アメリカ駐在生活中の2007年~2011年にかけて、毎年数回は足を運んでいたシカゴ(出張で…)。
最後の訪問から10年以上も経ってるんで、もうすっかり変わってしまってるかもだけども、「出張の合間に旅するシカゴ」と題して、この『建築編』、そして『眺望編』、『野球編』、『食事編』の全4話構成でご紹介したいと思います。
というわけで、最初に登場するのは、シカゴを代表する高層建築物の一つ、
ジョン・ハンコック・センター!
(でも、2018年からは、「875 North Michigan Avenue」に改名してるらしい…。寂しいね…)
1969年完成の100階建ての高層ビルで、設計はSOM。X形の鉄骨ブレースがむき出しなのが斬新ですよ。んで、95階にある、ミシガン湖を見渡しながら食事ができるレストラン、「The Signature Room on the 95th Floor」は『食事編』でご紹介してます ↓
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出張の合間に旅するシカゴ(食事編)
2007年から2011年に掛けて幾度となく(主に出張で)訪れたシカゴの旅行記、「出張の合間に旅するシカゴ」♪ 『建築編』 ...
続いてご紹介するのは、個人的に、シカゴで一番衝撃を受けた建物、
マリーナシティ!!!
1964年完成の複合施設で、こちらの如何にもトウモロコシ的なツインタワーは、なんと今でいうタワマン!こんなところに住めたらマジうらやましいわ。ちなみに、見たまんまトウモロコシだけに、コーンコブ(トウモロコシの穂軸)とかコーンタワーって呼ばれてるらしいです。
ちなみに、
19階までが駐車場なんだけども、正直、慣れるまでマジで怖いよね、バックでいれていくの…。ただでさえ、(たぶん)アメリカ人はバックで駐車するのが不慣れなのに…、汗。
んで、このコーンコブの東隣にあるのが、近代建築の3大巨匠の一人で、「Less is more」とか「God is in the detail(神は細部に宿る)」とかって言っていたと有名な「ミース・ファン・デル・ローエ」が手掛けた、
IBMオフィスビル(写真左) & 連邦政府センター(写真右)!
いやー、全く同じ建物に見えるわ…。いずれも1973年竣工のモダニズム建築だしね…、機能美を追求しすぎるとこうなるのかしら…。
そういえば、その昔取った一級建築士の計画の試験に、このIBMオフィスビルが出たような…(こっちじゃなくって、Lake Shore Drive Apartmentだったかな?)
ちなみに、IBMオフィスビルは、もはやIBMがテナントじゃないんで、正式名称?は、330 North Wabashらしい。上述のジョンハンコックセンターもそうだけど、道路の名前を付けるってのもね…。まぁ、将来、権利関係とかで揉めなくて良いんだろうけど…。
お次は、ミースの弟子達、ジョージ・シッポーレイット&ジョン・ハインリッヒ・アソシエツが設計した、
レイク・ポイント・タワー!
1968年竣工のこちらのタワマン(笑)、まさに師匠のミースっぽい、黒い鉄とガラスのモダニズム建築。
そして、観光客的には、ジョンハンコックセンターとの双璧をなす、
シアーズタワー!!!
設計は、ジョンハンコックセンターと同じくSOMで、1973年の竣工当時は世界一の高さの建物だったらしい。それから50年近く経った今でも、シカゴでは最も高く、全米でも2番目の高さを誇る高層建築。
んで、こちらもジョンハンコックセンター同様、命名権の関係で、今の名前はWillis Tower。まだ米国駐在中の2009年に改名されてたけど、なんか全然しっくりこなくって、今でもシアーズタワーって呼んでます、苦笑。
お次は、こちらも同じくSOM設計で2009年竣工の、
トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワー!!!
ピンとくる方だらけかと思いますが、そうです、こちらはあのトランプ元大統領のビル。その当時は、(恥ずかしながら)自分自身はドナルド・トランプさん自体のことは名前も知らなかったんで、単に、「あぁ、あの金ピカで趣味の悪い、ラスベガスのトランプ・インターナショナル・ホテル・ラスベガスと同じオーナーの建物かぁ」くらいにしか思ってなかったけども、笑。
で、このトランプタワーのすぐ東隣で、シカゴ随一の高級ショッピングストリート「Magnificent Mile」南端にあるのが、
リグレービル(写真左)&トリビューンタワー(写真右)
シカゴの旅行ガイドブックとかに必ずといって良いくらい登場してくる画。
んで、ちょっと行ったり来たりだけども、ここから、この目の前を流れるシカゴ川を、右手に、トランプタワー、IBMオフィスビル、マリーナ・シティを眺めながら進むと見えてくるのが、
マーチャンダイズマート!!
延床面積37万m2を誇るこちらの建物は、1930年の竣工当時、世界最大の建物だったらしい。んで、駐在当時、それよりなにより驚いたのが、郵便番号「60654」が、この建物だけに与えられていたってこと(今は周辺エリアも同じ郵便番号らしいけど)、驚。
このマーチャンダイズマートからシアーズタワー近くまでずーっと南下して、そこから数ブロック東に進むと見えてくるのが、1888年竣工の、
ルッカリー!
個人的には、この建物自体(写真左)についてはそんなに興味がなく(爆)、ミーハーなんで、単に、フランク・ロイド・ライトが改修を担当したロビー(写真右)だけを見たかっただけだったり…。ただ、Before、Afterの写真の展示とかもないんで、あぁ、そうですか…、という感じでした…。
あと、建物なわけじゃないけども、シカゴ出張時にほぼ毎回足を運んでいたのが、こちらの、
ミレニアムパーク♪
ちょうど米国に赴任した頃、新スポットとして話題だったのが、写真左の全面鏡上のオブジェ「クラウド・ゲート」(写真左)と、大きく映し出された人の表情が、時間と共に変化する「クラウン・ファウンテン」(写真右)。特に、後者は、「ファウンテン」っていう名前の通り、時折、口から水を噴き出すんで、なかなかシュールで面白かった記憶がある、笑。
んで、大トリを飾るのが、こちらの、
チェイス・タワー!
で、1969年竣工のこちらの高層建築、見覚えありませんか???
そうです、新宿の損保ジャパンビルったら、こちらの建築にインスピレーションを受けたらしいです(って、結構そのままだよね…、汗)
ということで、『建築編』は、おしまい。
んで、冒頭に書いた通り、『眺望編』、『野球編』、『食事編』はそれぞれこちらから ↓
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出張の合間に旅するシカゴ(眺望編)
2007年から2011年に掛けて幾度となく(主に出張で…)訪れたシカゴの旅行記、「出張の合間に旅するシカゴ」の『建築編』 ...
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出張の合間に旅するシカゴ(野球編)
2007年から2011年に掛けて幾度となく訪れたシカゴの旅行記、「出張の合間に旅するシカゴ」の 『建築編』 『眺望編』 ...
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出張の合間に旅するシカゴ(食事編)
2007年から2011年に掛けて幾度となく(主に出張で)訪れたシカゴの旅行記、「出張の合間に旅するシカゴ」♪ 『建築編』 ...