「情熱の国」スペインの国技といえば、闘牛(Bullfighting)。
とはいうものの、動物愛護の観点から、2010年に、カタルーニャ地方で闘牛が禁止されたりと、スペイン国内でも地域によって闘牛に対する態度は異なるらしい。そんな中、首都マドリードなどでは今も、ある種、スペイン文化の象徴の一つとも言える伝統的な文化的行事として毎年盛大に闘牛が行われてる。つまりは、闘牛は、文化的な価値と倫理的な問題の間で、現在進行形で揺れているテーマっぽい。
とはいえ、ここ首都マドリードには、世界一権威のある闘牛場、
ラス・ベンタス闘牛場(Plaza de Toros de Las Ventas)
があるわけで…、倫理的な話は別として、観なきゃ損でしょ(苦笑)、ってことで、これまでの観戦記録をご紹介 ↓
マドリード闘牛観戦(2023年9月25日)
サンミゲル市場でのランチ&王宮周りの散歩の後は、20時からの会食まで微妙に時間があったんで、皆さんを連れて、ラスベンタス闘牛場へ♪
18:30開始で、30分もあれば、ギリギリ真実の瞬間まで見れる感じ。
ただ、皆さん、闘牛は牛が死ぬまでやると思ってなかったみたいで…、やや衝撃を受けてた感じ… pic.twitter.com/0cdr630vwA— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) September 25, 2023
マドリードの闘牛概要
- 期間:毎年3月下旬頃~10月中旬頃まで(毎年変わる)
※毎年5月中旬に開催されるマドリード最大の祭典「サン・イシドロ祭(Fiestas de San Ishidro)」でも、その中心的なイベントとして闘牛が行われ、有名なマタドールが登場する。 - 場所:ラス・ベンタス闘牛場 / C. de Alcalá, 237, Salamanca, 28028 Madrid, Spain
- 時間 / 所要時間:17:00~19:00(時期による) / 2時間程度
- 価格:(日向席)€30~50 /(日向から日陰に変わる席)€50~90 /(日陰席)€100~150 ※時期等により変動
- チケット購入方法:Madrid Bullfighting
※英語サイトで分かりやすい。自分自身、こちらのサイトから購入経験あり。 - その他:闘牛の概要は以下の通り(ChatGPTによる、笑)
闘牛は通常、以下のような段階に分けて進行します。
1. 第1幕(ティエロ・デ・ラ・バンダ):
- 最初に、闘牛士(マタドール)が大きなカポーテと呼ばれるマントを使って牛を挑発し、牛の動きを観察します。
- この段階では、牛の性質や攻撃性を見極めることが重要です。
2. 第2幕(バンデリージャ):
- 闘牛士の助手であるバンデリージャ(バンデリジェロ)が、牛の背中にバンデリージャと呼ばれる装飾的な短い槍を刺します。これは、牛をさらに興奮させ、弱らせる目的があります。
3. 第3幕(エスティロ・デ・ラ・フェイナ):
- 最後に、マタドールが赤いムレータと呼ばれる小さな布を用いて牛を操ります。牛はこの布に向かって突進しますが、最終的にマタドールは剣(エスパーダ)を使って牛を仕留めます。このクライマックスが闘牛の最も重要な部分で、観客にとっての見所でもあります。
マドリード闘牛観戦(2023年7月10日)
サンミゲル市場でのランチ&王宮周りの散歩の後は、20時からの会食まで微妙に時間があったんで、皆さんを連れて、ラスベンタス闘牛場へ!#マドリード #ラスベンタス闘牛場 pic.twitter.com/a1h1vwutwv
— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) March 3, 2024
ただ、若者たちの懐事情も鑑みて、一番安いシート(日向席)を取ったんで、始まる前から熱中症になりそうな勢い…、汗。
てか、まもなく19時だってのに、この明るさは一体何??
