プチ世界ウルルン滞在記(カッパドキア)

2022-03-02

カッパドキア

2003年3月6日、深夜

 

マジで危うい・・・

 

・・・

 

夜行バスがサービスエリアで停車してくれたっ!!ヾ(≧∇≦*)/

 

・・・

 

ふー、なんたる開放感。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

もう少しでお漏らしするとこだったわ、苦笑。

 

んで、早朝、カッパドキア近辺の中心都市、中央アナトリアに位置するネヴシェヒルに到着。そこから、シャトルバスでカッパドキア観光の拠点、ギョレメ村に向ったわけなんだけれども、こーんなとこまでやって来たってのに、隣に日本人の女の人(以下、みーさん)が座ってた∑(゜д゜υ)

(o・ω・o)「(たく)あのぉー、どこから来たんですか?」

(・∀・)「(みーさん)北海道ー」

(;◔ิд◔ิ)「(たく)まじすか!?僕も札幌から来たんですよ!学生さんですか?」

(・∀・)「(みーさん)そう、●△短期大学」

(;◔ิд◔ิ)「(たく)まじすか!?同じ大学の敷地内じゃないですか!?」

ここって、トルコの片田舎、カッパドキアだよね・・・(苦笑)

で、そんなみーさんは、トルコからヨーロッパまで(たしかロンドンまでだったような)の一人旅中らしい(・0・。) ホホ-ッ

そうこうしているうちに、

カッパドキア

今宵の宿、洞窟ホテル「Ggümüş」に到着。

どうやらみーさんも今日は同じホテルに泊まって、一緒のツアーに参加するみたい。

ちなみに、このカッパドキア名物(?)の洞窟ホテルの中はというと、

カッパドキア・洞窟ホテル

カッパドキア・洞窟ホテル

意外と丁寧に岩山をくりぬいて作られてて綺麗で(写真左)、ロビー(?)も、絨毯が敷かれてるところがなんともそれっぽくて◎(写真右)

ただね、別にいいんですけどね、イスタンブールで、僕はあれほどシングルに泊まるって言いましたよね、あのくそじじぃっヽ(`Д´)ノ(←洞窟ホテルの人のことじゃなくって、イスタンブールの旅行代理店のじじぃのことね)

これって完全にドミトリーじゃんか、金返せーっ!!!ヽ(@`⌒´)ノムキィ

とまぁ、そんなこと言っててもしょうがないので、ドミの残りのメンバーが良い人であることを願いつつ、みーさんと一緒にカッパドキア南部一日ツアーに参加♪

まず、最初に訪れたのは、

カッパドキア

シルクロードを舞台に、隊を組んで長旅を続ける商人たち(キャラバン)用に10世紀頃に建てられた宿、キャラバンサライ。

サライってもちろん、(敢えて言うと・・・)あの24時間テレビの歌ではなく、ペルシャ語で「故郷、オアシス、小さな宿?」とかって意味らしく、どうやらシルクロードという、周辺に何にもないところに建てられたこの宿が、キャラバンたちにとって、文字通りサライのように感じられた、とかっていう理由でこう呼ばれているらしい(たぶん)。

その後、ウフララ渓谷にほど近い、ガイド曰く、スターウォーズの撮影で使われたとか言う(実際には、撮影ではなくモチーフになっただけらしい・・・)、

カッパドキア

セリム村・修道院へ。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。

 

w( ̄△ ̄;)wおおっ!

 

その昔、迫害を受けたキリスト教徒たちが、この辺一帯の岩山に隠れ住んでいたらしく、上のとんがり岩の中には結構最近まで人が住んでたらしい、って聞いたことある。ってか、ウルルン滞在記でやってた(笑)

カッパドキア

けど、カッパドキア一帯が世界遺産に指定されたせいで、国の命令で無理やり追い出されたんですって(*´・д・)(・д・`*)

でもって、セリム修道院から徒歩圏内にある(たぶん)ヤプラクヒサルっていう似たような奇岩群の中は好き放題出入りOKで、いい歳してジャングルジムで遊ぶ子供のように、出たり入ったりを繰り返し、

