2001年12月4日
今日は、ちょいとローマを離れて、港町ナポリへ。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。
で、ナポリと言えば、なんといってもピザ・マルガリータヽ(゚∀゚ )ノ
ってことで、今から昼飯が楽しみすぎて仕方ない!そして、あわよくばカプリ島の青の洞窟まで足を伸ばしたいところだ(◕ฺ‿ฺ◕ฺ✿ฺ)(u‿ฺu✿ฺ)ウンウン
そんなわけで、朝8時過ぎ、ローマ・テルミニ駅出発≡≡≡ヘ(o゚Д゚o)ノイッテキマァァーーース!!!!
テルミニ駅からナポリ中央駅まで、だいたい2時間半弱の列車の旅。11月21日にパリでスタートしたユーレイルパスの期限は明日までだけども、明日はバチカン市国観光のつもりなんで、地味に今日がヨーロッパ最後の鉄道の旅になる予定。
にもかかわらず、
なんか、ところどころで頻繁に停止しては、謎なイタリア語放送が鳴り響く・・・
最後くらい、びしぃっと時間通りに走ってくれよ(o;ω;o)ウゥ・・・
等と、切なさ半分いらだち半分な気持ちで停車した列車の窓から外を眺めていると、斜め後ろの席の腹の出たおじいちゃんが、突然、外に向って歌いだす始末・・・
まったく、恥じらいってものがないのかよ、イタリア人には(-ε-)↓
で、その後も、延々と停車を続け、こちらの苛立ちも最高潮に達したところで、今度はそのおじいちゃんが声高々と電話をかけだす・・・
d((o゜c_,゜o))「(おじいちゃん)プロンティ♪(もしもし)」
あんなおじいちゃんが、プロンティ♪なんて言うとちょっとかわいくもあるけど、それとこれとは話が違う。まったく、イライラしてるときに存在感を強調しないでよね・・・
もう、イタリア人不信、っていうか嫌いかもしんない・・・(-ε-)↓
1時間後・・・
よーやく着いたっぽい。
と思ったら、
全然、中央駅って感じがしない・・・。すると、
(*・ω・)「(車内アナウンス)●△×■※~」
ふー・・・
何言ってるか、全っ然わかんねぇよ!(#゚Д゚) ゴルァ!!
と、テンパっていると、さっきのおじいちゃんが寄ってきて、
d((o゜c_,゜o))「(おじいちゃん)中央駅か?ついて来なさい(たぶん英語・・・)」
Σ(゜Д゜lll)エッ!?
どうやら、ナポリ中央駅行きだったはずなのに、何かあって、その少し手前の、ここメルジェリーナ駅行きに変更になったらしい・・・。んで、おじいちゃん曰く、メルジェリーナ駅から中央駅までは地下鉄でつながってるから、それで行くのがよくて、途中まで一緒に行ってくれるとのことw( ̄△ ̄;)wおおっ!
ただ、いかんせん、おじいちゃんはイタリア人・・・
はたしてどこまで信用してよいものか・・・
これまで散々な目にあってるし・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
等と考えながら、かといって他に頼れる人もいないので、おじいちゃんの1.5mくらい後ろを追走しながら地下鉄の駅に向かい、ナポリ中央駅行きに乗り込んだ。
地下鉄に乗るや否や、おじいちゃんは、どこで降りるのかあれこれと説明してくれた上に、周囲の客たちに、
d((o゜c_,゜o))「(おじいちゃん)この子は中央駅で降りるからよろしく頼むよ。」
的なことを言って、次の駅でそそくさと降りていった・・・
( ゚д゚)ポカーン…
じ、実はあのおじいちゃん、超いい人だったのかも(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
にもかかわらず、あまりに急展開過ぎて、ろくにお礼も言えなかったし(o;ω;o)ウゥ・・・
超後悔(ノд`@)アイター
んで、ナポリ中央駅に着いた頃には、とっくにお昼を過ぎていた。
こりゃ、せっかくここまできたけど、カプリ島は断念だな・・・、帰りの船の時間に間に合うか微妙だもん(´・ω・`)ショボーン
というわけで、青の洞窟を諦め、コルソ・ウンベルト1世通りをとぼとぼ南下しながら、とりあえず待望のピザ屋へ(人´∀`).☆.。.:*・
が、
味もそこそこだった上に、生意気そうなガキが、ピザ屋の中にまで入ってきて、一人一人に金をせびりだしやがったもんだから、気分は最低レベルまで落ち込む(-ε-)↓
せっかく、おじいちゃんのおかげでイタリア人をちょっと見直したのに・・・
(写真左) ナポリ湾に面したヌオーヴォ城とかいう、いかにも中世って感じのかわいいお城。でもって、そこからナポリ湾方面を見渡すと、その昔、都市国家ポンペイを一瞬にして壊滅に追い込んだヴェスーヴィオ火山が激しく薄っすらと見える(冒頭写真)
(写真右) 一方で、ヌオーヴォ城の奥にそびえるヴォメロの丘には、これまたサンテルモとかいう城がどーんと構えてた゚+.(◕ฺ∀◕ฺ)゚+. わぁ♪
とりあえず、次の目的地はあの城にするっきゃないっ!!!。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。
(写真左) ヴォメロの丘頂上行きのフニコラーレ(ケーブルカー)。今思えば、こういう車体自体が斜めの乗り物ってはじめて見たかも゚+.(◕ฺ∀◕ฺ)゚+. わぁ♪
(写真上) ヴォメロの丘からサンタ・ルチア港を望むw( ̄△ ̄;)wおおっ!
さっき見たヌオーヴォ城もよく見える(・∀・)♬♬
んで、その後はというと、今度は歩いてヴォメロの丘を下り、その裾野に広がる細ーい路地だらけ&頭上に張り巡らされたロープに洗濯物干し放題の住宅密集地を通り過ぎ、再びナポリ中央駅へ( ´ ▽ ` )ノ タダイマァ
でもって、駅で時刻表を見てみると、グットタイミングの5分後くらいに発車する特急列車と、あと30分後くらいに発車する普通列車が停まっていた。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。
もちろん、迷わず特急列車に駆け寄ったわけだが、
なんとっ!?Σ(゜Д゜lll)エッ!?
お隣の普通列車に、朝のおじいちゃんが座ってるではないか(☄ฺ♛ฺд♛ฺ)ェッ!?そんな…
うぁー、まじでどうすればっ!!!
おじいちゃんにお礼を言いに行きたいけど、特急列車を乗り過ごしちゃうかもしんないよぉーっ!!!アワワ (。Д°;三;゜Д°) アワワ
と、3秒くらい悩んだ後、
おじいちゃんにお礼を言いに行くことにしたヽ(゚∀゚ )ノ
(人´∀`)「(たく)おじいちゃん!朝はどうもありがとうございましたっ!!!」
d((o゜c_,゜o))「(おじいちゃん)おー!無事に着いたようで良かった。君は日本人かね?私は京都に行った事があるよ。京都はいいところだねぇ。」
(人´∀`)「(たく)本当ですか!?僕も京都はすばらしいところだと思います!あのぉ、せっかくなので、お世話になった記念に写真を撮らせていただいてもよろしいですか?」
と、ほんの数分間ではあったが、すっごく幸せな気分に浸ることができた。
そして、おじいちゃんに再度お礼を述べた後、とてもとてもすがすがしい気持ちいっぱいで、出発間近の隣の特急列車へと激走&乗り込んだ。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。
ちゃんとお礼を言いに行って本当に良かった゜+.(・∀・).+゜
危うく、一生後悔するところだったよ(って、さすがに一生は言い過ぎか・・・、笑)
つづく。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。