暮れなずむ、イスタンブールとお別れと

イスタンブール

2003年3月9日、夕刻

 

感動を誰に伝えることもできず、切なさいっぱいでスュレイマニエ・ジャミィを後にした僕は、再び、ガラタ塔に向っていた。

出発前に本で見た、

赤く染まる空に、ほのかに霞む街並み・・・

そんな暮れなずむイスタンブールを前に、旅情に浸るためだ。

 

多少曇り空だったこともあり、本で見た程に空が真っ赤に染まることはなかったが(冒頭写真)、旅でのしみじみした想いを馳せるには十分だった。

イスタンブール

イスタンブール

陽が沈みゆくにつれ、空は赤から青へと移ろい、モスクの大きなドームとミナレット(尖塔)のシルエットが徐々に、そしてくっきりと浮かび上がってくる。

今、イスラム圏にいるんだなぁ・・・

この旅が終われば、社会人かぁ・・・

どうなるんだろ、自分の将来は・・・( ;´Д`)

なんて、感慨にふけっていたその時、( ゚д゚)ハッ!

イスタンブール

( ̄□ ̄;)!! 「(たく)みーさん!!!」

(*゜0゜)「(みーさん)たくくん!?」

なんと、みーさんもガラタ塔で夕陽を眺めていたのだ。なんたる偶然、突然の再会。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。

(*´∀`*)ノ 「(たく)会えてよかったですー!なにせ、一人でこんなの見てたから、めっちゃ切なかったんで(笑)」

というわけで、起死回生的に寂しさを葬り去り、

イスタンブール

夜道だけに、みーさんをホテルまで送りがてら、

イスタンブール

イスタンブール

ブルーモスク近くのDoyDoyというケバブ屋で夕食をとった。

どうやら、みーさんは明日、国鉄スィルケジ駅から国際列車に乗ってギリシャのアテネに向うらしい。

で、明日の昼頃、スィルケジ駅までみーさんのお見送りをしに行く約束をして、お別れ。とりあえず、今日は、最初と最後が良かったんで、良い日だったことにしようっと(つA`)オヤスミー

 

翌、

イスタンブール

2003年3月10日

 

貧乏性のせいか、旅先だからってゆっくり寝てられない悲しい性分・・・

この日もみーさんのお見送り時間まで、ひたすら観光するつもりで、とりあえず、エミノニュ桟橋に向かう。

この桟橋から出てる、ボスポラス海峡を渡ってアジア側に向かう連絡船に乗り込んで、海からイスタンブールを眺めるためだ。

ある意味、片道約30分、費用にして、

850,000トルコリラのクルーズ♪

いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、・・・

(@・Д・@)??

は、は、八十五万Σ(゜Д゜lll)エッ!? 

って、日本円に換算するとたったの60円なんですけどね(;¬∀¬)ハハハ…

びっくりするくらいのインフレ('▽'*)

 

で、まぁ、それはさておき、さすがに、

イスタンブール

イスタンブール

エミノニュ桟橋(イスタンブールのヨーロッパ側)からハレム(アジア側)に向う連絡船(ワプル)は、通勤方向と逆なだけに、がっらがらだったけども(写真左)、ハレムからの帰りの便は、人と車でごった返してる(写真右)

通勤ラッシュだね。

でも、イスタンブールの人たちは、毎朝こうやって通勤してるんだなぁ、って思うと、たったこれっぽっちなんだけども、なんとなく現地の生活に溶け込んだような気がして、なんだか妙に嬉しかったりもする。

エミノニュ桟橋に戻ってきた後は、みーさんのお見送りの時間までまだ多少時間があったんで、もうちょい詰め込んどこう!ってことで、スュレイマニエ・ジャミィの裏にあるイスタンブール大学なんかを散策したり、378年に完成したとかいう水道橋、

イスタンブール

ヴァレンス水道橋にやってきた(写真上)

っていうか、ちょっとまて( ̄へ ̄|||) ウーム

なんか、普通に、遺跡の下を車走りすぎなんじゃねぇの???

もし、この水道橋のアーチ部分のサイズが自動車の横幅と合わなかったとしたら、やっぱり昔の人って、現状の交通量を満足に掃く(?)べく、水道橋の方を平気でぶっ壊したりするんだろうなぁ・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ..

とかいって、のん気なことばっか考えてたら、

イスタンブール

そろそろスィルケジ駅(写真上)に向わないといけない時間ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ

いよいよ、みーさんともお別れだ(もはやストーカーちっくだな、苦笑)

にしても、みーさんとは不思議なご縁があったなぁ・・・

4日前、偶然カッパドキアで知り合って、そしたら自分と同じく札幌から来られてて、

でもって、昨日、一度お別れしたってのに、その夕方には偶然にも再び再会・・・

そして、今は、そのみーさんのお見送りに駅のプラットフォームに立ってる・・・

ここは札幌でも、日本でもなく、イスタンブールだよ( ゚ Д ゚!)

で、みーさんの行き先は、ギリシャのアテネ。

そして、自分の次なる目的地もアテネ(驚)(←明日の飛行機)

イスタンブール

ヽ(*´∀`)ノ゚「(たく)なんとなくまた、アテネでお会いできそうですね。(・∀・)。+゚」

(*´∀`*)「(みーさん)そうだね♪」

と言って、特にアテネで会う約束をするでもなく、みーさんを乗せた鉄道はゆっくりゆっくりと、そしてギシギシ、ギシギシ、いかにも油が足りないような音を発しながら動き出した・・・

旅先で、旅人を見送る

やっぱ、寂しいよなぁ・・・

ただ、

寂しいのは事実なんだけども、なんだか自分がバックパッカーになったような気がして、心は妙にうきうきしていたりもする。

自分も明日からギリシャだ!

 

つづく