ムカつくけど、また来たくなる国、エジプト

2021-09-17

カイロ

2005年11月5日

 

エジプト観光最後の日

この日は、これまでのように朝一番から観光っていうスケジュールではなく、朝10時ホテルのロビー集合っていう、ぬるま湯スケジュール♪

なので、個人的に目をつけていた、ガーミア・ムハンマド・アリを見学するべく、皆さんを誘って、集合前にちょっくらシタデル地区観光に行ってみる。

んで、地球の歩き方を見てみると、朝8時開園だったんで、皆さんに早起きをお願いして7時半にタクシーにてホテルを出発したものの…、

なんと、実際の開園は朝9時・・・Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

朝10時までにホテルロビーに戻るためには、ここを9時半には出発せねばいけないわけで、実質的な観光時間はたったの30分・・・(o;ω;o)ウゥ

この時点で、シタデル地区の他の見所はきっぱり無視して、ガーミア・ムハンマド・アリのみに30分費やすことを心に決めたのでした・・・。

 

で、その

ガーミア・ムハンマド・アリ

ガーミア・ムハンマド・アリっ!!(≧▽≦)ノ

外観は別として、地球の歩き方に載ってた内装の写真に一目惚れして見に来たわけですけども、これがまた、

ガーミア・ムハンマド・アリ

すごすぎるっ!!!

外装の渋さが内装のきらびやかさをより一層際立ててる感じ。イスタンブールのブルーモスクやアヤソフィアに勝るとも劣らない美しさ(◕ฺ‿ฺ◕✿)(u‿ฺu✿ฺ)ウンウン

それにしても、

シャンデリアがでかすぎっ!!!

んで、

ガーミア・ムハンマド・アリ

建物についてちょいと解説を加えると、完成したのは意外と最近で、1857年。

オスマン朝から独立を果たしたムハンマド・アリによって建てられたとか。で、イスタンブールのガーミア(モスク)を真似て造ったと言われてて、その証拠に、いくつもの巨大なドームと2本の高いミナレットを持ってたり。

この後で訪れたイブン・トゥールンモスクを見てもわかるように、いくつもの巨大なドームと2本の高いミナレット、っていう特徴はいずれも、エジプトの他のガーミアには見られない特徴っぽい(・0・。) ホホ-ッ

ちなみにトルコ様式のモスク(下写真はブルーモスク)ってこんなのです↓

ブルーモスク

上から2番目の写真と見比べてもらっても、結構そっくりですよね。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。

ガーミア・ムハンマド・アリ

(写真上)ガーミア・ムハンマド・アリ内部。窓から差し込む光があまりに指向性を持っててびっくりなんですけど∑(゜д゜υ)



というわけで、あっという間に30分が経過し、ホテルへ戻るや否や、カイロに現存する最古のガーミアと言われる、

カイロ

ガーミア・アフマド・イブン・トゥールンへ(写真上)

このときは、ガーミア・ムハンマド・アリを見た直後だったんで、あまりに素朴なこちらのモスクにあんまり関心をもてなかったんですけども、今改めて写真を見ると、なかなか味のあるいい建物ですねぇ・・・、もっとじっくり見てこればよかったよ(T▽T)

だーれもいない静まり返ったガーミアの中で、いつになく真顔のガイドさんから、イスラム教についてお話してもらいました。日本人はどうもイスラム教について勘違いしてますよね。マスコミは、イスラム教=聖戦=テロみたいな図式を大衆に植えつけたいんですかね?意図がよくわかりまへん。

その後、ツタンカーメンの黄金のマスクで有名なエジプト考古学博物館にて、マスクはもちろん、妻アンケセンアメンとの中むつまじい様子を描いた黄金の玉座なんかに相当びびらされた後(写真厳禁・・・涙)、ホテルに戻って、チェックアウト。容赦なく旅の終わりが近づいてきてます・・・

