死の海リゾート in イスラエル

2021-07-06

死海

2008年12月31日

 

ボリビアでスタートし、入籍に、タヒチでの結婚式&旅三昧だった2008年も今日で終わり。今年は本当にあっという間だった・・・

なんて思う当たりが歳のせいなのかどうかは知らんけども、感慨深くホテルの部屋を出てみると、そこに広がっていたのはいたって普通の日常・・・。バスターミナルに着いたって、いつもの通勤風景っぽい(その半分くらいが軍人さんだったけど・・・)(冒頭写真)

そう、イスラエルはユダヤ人が多数を占める国だけに、今日で一年が終わる、なんていう認識は皆に無いなのだエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?

ちなみに、宿のスタッフのおっちゃんに、

゜+.(・∀・).+゜ 「(たく)今晩って、なんか花火とかそういうイベントないんですか?」

って聞いてみた所、

(#゚Д゚) 「(宿のおっちゃん)1月1日は、キリスト教徒の祝日であって、他の人間には何も関係ない日だ。だから、そんなイベントなんて無いに決まってるだろ!」

とかつって一蹴されてたり(ノд`@)アイター

来年以降は、キリスト教国の中から、大晦日を過ごす国を選ぶようにしようかなぁ・・・、大晦日だってのに何もイベント無いと切ないし・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ

ま、それはさておき、今日は朝から、この旅でエルサレムの次に楽しみにしていた、地表で最も低い場所であり、海水のおよそ10倍もの塩分濃度を有するという死の海、「死海(Dead Sea)」へ日帰り旅行に行くのだΣ≡≡≡((っ`・Å・)っ ドピューン

で、死海といえばその濃すぎる塩分濃度によって、誰しもがぷかぷかと浮遊体験をできる場所として知られているわけで、そこで浮きながら新聞を広げてポーズを決める、ってのが定番(◕‿◕✿)(u‿u✿)ウンウン

なので、バスターミナルでさっそく死海写真用の新聞を買ってみたところ・・・

死海

死海

㍗!!!∑(゜Д゜ノ)ノ

そうだった、イスラエルは現在、ガザ地区と交戦中だったんだ・・・。あまりにエルサレムの雰囲気が普通だし、テレビも見てなかったからすっかり忘れてたわ( ̄□ ̄;)アセアセ.....

(写真左) ガザ地区への空爆の被害状況を伝える一面記事。

(写真右) 紙面一杯を使って、包帯の巻き方や人工呼吸の方法を教える記事。こんな記事はさすがに今まで見たこともなかったよ・・・。ほんと平和な国でぬくぬくと生きてきたんだな、やっぱうちらって('▽'*) ・・・ァハハ



というわけで、朝一番、8:45エルサレム発のバスに乗り込むこと2時間弱で、

死海

エン・ゲティ・スパに到着(。→ˇܫˇ←。)ププッ

海水浴場的なところで単にぷかぷか浮かぶこともできるみたいだけど、年の暮れでもあるし、今日くらいはちょっとリッチに泥パックやら温泉やらも楽しめるというスパを選んでみたのだヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃

死海

死海

んで、そそくさと着替えを終え、さっそく死海での浮遊体験に向けて出発。

と、勇んで外に出てみたものの、

死海

スパ施設から死海までは、500m弱はあろうかというくらい、意外と離れているので、トラクター的な乗り物に乗って、湖岸に向かうことになる(写真上)。にしても、水着姿+バスタオルでトラクター出発を待つには、師走の風は冷たすぎるぜ。・゚・(*ノД`*)・゚・。 シクシク

で、なんでまたこんな離れた場所にスパ施設を作ったのかなぁ?なんて思っていたところ、どうやら以前は、このスパ施設近辺が湖岸だったからっぽいエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?

なんと、ここ最近は毎年のように50m以上も湖岸が後退してるようなのだΣ(゚Д゚;エーッ!

死海

(写真上) 2000年の湖岸位置を示す看板。わずか8年間であそこまで湖岸が後退するとは、到底信じ難いものがあるね…。

んで、

死海

湖岸に到着ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ

さすがに真冬の12月な上に、天気も微妙ときたもんだから、入浴(?)客もまばら。それでも、寒さをぐっとこらえ、思いの他綺麗な水色の水を湛える死海に飛び込んでみると、

死海

死海

アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ

ほんとに簡単に浮いてしまうじゃありませんかっ!!!キタ━━ヾ(゜∀゜)ノ━━!!

