花の都、疑心暗鬼の夜(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

2021-12-05

フィレンツェ

2001年11月29日、夜・・・

 

花の都、フィレンツェに到着した頃にはすでに真っ暗だった。

そんなわけなので、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着するや否や、何はともあれ、ピサからの列車の中で地球の歩き方を眺めながら目星をつけておいたホテルに行ってみることに≡≡≡ヘ(o゚Д゚o)ノイッテキマァァーーーース!!!!

が、

まさかの、

全敗っΣ(゜Д゜lll)エッ!?

さすがは世界的な観光地・・・、夜なんかに到着しちゃだめなのね。・゚・(*ノД`*)・゚・。 シクシク

とはいっても、いじけていればいるほど状況は悪くなる一方なので、とりあえず重いバックパックを駅の荷物預かり所に預けて、再度ホテル探しの旅へ出ることに。

荷物がなくなり、身軽になったおかげで、アグレッシブにいろんなホテルにアタックしやすくはなったものの、意外と観光シーズンなのかいつものことなのか、駅近辺には、なっかなか合格点がでるようなホテルがみつからないアワワ (。Д°;三;゜Д°) アワワ

夜が更けていくにつれ、どんどん心の焦りが顕著になる・・・

不安過ぎ・・・

と、その時っ!

フィレンツェ

70,000リラ(約5,500円)と、当時の自分的にはちょっと高めとはいえ、ようやく、それらしいホテルが見つかった
(人´∀`).☆.。.:*・

んで、さっそく、カウンターのおばちゃんに、バックパックを駅から持ってくるから、部屋を押さえといてほしい旨を伝えると、

(o・ω・o)ノ 「(おばちゃん)んじゃ、とりあえず70,000リラ払ってって。それで、こっちで必要な書類を書くから、パスポートを置いていって」

が、

70,000リラはまだしも、パスポート置いていくのは不安だな・・・(-公- ;)ウーン

今朝のニセ警官の例もあるし・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

というわけで、お金だけ払って、パスポートが必要な書類は後で帰ってきてからお願いすることにして、駅へと急いだ((((○゜ε゜○)ノ

・・・

( ゚д゚)ハッ!  

やべぇ・・・、領収書もらってないじゃん・・・(((( ;゚д゚)))アワワワワ

ホテル戻ったらまた払えって言われたらどうしよう・・・( ̄□ ̄;)アセアセ.....

と、立ち止まり、急いでホテルに戻ろうかと考えたが、ただでさえ、おばちゃんを不信に思ってパスポートを預けなかったって言うのに、このタイミングで領収書よこせ、なんて言ったらギクシャクするにも程があるんですけど・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

んー、我ながらイタリア人不信&疑心暗鬼がひどすぎる・・・

 

数十分後・・・

 

結局、おばちゃんは少しも怪しい輩ではなく(当たり前だけど、苦笑)、ホテルに帰ればもちろん普通にチェックイン(・∀・)♬♬

寝床の確保が成功すると、貧乏性の自分の頭は一気に観光に切り替わるわけで、高台にあるミケランジェロ広場に行って、夜のフィレンツェの街並みを眺めることにした。

ただ、ミケランジェロ広場の方向に勇んで歩き出したのも束の間、辺りが随分と暗いことに気づく・・・。

と、とてもじゃないけど、パスポート&財布等貴重品フル装備で一人ふらふら夜道をふらつく気分になれないわ・・・、ってことで、一旦部屋に帰って、荷物をぜーんぶ置いてくる事にした。

ほんと、その時の心境ときたら、

く、来るならこいだけど、死なない程度にお手柔らかに・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

とか、

そこの草むらに誰か隠れてたら完全に逃げ場を失うな・・・ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

等と、イタリア人に対しする過剰な程の疑心暗鬼で心がいっぱいでしたよ(苦笑)

でもって、それでもまぁ、なんとか無事にミケランジェロ広場まで歩いていくと、

フィレンツェ

w( ̄△ ̄;)wおおっ!

でも・・・

悪くはないんだけねぇ・・・、いかんせん光の量が少なすぎ・・・。

命の危険を感じてまでくるような場所ではなかったかね('▽'*) ・・・ァハハ

フィレンツェ

だーれもいない暗い公園だと、ダビデ像(コピー)のポーズもまじでなんだか切なそうだし・・・

でもでも、あんまりだった夜のミケランジェロ広場にちょいと打ちひしがれつつも、ホテルへの帰り道に目の当たりにした、

フィレンツェ

花の聖母教会ドゥオーモにはもちろん感動(人´∀`).☆.。.:*・おおーっ!!!

明日の昼の姿が超楽しみっ!!!。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。

最初からこれだけ見てぱっぱと寝とけば、こんな不要な疑心暗鬼に襲われることもなかったかも・・・(;¬∀¬)ハハハ…

 

翌朝、

2001年11月30日

この日は、丸一日、花の都フィレンツェ観光。なので、ほんとは一目散にドゥオーモ広場へと直行したいところだったけども、昨晩みたいにホテル探しに四苦八苦しないように、まずは明日の目的地、ヴェネツィアのホテルを予約することにした。

トゥルルー、トゥルルー、

゜+.(・∀・).+゜ 「(ホテルの女の子)Pronto?(もしもし)」

(((( ;゚Д゚)))ガクブル「(たく)ハロー、明日の夜、そちらに泊まりたいんですけど・・・」

゜+.(・∀・).+゜ 「(ホテルの女の子)OK!●△※~!!チャオチャオチャオー!!!」

ガチャッ!

w( ̄△ ̄;)wおおっ!

