2002年9月9日
いよいよ今日が一人旅最後の日。
明日からは、札幌から来る研究室のみんなと合流し、学会に参加するのだ。
8月19日に札幌を出発し、この3週間ちょっとで、慌しく2府17県を旅してきた。ほんと、札幌を出てきた日が遠い昔のようだよ(遠い目)
というわけで、今日は、この一人旅最後の日を、このノスタルジックな門司港レトロ地区でまったりすごしたいと思う。
んで、ここレトロ地区は、冒頭写真のような、明治や大正時代の洋館が集められ、レトロな街並みが再現されてるだけでなく、港の周りには海峡プラザなど、お土産屋さんが立ち並ぶ、のんびりした散策にもってこいのエリア(人´∀`).☆.。.:*・
旅をはじめてからというもの、一度も家族のことを考えたことなんか無かったけど(爆)、こんなところでまったりしてると、なんだか、親に関門海峡の魚でも送ってあげたくなってきたんで(笑)、海峡プラザの中でも雰囲気のよさそうな、干物屋「じじや」に入ってみる。
すると、このいかにも貧乏そうな小僧でも(涙)、やさしく元気なお姉さま達(?)が歓迎してくれて(写真下)、
(・∀・)♬♬ 「(お姉さま)お兄ちゃん、どこから来たの?」
。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。 「(たく)札幌から来ました。親に魚を送ってあげたいと思うんですけど、何がオススメですかね?」
(・∀・)♬♬ 「(お姉さま)あらそぉ。でもその前に、お兄ちゃん、全然ご飯食べてないんじゃないの?とってもおいしいからこれを召し上がんなさいな♪」
( ゚д゚)ェッ!?そんな…
な、なんと、試食だなんて、そんなレベルじゃない、アジを1匹丸ごと食べさせてくれたんですけど…(驚)(写真左)
いったい、俺ってばどんだけ貧しそうな雰囲気を醸し出してたんだよ(;¬∀¬)ハハハ…
さらに、隣のお店の奥のほうに連れられて、これも食べなさい、あれも食べなさい、と次から次へと、「ふく(河豚)のてんぷら」「ふくのフライ」やらめちゃくちゃおいしいものを食べさせてくれた Σ(゜Д゜|||)エッ!? (写真右)
こんな見ず知らずの輩に、こんなにまで親切にしてくれるだなんて・・・、まじで生きてて良かったよ(o;ω;o)ウゥ・・・
さすがニッポン・・・
日本人に生まれてよかったよ。・゚・(*ノД`*)・゚・。 シクシク
って、そりゃ、外国でだって、こっちがちゃんと心を開けば、きっと同じようなやさしさに出会えるんだろうけど、それでもやっぱり、このときばかりは、日本人ってすばらしいなぁって、心から思ったよ(◕ฺ‿ฺ◕✿)(u‿ฺu✿ฺ)ウンウン
んで、その後は、門司港レトロ展望室に登り、
遠く霞む、下関の町を眺め(写真左)、眼下に広がる門司港の夜景を堪能した後(写真右)、昨日、あまりのうまさに感動した、「とらや」のハヤシライスに再び舌鼓し(笑)、一人旅最後の宿である小倉のスーパー銭湯を目指そうと門司港駅へと向った。
うーん、門司港駅、しびれるねぇ~♪
このレトロ感に、激しく旅情がかきたてられるよ。
(写真上)人気の無い、夜の門司港駅プラットホーム。なんか、ほんとに最後って感じがしてきたよ・・・
(写真上)「0哩(ゼロマイル)」標。今から100年以上も昔、明治24年4月1日に、九州の鉄道がここを起点に開通したそうだ。鉄道の旅を、鉄道開通の起点となった駅で終える、なんだかめちゃくちゃ感慨深いね・・・
そして、いよいよ明日は、約3週間ぶりに研究室の友達と再会する日。なんかちょっと緊張してきたよ( ̄□ ̄;)アセアセ.....