カッパドキア

カッパドキア

よくまぁ、こんなの造ったなぁ、ちょっと感慨にふけってみたり。

お昼時、

カッパドキア

カッパドキア

一緒にツアーに参加したメンバーのみんなでリッチにワインなんかをシェアしながら、みんなの旅行歴なんかを聞いて談笑してると、一人、すごい旅人がいた∑(゜д゜υ)

ちなみに、写真右の女の人がみーさん(*^-^*)

んで、

カッパドキア

一番左の彼が、そのすごい彼。このときまだ大学2年生って言ってたから、まだまだ相当若いんだけども、すでに結構いろんなとこに行ったことがあるらしく、高校のときなんかは、タイからカンボジアへ陸路で国境越えしようして山賊に襲われて身包みはがされたとかって言ってた(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

ちなみにそのときは、タイのお金持ちと仲良くなって、日本に帰るお金を出してもらったとか言うから超びっくり(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?

しかも、その男の子、どうやらこれからイラクを目指すらしくって、ガイドさんやら地元の人とかに入国方法を盛んに聞きだしてた。そのせいで、カッパドキア観光もなんだか上の空な様子(;¬∀¬)ハハハ…

って、そもそも、皆さんお気づきですか?

この日は2003年3月6日。アメリカが最後通告を無視したイラクに侵攻したのがおよそ2週間後の2003年3月19日・・・

旅行中にも、イラクの西隣に位置するここトルコの軍隊も東に集結させてるって聞いたから、今って、結構普通じゃない状況だったりするわけで・・・(||゚Д゚)ヒィィィ!

けど、さすがに若い男の子は、無鉄砲っていうかたくましいというか・・・

世間一般的には、愚かな行動っていうのかもしれないけど(この1年ちょっと後に、バックパッカーがアルカイダに誘拐、殺害されるっていう事件もあったしね・・・)、自分にはそういうこと絶対できないから、ちょっと羨ましく、かっこよく(?)思っちゃうよね、男子的にはね・・・。

でもって、その後は、

カッパドキア

カッパドキア

デリンクユの地下都市へ。

地下8階まであるこの巨大地下都市には、その昔4万人だかの人たちが生活してたんですってΣ(゚Д゚;エーッ!

 

んで、これにて本日ツアーの主な観光は終わったんだけど、時間が余ったのか、

カッパドキア

宿に帰る前にちっこい村に連れたかれた。セブンイレブンはもちろん、なーんもないちっちゃい村。

でも、たくさんいたんですよねぇ、純粋でやさしそうな人たちが゚+.(◕ฺ∀◕ฺ)゚+. わぁ♪

カッパドキア

(写真上)舗装もされてない道をみんなでトボトボ歩いてると、かわいい女の子を連れたお母さんがやってきたり。

お母さんは相当笑顔だけど、女の子の方は見慣れない外国人を前にしたせいか、ちょっと顔がひきつってる(笑)

カッパドキア

カッパドキア

自分と一緒に写真撮ったときなんか、今にも泣き出しそうだったし、涙(写真左)

一方で、そんな中でも、少しも動じない、将来有望なイケメン男児も登場するわで(写真右)、気づけば、

カッパドキア

10人くらいの村人で集合写真撮ってるわで、すっごい和まされた♪ (*´∀`*)

中央アナトリアの小さな村で、純粋で親切な村人たちと、出会ったぁ~(下條アトム風)

って感じで、

なんとなくプチ世界ウルルン滞在記だわ.+゜(・∀・)゜+.゜

もちろん、その辺の観光地だったら、この後、チップ話がはじまるとこだけど、ここの村人たちにはそんな話はまったく関係なし。イスタンブールでも思ったけども、やっぱ、トルコの人って、気さくでやさしい人たちが多いよなぁ~、これは親日国とかそういうの関係なくって、純粋に国民性なんだろうね、きっと('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)ウンウン

んで、ほんのひと時だったとはいえ、やっぱり別れは悲しくなったけど、大きく手を振り、さようなら~ヾ(´Д`、)マタネ

 

つづく