の場合、その出口はそのままサン・ピエトロ大聖堂に繋がっており、長蛇の列に2度並ぶ必要が無い。
- バチカン美術館への優先入場券付きのツアーを事前予約しておけば(数か月前の予約がマスト!!)、長蛇の列を回避しながら、「バチカン美術館(システィーナ礼拝堂)」と「サン・ピエトロ大聖堂」を効率よく観光できる(ただし、ピークシーズン中は、優先入場券をもってしても、保安検査で最大30分程待つ場合があるそうなのでご注意を)
ツアー概要
-
- ツアー名称:バチカン:美術館とシスティーナ礼拝堂の入場チケット
- 価格:(大人)5,242円~ / (子供 7~18歳)3,382円~
- 集合時間 / 場所:8:00~16:30 / バチカン美術館入口
- 参加制限:6歳以上(入場時、要パスポート提示)
- 催行会社:GetYourGuide Tours & Tickets GmbH
- その他:バチカン美術館へのチケット優先入場 / カード決済可 / 日本語・英語他多数
んでもって、お次は、
アン王女とジョーたちが大乱闘(?)を繰り広げたサンタンジェロ城へ。
天使の彫刻で飾られたサンタンジェロ橋から望むサンタンジェロ城、ったら、中々絵になるじゃんっ!!
というわけで、
ラファエロも眠る、万神殿パンテオン(写真左)と大道芸人が幅を利かせるナヴォーナ広場(写真右)をチラ見した後、実に3日連続となるオステリア・ルチアーノで夕飯を食べて、この日の観光は終了とあいなりましたとさ。
つづく