・・・
2002年9月10日~13日
久しぶりに、サッカーのユニフォーム的な服にビーチサンダルっていう、これまで3週間続けてきた井出達ではなく、数少ない手持ちの普通の私服にスニーカーなんかを履いておしゃれ(?)して、みんなが到着するのを待っていると、
v(・`∀・)♪+゚.:。+イラッシャーイ+゚.:。+♪(・∀´・)v
(人´∀`).☆.。.:*・「(たく)おぉぉーっ!!みんな久しぶりぃーっ!!!」
Σ(゜Д゜|||)エッ!? 「(研究室友)うぉっ!?黒いっ!なんだかワイルドになったね!!」
とかなんとかいいながら、無事、約束の博多駅で再会を果たす。
今晩からは、みんなのホテルに居候させてもらうことになってるんで、とりあえず、皆と一緒にホテルにチェックインし、荷物を置かせてもらった後すかさず博多の町へと繰り出した≡≡≡ヘ(o゚Д゚o)ノイッテキマァァーーーース!!!!
んで、福岡といえば、なにはともあれ、そう、
屋台っ!!( ̄¬ ̄*)じゅるぅうううう
ってことで、
長浜ラーメン(写真左)やらおでんやら、ほんっといつぶりだよ!ってくらい久しぶりの、談笑しながらの夕食(。→ˇܫˇ←。)ププッ
やっぱ、みんなで食べるご飯はうまいね♪
んで、次の日から3日間は、福岡で開催される学会に参加すべく、ほんとこれまた久しぶりに、長袖長ズボンに革靴(←1000円で友達に持ってきてもらった、笑)という、人間らしい身なりで、何週間も使っていなかった脳ミソを使う(´,_ゝ`)プッ
にしもても、長袖長ズボン・・・、あまりに窮屈すぎるんですけど('▽'*) ・・・ァハハ
とはいっても、結局は、毎日、学会をほどほどに切り上げては(笑)、レンタカーを借りて、
阿蘇に行ったり(写真左:路上に牛登場!、写真右:草千里ヶ浜)、
長崎の九十九島を訪ねたりと、
いったい、何しに福岡まで来たんだよ!って感じのダメな大学院生一同だったわけなんだけども、
まぁ、研究室皆でこんな遠出をすることはもうないだろうから、良い思い出作りってことで勘弁してもらおう(。→ˇܫˇ←。)ププッ
そうして、
2002年9月14日
ついに、札幌に帰る日がきた。
福岡滞在を含め4週間に渡った、西日本周遊の旅が終わった。
日本っていう、大きさだけでいえば小さな国の北の方で生まれ育ち、そんな小さな国にもかかわらず、その真ん中より西のことをほとんど知らなかった4週間前。
嫌なこともあったけど、それ以上に人のやさしさに触れることができた旅だった。
いろんな人から人生訓のようないい話を聞くことができた旅だった。
また、
北海道では食べれない、おいしいものがこんなにもたくさんあるんだ。
雄大な自然、繊細な自然、この狭い国土にもたくさんの絶景があったんだ。
神話や歴史に裏づけされて、地名や建物、そして現在があるんだ。
そんな、恥ずかしいくらい今までまったく知らなかった自分の国のこと、自分の国の良さを、全体の中の極わずかな部分に過ぎないかもしれないけれど、触れることができたんじゃないかと思う(◕ฺ‿ฺ◕✿)(u‿ฺu✿ฺ)ウンウン
自分の国を誇らしく思う、
それは間違いなく、すばらしいことだと思う(◕ฺ‿ฺ◕✿)(u‿ฺu✿ฺ)ウンウン
ニッポン最高!!!ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃
おわり
●27日目終了時点宿泊先別宿泊数
屋外泊: 3泊
駅構内泊: 7泊
スーパー銭湯泊: 9泊
車内泊: 3泊
ホテル泊: 4泊
自宅泊: 1泊