カイロ

カイロ

(写真左) 英国紳士(通称)との集合写真。たまに現れては素敵な笑顔を振りまく彼、いったい何の仕事をしてたのかは最後まで謎でしたね・・・

(写真右) ひょんなことで仲良くなったお土産屋の兄ちゃん。今日帰るんだぁ、って言ったら、ちっちゃな青いスカラベ(フンコロガシ)の置物をくれました。やっぱ、エジプト人だって良い人いっぱいいるんじゃん!!シュクランっヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ



で、次なる予定はというと、19時からのディナークルーズ

ただ、それまでの間は自由時間だそうなんで、地下鉄に乗ってナイル川の中洲にある、カイロタワーへ♪

カイロ

けど、地下鉄の駅がなっかなか見つからず(汗)、こちらの男の子に案内してもらってよーやく地下鉄に乗ることができました♪(写真上)

どうやら、この男の子もあんまり地下鉄に乗ったことないみたいで、自分からいろんな人に聞きこみしてくれて僕らを案内してくれたくらいにして、もう感謝感激★*゜*(感´∀`激)*゜*★

でもって、お別れのときに、ちょいと奮発してチップをあげたんですけども、そのときの彼の怪訝そうな顔が忘れられません・・・

お金をもらうために案内したんじゃねぇんだよ!なのか、なんだよ、こんなに頑張ったのにチップこれっぽっちかよ・・・、なのか、本心を知るすべはありませんが、前者であることを信じたい今日この頃です(←甘いっ!?)

カイロ

カイロ

(写真左) 案外きれいなタフリール広場の地下鉄Sadat駅プラットフォーム。

(写真右) 帰宅ラッシュでもないのに、尋常じゃない混みようの地下鉄車内・・・。

カイロ

(写真上) 地下鉄降りてちょいと道に迷ってたら日が暮れ始めてきました。やべぇよ、早くカイロタワー登んないとヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ

んで、

カイロ

この特徴的なカイロタワー。モチーフはなんだと思います?

答えは、

「ハス」だそうです(←えっ!?それだけ!?)(写真上)

 

で、ようやくカイロタワーに到着したものの、びっくりするくらいの長蛇の列∑(゜д゜υ)

とりあえず並んでみようとは思うものの、もしかすると登れないかも知れないなぁ・・・、なんて心配しつつ、ダッシュでチケット売り場へヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ

(o・ω・o)ノ「(窓口のあんちゃん)60£Eです。」

( ̄□ ̄;)!! 「(たく)えっ!?高すぎるでしょ!何も付いてなくていいんだよ!登るだけだよ!?」

(o・ω・o)ノ「(窓口のあんちゃん)●※□÷~。」

語学力不足のため、何言ってるかまーったくわかんない・・・(涙)

僕が何言っても、結果はひっくりかえることもなく、(たぶん)ドリンク・ケーキ付き入場券を購入して、列に並んでみることに・・・

まったくなんだっていうんだよ、あのエジプト人!!!ヽ(`Д´)ノ

けどっ!!!

実は勘違いだったんです!!僕とぶーがブツクサ言いながら長蛇の列に並んでたところ、遠くから僕らを呼ぶ声が。何言ってるかはよくわかんなかったけども、どうやら僕らが持ってるチケットはファストパスのようなもので、この長蛇の列に並ばなくて良かったらしいんですっ!!!

ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!

ごめんなさい、受付のあんちゃん・・・

あなたは、急いでる僕らを見かねて、ちょっと高いパスを薦めてくれたのですね・・・

完全に疑ってました・・・

おかげ様で、ちょっ早でカイロタワーに登れました(。→ˇܫˇ←。) チョーウレピー♡

シュクラン。+゜ヾ(o゜∀゜o)ノ。+゜ !!!

カイロ

(写真上)カイロタワーで並んでたら、写真撮ってって言ってきた若者たち。撮ってあげようと思ったら、どうやら、ぶーと一緒に撮りたかったみたい。エジプト人受けする顔なんだべか、うちのぶーは(@・Д・@)??