なんだか超かわい子ちゃんっぽいくていいんだけどーっ!超ハイテンションだしぃー!なんか、イタリアって結構いいとこかも(_≧Д≦)ノ彡☆♪

ってことで、何はともあれドゥオーモ広場へ一直線≡≡≡ヘ(o゚Д゚o)ノイッテキマァァーーーース!!!!

フィレンツェ

゚+.(◕ฺ∀◕ฺ)゚+. わぁ♪

狭い路地を抜け、ドゥオーモ広場に到着すると、目の前に突然、ドゥオーモはもちろんのこと、ジョットの鐘楼にサン・ジョヴァンニ洗礼堂と、圧巻の建築たちが登場っ(・∀・)♬♬
(これら3つを併せてサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂って言うらしい)

フィレンツェ

キタ━━━━━━(◕ฺ∀◕ฺ)━━━━━━ !!!!!

夢にまで見た、花の聖母教会、

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂!!!(人´∀`).☆.。.:*・(2007年ぶー撮影)

もう、完全に「冷静と情熱のあいだ」だよ。・゚・(*ノД`*)・゚・。 シクシク

でもって、白、赤、緑の大理石で彩られた外壁の、配色&超繊細さはマジ俺好みっ!
しかも、ドゥオーモって言ったら普通、

フィレンツェ

クーポラ(大円蓋)ばっかりが取りざたされるけども、

フィレンツェ

ドゥオーモ正面のファサードだって、めっちゃくちゃしびれる゜+.(・∀・).+゜

フィレンツェ

フィレンツェ

さらには、向って右側にそびえ立つジョットの鐘楼だっておしゃれさんヽ(゚∀゚ )ノ (写真左)

ドゥオーモにジョットの鐘楼に、サン・ジョヴァンニ洗礼堂と、やっぱ超一流教会建築は違いますなぁ(◕ฺ‿ฺ◕ฺ✿ฺ)(u‿ฺu✿ฺ)ウンウン

(写真右)こんな所にいると、単なるツーリストポリスだって、それっぽく見える(笑)

 

んで、その後は、フィレンツェ最古の橋として知られる、

フィレンツェ

ヴェッキオ橋へ!

周辺から見ると橋の淵に、なんともアンバランスな感じで建ってる(というか、くっついてる)家々。アルノ川っていう名前がキュート路線なせいか、そんな家々も妙にかわいらしく思えてしまうわけで(。→ˇܫˇ←。)ププッ

一方で、

フィレンツェ

フィレンツェ

ヴェッキオ橋を内側(?)から見れば、橋っていうかほとんど普通の小道(写真左)

ヴェッキオ橋を渡り、昨日の夜は、街灯ゼロのまーっ暗なこの道を、超びびりながら走り抜けたんだよなぁ・・・、と思い出しつつ昨晩も行ったミケランジェロ広場へ。

(写真右) ミケランジェロ広場で結婚式を挙げるカップル。なんかアジア人っぽかったんで、友達ってわざわざ遠くアジアからやってきたのかなぁ、自腹かなぁ、なんて無粋なことを考えてしまうわけで(;¬∀¬)ハハハ…

そんなわけで、昨晩は微妙な印象を残してしまった、その、ミケランジェロ広場のお昼時はどんなだったかというと・・・

フィレンツェ

キタ━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━ !!!!!

ドゥオーモを中心に、青空の下、一面に敷き詰められた赤い屋根屋根なんて、

はっきり言って、かなりイイっ!!!ヽ(゚∀゚ )ノ

フィレンツェ

ちなみに、2つ上の写真に写ってる川がアルノ川で、その川に掛かってる写真中央付近の橋が、先ほど登場したヴェッキオ橋(・∀・)♬♬ (いずれも2007年ぶー撮影)

そんなわけで、昨晩とは打って変わって、いかにもヨーロッパテイストな綺麗な街並みを堪能した後は、ヴェッキオ橋近くのウフィッツィ美術館へ。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。

ウフィッツィ美術館というと、ボッティチェリの「春」やら「ヴィーナスの誕生」にダヴィンチの「受胎告知」、さらにはミケランジェロやらラファエロにと、イタリアルネサンスの巨匠の名画を中心に、

「あ、これ教科書で見たよΣ(゜Д゜lll)エッ!? 」

的な絵画に圧倒される。ほんと、あまりに知ってる絵画ばっかりで、正直それらがどんだけ貴重なものなのかわかんなくなっちまったよ・・・('▽'*) ・・・ァハハ

フィレンツェ

(写真上) その辺を歩いてたら見つけた、1500リラショップ。1000リラで約70円だったから、まぁ、日本で言う100円ショップなわけなんだけども、1000じゃなくて1500とかにするくらいだったら2000リラでいいんでないのか?と思うのは自分だけ?

フィレンツェ

(写真上) 1500リラショップのお隣にはドラゴンボール(驚)。イタリア人ってベジータ好きなの??

等と、ピザやらジェラートやら食べながら、ふらふらふらふら歩いきまわり、再びドゥオーモに戻ってきた頃には、

フィレンツェ

フィレンツェ

゚+.(◕ฺ∀◕ฺ)゚+. わぁ♪

ほんのりピンクがかったドゥオーモは、しみじみとした、なんだか遠くまで来ちゃったなぁって感じの旅情を感じさせてくれた(◕ฺ‿ฺ◕ฺ✿ฺ)(u‿ฺu✿ฺ)ウンウン

朝電話したヴェネツィアのキュートボイスの持ち主といい、夕陽が映えるこのドゥオーモといい、

なんだよ、

イタリアだって良いとこあるじゃんか♪♪(人´∀`).☆.。.:*・

 

つづく。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。