
広大な中国の国土を移動するには、飛行機ももちろんですが、高速鉄道(新幹線)のフル活用も不可欠。
ということで、中国の国鉄(中国鉄路総公司)が運営する「中国鉄路高速(ちゅうごくてつろこうそく / China Railway High-speed、CRH)」のチケットの買い方や乗り方について、南京南駅から上海虹橋火車駅(ついでに上海浦東国際空港駅)への移動を例に徹底ガイドします!
中国高速鉄道(新幹線)の手配方法

中国で新幹線を手配するのは超簡単で、Trip.comっていうアプリで割と直前まで予約できちゃう。ただ、搭乗者全員の氏名やらパスポート等を入れなきゃいけないのが最初は面倒だけど。
ちなみに、南京↔︎上海虹橋は、選ぶ新幹線によって所要時間が1-2時間とかなり異なるんで要注意。



コロナ前までは、ネットで予約しても、紙の切符に交換しに鉄道駅に行かなきゃ行けなかったけども(汗)、今は、全てがパスポート番号に紐づいてるようで、紙の切符はもちろん不要だし、(現地人が全く読めないものの)一応アプリに表示される、こちらのeチケットも一切不要(笑)

参考 - 中国高速鉄道(新幹線)の乗車券手配に関する豆知識
- 中国高速鉄道(新幹線)の乗車券は、乗車日の14日前に販売開始となります。
- Trip.comでは、乗車日の14日前よりも前、最長60日前までの乗車券の事前予約が可能です(購入が確約されるものではない)。
- 事前予約した場合、販売開始日には空席待ち扱いとなって購入できないケースが頻発しますが、2日程待つと購入・発券される場合が多いです(必ずではない)。
- 例えば、南京南駅から上海虹橋火車駅に高速鉄道で移動する場合、選ぶ鉄道(列車番号)によって、所要時間が大きく変わります。最短で1時間1分にもかかわらず、遅いものだと2時間半とか4時間弱かかったりします…。そのため、発車時刻に加えて、必ず、所要時間と到着時間も一緒に確認の上、乗車券を手配しましょう。
中国高速鉄道(新幹線)の乗り方

中国の高速鉄道駅では、外国人の場合、まず建物入口にある「人工通道(Manual Channel)」って書かれた有人ゲートに並び、パスポートと鉄道の予約を突合してもらう必要があります。
で、駅構内に入り荷物検査、って流れなんだけども、これが中々厳しく、120ml超のスプレー缶は百発百中で没収されます😭

明日からの中国出張に向けて、小さい(33ml)のヘアースプレーを購入。
この一年、3回中国に行って、3回とも高速鉄道に乗る前のセキュリティチェックで、普通サイズのヘアスプレー缶(120ml超)を没収されてきただけに、4度目にして反省を活かします、苦笑。#中国高速鉄道 #荷物検査 pic.twitter.com/aGe56gx0B6— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) June 29, 2024

新幹線の乗り場は、乗車券の「改札口」に書かれてて、この場合は、A4、A5あるいはB4、B5改札口。
AとBの違いは、乗車する車両が前よりか後ろよりかで決まり、改札口の電光掲示板を見ると、自身の車両がA側かB側かわかります。とはいえ、AもBも乗り場で繋がってるので、乗り場で歩く距離が変わるだけ😁


改札口は、発車時刻の15分程前に開き、外国人は、改札口に並ぶ列の一番端の有人ゲートでパスポートを照合してもらって乗り場に降ります。
で、改札口での混雑や駅入口での荷物検査を鑑みると、どんなに遅くても発車時刻の30分前、理想は(改札口が入口から超遠い場合もあるし)45分前に要駅到着かと。


乗り場の床には、車両番号が書かれた、色違いの乗車位置案内標がいくつも貼られてるんだけども、自分が並ぶべき色は、電光掲示板の「地标颜色」って所に表示されてる色(この場合は黄色)で確認できます。


中国高速鉄道の座席クラスは、ビジネス(商務)席、一等席(写真右)、ニ等席で、一等席でも十分広くて快適。飲み物もでるし。しかも、南京南→上海虹橋とかって300kmあって、東京→名古屋に近い距離なのに、一等席のお値段は3.5千円前後とお手頃だし。
とはいえ、ビジネス席はめちゃ豪華そうでした…


(余談)中国の高速鉄道に乗る際、以前は、外国人は、搭乗口の端にある有人ゲートでパスポートをスキャンしてもらう必要があったけども、2024年6月8日時点では、少なくとも上海、南京南、杭州東(杭州東のみ出口は不可)では中国人と同じゲートでパスポートをスキャンして出入できるようになってた! pic.twitter.com/25jWE4dfzA
— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) June 9, 2024
中国高速鉄道(新幹線)駅構内での過ごし方

中国の高速鉄道駅に入ると、まずはその広大さに驚かせれる。もはや鉄道駅っていうより空港じゃん…(汗)
ちなみに、こちらは上海虹橋火車駅行きの高速鉄道(新幹線)が多数発着する「南京南駅」。
※こことは別に「南京駅」もあるのでご注意を。

超広大なのはもちろん「南京南駅」だけじゃ無く、大都市の駅はどこも同じく超広大…(汗)
こちらは「上海虹橋火車駅」。 pic.twitter.com/q2B82UMIsx— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) November 16, 2025
高速鉄道駅構内が超広大だとしても、人も意味不明なくらいいるので…、基本座れません(涙)
なので、座るには、駅の2階?に立ち並んでるKFCと味千とかカフェに行くのがオススメ。 pic.twitter.com/eTLiV5JI3B— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) November 16, 2025
南京南駅のCOAST COFFEEのお持ち帰り用の袋?が凝ってて雰囲気良かったんだけど、千切れそうで怖すぎ((((;゚Д゚))))))) pic.twitter.com/0G8srYk1Fn
— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) November 16, 2024

(余談)南京南駅舎の前に聳え立つ、古代中国の想像上の動物「辟邪(ヘキジャ)」。邪悪を避けると言われてて、ここ南京市の市章にも使われてるみたい。
南京南駅に来る前に、南京のパートナー企業からお土産として、この辟邪があしらわれた金箔を貰ってたんで、あれじゃん!ってなったわ(笑)

(おまけ)上海市域線 空港連絡線

昨年開通した、上海虹橋駅と上海浦東空港を結ぶ空港連絡線に初めて乗ったんだけども、上海虹橋火車站付近の看板表記は「市域鉄(Suburban Railway)」で空港行き感ゼロ…(乗り場付近には「市域机场线」と書かれてたけど…)
とはいえ、地下鉄2号線で1時間40分だったのがわずか40分ってのは素直に◎