しかも、ちょっと沖に行くと結構な水深があったくらいにして、垂直に立てちゃったりもするし、くるくる回転しながら仰向けになったり、うつ伏せになったり、そして、もちろん、

死海

定番の新聞記事を読むことだって余裕でできちゃうからさぁ大変(。→ˇܫˇ←。)ププッ

激しく楽しいじゃないの、死海さんよ(#゚Д゚) ゴルァ!!

ただし、油断して目に水が入ったくらいにすると、激しく死にそうになるのでご注意を♪(ちなみに、ここのビーチの場合は、真水が出るちっこいシャワー的なものが水の上に浮いてるので、ピンチのときはそこに駆け寄って、目を洗浄できる。あと、ビーサンを履いてるのは地面が砂じゃなくて固い塩の塊でできてて痛いから。)

で、そんな死海で20分くらいはしゃいでいると、だんだんと、塩分がしみてきたのか、いろんなところが痛くなってくる、それも、結構はずかしいところが痛くなってきたので、これはやばいと慌てて死の海から脱出(;¬∀¬)ハハハ…



でもって、まだまだ死海で遊びたいところだったが、とりあえず、一旦スパに戻って、

死海

ランチタイム( ̄¬ ̄*)じゅるぅうううう

意外にも美味しかった、スパの地下レストラン(食堂?)の昼飯に加え、死海同様ぷかぷか浮くことができる、あったかい温泉に浸かれたりと、かなーりご機嫌、贅沢な大晦日だわヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ

で、その後は、待ちに待った、

死海

死海

死海名物、泥パックに挑戦゜+.(・∀・).+゜

ミネラルが豊富で、美容にも良いと噂の死海泥パック(日本で買うと結構なお値段になるっぽい)が、その辺の箱に、何の有り難味もなさそうに、ふんだんに盛られていたので(写真左)、こちらも、贅沢にもふんだんに、

死海

全身に塗ったくってみた(。→ˇܫˇ←。)ププッ

我ながら、結構キモイな、この姿…、苦笑。

んで、他の観光客の皆さんは、この泥パック場(?)に併設されてるシャワーで、すぐさまパックを落としていたけども、せっかくなんで、この姿のまま、15分近くかけて湖岸まで歩き、向えから歩いてくる他の観光客の面々から軽い失笑を喰らいながらも、

死海

死海に入って泥を落とすことにした。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚



にしても、朝は死海に浮くことに夢中であんまり気付かなかったけど、

死海

死海

どうよ、これ゚+.(◕∀◕)゚+. わぁ♪

死海

塩の結晶が作り出した風紋(塩紋?)に、

死海

死海

太陽に照らされてキラキラと光り輝く、塩柱、

死海

死海

とてもじゃないけど、死の海なんていう名前が似つかわしくない絶景が広がってるじゃない゜+.(・∀・).+゜

浮くだけが死海の楽しみじゃないっ!!!(◕‿◕✿)(u‿u✿)ウンウン

そんなわけで、

死海

2008年最後の日を楽しい一日で締め括ることができた満足感と共に、去年の大晦日を、たく&ぶー史上最高到達地点、海抜4,300mのラグーナ・コロラダ(ボリビア)で過ごし、ちょうどその一年後の今日を、たく&ぶー史上最低到達地点、海抜マイナス418mの死海で迎えたという偶然に、神様のいたずら的なものを感じながら、陽が落ちて絵画のような雰囲気漂う死海を後にした。

 

●12/31(水)にかかった費用(1USドル=95円、1JD=136円、1NIS=29円)
・タクシー(ダマスカス門→セントラル・バスステーション、35NIS) 1,015円
・水(8NIS) 232円
・新聞(2NIS) 58円
・スパ入場料(60NIS×2名) 3,480円
・ロッカー使用料(5NIS×2名) 290円
・昼食(90NIS) 2,610円
・スパ後のアイス(12NIS) 348円
・長距離バス(死海スパ→セントラル・バスステーション、28.5NIS×2名) 1,653円
・夕食(フードコート、77NIS) 2,233円
・タクシー代(セントラル・バスステーション→ダマスカス門、35NIS) 1,015円
・宿泊費(HOSHIMI Hotel、85ドル) 8,075円

小計            19,994円 (  9,997円/人)
合計           464,209円 (232,105円/人)

 

つづく