そして、暑いからなのか、全然人がいないじゃん!!大丈夫なの??#マドリード #ラスベンタス闘牛場 pic.twitter.com/Bzs0xLD4ry— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) July 10, 2023
自分的には、2019年5月、最後にこのラス・ベンタス闘牛場で闘牛を観た、この大観衆のイメージだったんだけど…(汗)
夏は暑いから人が来ないの??それとも前回の闘牛には、なんかアイドル的なマタドールが出てたとか???#マドリード #ラスベンタス闘牛場 pic.twitter.com/UsgsiVpJF3— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) July 10, 2023
始まっても日向はガラガラですよ…。#マドリード #ラスベンタス闘牛場 pic.twitter.com/VvQsvjM4Ep
— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) July 10, 2023
観戦のお供は、ビールとポテチの生ハム味。#マドリード #ラスベンタス闘牛場 pic.twitter.com/r9StXWZLUS
— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) July 10, 2023
個人的には、そもそも闘牛を好ましいと思ってないし、あまりの暑さで始まる前から帰りたかったしで、惰性的に眺めてたわけなんだけども(苦笑)、この「ムレータの場」でマタドールが叫んでる掛け声的なのって、どんな意味があるんだろ?#マドリード #ラスベンタス闘牛場 pic.twitter.com/lbgazWCvUF
— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) July 10, 2023
最後、トドメを指す「真実の瞬間」…。前回は大観衆の盛り上がりに流されちゃったのか、お祭り気分でやや興奮気味に眺めてたけども、今回は超シラフってこともあり(笑)、全くもってポジティブには受け入れられない…。
もう流石に闘牛はいいね、個人的には…。#ラスベンタス闘牛場 pic.twitter.com/DmIhyuOmaV— たく@世界65ヵ国&全都道府県制覇 (@BooTaku) July 10, 2023
マドリード闘牛観戦(2019年5月25日)
んで、(後輩のおかげで)木、金の仕事も無事に終わり、せっかくだからってことでネットで直前に買えたチケットを握りしめて、ラス・ベンタス闘牛場へ!煉瓦造りの建物が青空によく映える! pic.twitter.com/s0331d9WBx
— たく (@BooTaku) May 25, 2019
中は凄い人っ!2009年?くらいにグラナダで見たのとは全然違う活気! pic.twitter.com/3RuJsDEs4K
— たく (@BooTaku) May 25, 2019
超満員、驚。よくチケット取れたな、苦笑。2009年にスペインに来た時は、バルセロナではもはや闘牛やってなかったし、グラナダでも闘牛場の目の前で動物愛護団体が抗議してたし、どんどん廃れていくんだろうなぁって思ってたら全然でビビったわ、笑。若い人も結構いたしね。 pic.twitter.com/BS3c7Lc352
— たく (@BooTaku) May 25, 2019
マタドールが赤いマントで連続して牛を交わすと拍手喝采。だいたい5回連続くらい交わすと褒められる感じ。あと、全然関係ないけど、槍を持って馬に乗ってくる2名のピカドールのうち、自分から見て右側から登場するピカドール が、この日、一度も仕事してなかった、汗。もしかして観光客?? pic.twitter.com/e6DdkI3CZc
— たく (@BooTaku) May 25, 2019
あと、一回だけ、途中でたくさんの白牛がやってきて闘牛(黒牛)を囲んで、なにやらなだめつつ?一緒に退場していく、っていう場面があった。一体何だったんだろう…。グラナダの闘牛では見なかった光景。 pic.twitter.com/NINwQHGhcH
— たく (@BooTaku) May 25, 2019
マタドールが闘牛にトドメを刺す「真実の瞬間」。それまで大観衆の声援やら音楽隊のラッパやらで活気に満ち溢れていた闘牛場全体が、「しぃーっ!」とどこからともなく聞こえる声を合図に静まり返る…。この日最後のマタドールは特にお見事で、一発で仕留めて闘牛場全体がスタンディングオベーション! pic.twitter.com/8IfCJLAgNt
— たく (@BooTaku) May 25, 2019
活気の有無でこんなにも闘牛に対する印象が変わるなんてねぇ、驚。グラナダの時は、閑散としててグロさだけが際立ってたもんねぇ。ということで、この手のものに対する考え方は人それぞれだけども、少なくとも昔見た時よりは格段に面白かった!闘牛はマドリードに限る! pic.twitter.com/wg8S5GhySs
— たく (@BooTaku) May 25, 2019