にしても、微妙なポーズを決めてる若者の、一昔前のテレビプロデューサーみたいな格好が気になります・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

良いかどうか別として、他の三人と一線を画してるのは確か(;¬∀¬)ハハハ…

カイロ

(写真上)カイロタワーから眺めるカイロ市街。写真に写ってる橋、「シッタ・オクトーベル橋」を渡って左側に建つ建物が、昨晩泊まったホテル、ラムセス・ヒルトン

にしても、旅の終わりに見る夜景ってのは悲しみを誘いますなぁ(o;ω;o)ウゥ・・・



んで、カイロタワーからの帰りは、橋を渡って歩いて帰ろうと思ったんだけども、どうも日本人がめずらしいのか、ガキどもがずーっとくっついてくるわけです。たまに立ち止まってちょっと怒ってみてもずーっとついてきやがる。

まったくなんだってんだエジプト人はヽ(`Д´)ノ

そうこうしていると、また違うエジプト人集団に目をつけられて、しまいには、遠くから石ころ投げつけられくらいにして、

こっちはエジプト最後の日なんだよ、バッキャローっ(怒)

まったくなんだってんだエジプト人はヽ(`Д´)ノ (←再掲)

 

んで、話し変わって、

カイロ

カイロ

エジプト最後の晩餐は、ディナークルーズ♪(写真左)

五つ星って書いてるけど、ほんとかよ・・・(写真右)

そうそう、このとき、他の旅行客のアテンドかなんかできてた旅行代理店の日本人男性がいたね。まだまだ若いのに世界をまたにかけて働いてるんだなぁって、ずいぶん感心したものです゜+.(・∀・).+゜

カイロ

(写真上) ディナークルーズでなぜかステージ(?)で踊らされることに(苦笑)

きっと、こういうのを恥ずかしがらずに楽しめるかどうかが、楽しく人生を歩めるかどうかを左右するような気がするな、最近。

あ、あと、ぶーの体調が良くなったと思ったら、今度はKちゃんが体調不良に・・・。夕食時にちょうど隣の席だったから、気を使って紅茶を頼んであげたりしてたら、これまたうちのぶーが激しく反応・・・。帰国後、ぶーの中では別れ話にまで発展してたとかしてないとか・・・勘弁してくださいよ(涙)

 

そんなわけで、クルーズ終了後、

カイロ

バスにてカイロ国際空港へ。この後、マレーシアのクアラルンプール、コタキナバルと乗り継いで、

カイロ

2005年11月7日午前6:45、10日間にわたる、「エジプト縦断!ナイル特急の旅!」の旅が、ここ成田空港到着をもって無事終了とあいなりました(写真上)

団体旅行初デビューとなった今回の旅。偶然なのか、通常こうなのか、とても楽しい皆様と一緒に旅できて、かなーり良かった♪

たまにツアーも悪くないねd(。ゝд・)

というわけで、案外お安くいける、遠いアフリカの国、エジプト

そして、激しくムカついて、もう絶対来ないっ!って思っても、しばらくするとどうもまた行きたくなる国(。→ˇܫˇ←。)

ほんとのエジプトのことなんか、全然知らないけど、でもたぶん、エジプトってそんな国じゃないかと思う。

「エジプトがすきだから。」に、書いてた通りだったね、笑。

参考

エジプトがすきだから。 (角川文庫) Kindle版
k.m.p. (著)

まさに、エジプト旅行のバイブル的存在!!旅人としての視点、観光客としての視点。それらの視点から著者k.m.pさんが見てきた一つ一つのことがそのまんま書かれています。エジプト人、みやげ屋との戦い、モロヘイヤスープの作り方…、そんな見て感じた文化。ときには砂漠でのうんこの仕方まで赤裸々に書かれていたり。旅行前に必ず愛読しときましょう♪HPのBookでも紹介してますよ、もちろん、たく&ぶー共に★5!!!

 

おしまい