ムーンライト山陽!!!

2022-05-09

山口県

2002年8月23日午前5時頃・・・

 

ガサゴソ、ガタガタ、ゴゴゴゴ・・・

 

ネムイ...(〃pД-)。O○

なんだよ・・・

 

( ゚д゚)ハッ!  

 

小郡駅(今の新山口駅)キオスクへの、新聞その他の搬入作業の音で目が覚めた。普通に熟睡してたから一瞬、駅で雑魚寝してるの忘れてたよ(;¬∀¬)ハハハ…

というわけで、さっそくここ小郡からバスに乗って、

日本有数の巨大鍾乳洞、秋芳洞(あきよしどう)&日本最大のカルスト台地、秋吉台にGO!≡≡ヘ(o゚Д゚o)ノイッテキマァァーーース!!!!

と、いきたいところだが、

もちろん、こんな時間にバスなんて出ていない・・・

しかも始発までの数時間を潰せるような見所ももちろんない・・・

なので、しかたなしに小郡駅のトイレにて、溜まったパンツその他の洗濯をすることに・・・

駅で寝ると、朝が早くて困るんだよね、ほんと(≧ヘ≦ )プイッ!!(←何様!?)

 

数時間後・・・

 

唐突ですが、

秋芳洞

秋芳洞到着(人´∀`).☆.。.:*・

゚+.(◕ฺ∀◕)゚+. わぁ♪

地味に、本格的な鍾乳洞って初めてだからワクワクしてきた┣¨キ(*゚д゚*)┣¨キ

んで、この秋芳洞の特徴というか印象的なのはなんと言っても、正面入口から流れ出てくる水というか川じゃないかなぁって思う。それ以後訪ねたいくつかの鍾乳洞と比べても水の量は圧倒的に多いと思うし(・0・。) ホホ-ッ

そして、ここ秋芳洞には、そんな地下水と石灰岩が途方もない時間をかけて造り上げてきた芸術作品がたくさんあって、たとえば、

秋芳洞

黄金柱(写真上)と呼ばれる、高さ15m、直径4mの一本柱(まぁ、照明を当ててなかったら黄金ではないんだろうけど、苦笑)に、

秋芳洞

皿状の小さな池(?)が、段上にいくつも重なり合う、百枚皿に(写真上)、

秋芳洞

ちょっと自分にはイメージ沸かないけど、ガイドブックによると「甲冑姿の王者を思わせる堂々とした姿」らしい、岩窟王(写真上)あたりが、シンボル的存在。

(当時のデジカメの実力では)暗くていい感じの写真を撮れなかったけども、特にこの百枚皿は、自分の中での鍾乳洞イメージそのものになってしまった感があって、その後行った、沖縄の玉泉洞やら、アメリカはニューメキシコ州にある世界遺産、

秋芳洞

カールスバッド洞窟群国立公園(写真上)あたりをもってしても、物足りなく感じてしまうようになっちまったり。だって百枚皿系の見所がないんだもん…。

※ちなみに、2007年10月に訪れた「カールスバッド洞窟群国立公園」の思い出はこちらから ↓

カールズバッド洞窟群国立公園
世界最大級の鍾乳洞群、カールズバッド洞窟群国立公園!

2007年10月27日   なんとも慌しい一日だった・・・(遠い目) とにかく、この日の走行距離(車)は尋常じ ...



んで、思いのほか良かった秋芳洞からバスに乗ること10分程で、

秋吉台

秋吉台カルスト展望台に到着♪

ところで、自分自身は、

カルスト(地形)???!?(〃゜口゜)!?

って感じだったんで、(当時の)Wikipediaを見てみると、「石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水などによって溶食されてできた地形」だそうだ(@・Д・@)??

まぁ、よくわからんけど、石灰岩がたくさんある大地で、その石灰岩が雨によってたくさん溶かされて、地表にはその溶け残った石灰岩の残骸が、その地下には鍾乳洞ができるような地形って感じみたい。

秋吉台

秋吉台

ただ、そりゃ地質学的(?)には貴重だったり、価値あるものなんだろうけど、一介の旅行客には、単に岩がそこら中にゴロゴロ落ちてるだけの台地にしか見えないんだよねぇ、正直・・・('▽'*) ・・・ァハハ

というわけで、後者はイマイチっ(≧ヘ≦ )プイッ!! (←あくまで主観)

※2016年GWの再訪時には、上記よりはまともな写真を撮れました(スマホでだけど、笑)↓

秋芳洞で技術革新を感じる、苦笑(山口)

一昨日は、岩国を断念して朝から一気に秋芳洞へ。 pic.twitter.com/odvyZ4IEf3 — たく@世界65 ...


秋吉台にさっさと見切りをつけてきたこともあって、ちょっと時間が余っちまったな…、どうするべか… ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

と、毎日の日課のように、ガイドブック&JR時刻表を眺めながらこの後の行き先について考える・・・、というかまず今晩の宿を決めたい、個人的には・・・(汗)

 

と、その時っ!!ぉお!!(゚ロ゚屮)屮

なんだこのムーンライト山陽ってのは!?∑(゜Д゜ノ)ノ

 

下関~京都を結ぶ全席指定の夜行列車(普通)!?

 

ま、まじで???Σ(゜Д゜|||)エッ!?

 

普通ってことは、この青春18切符で夜行に乗れるってこと!?

ということで、さっそく駅員さんに聞いてみると、どうやら指定席券500円で乗車できるらしい・・・

言い換えれば、

たった500円で屋内睡眠OKってことじゃん!(_≧Д≦)ノ彡♪

キタガヤキタガヤー(゚∀゚≡゚∀゚)キチャッタガネー!(名古屋風)

選択肢が増えたところで、久しぶりに携帯の電源を入れて天気予報を見てみると、どうやら明日からこの島根・山口近辺は雨らしい・・・

よしっ!

それを避ける意味でも、今日はこれからまず下関に行ってちょろっと観光し、その後、下関からムーンライト山陽とやらに乗って、早朝に姫路着コースで行こうっ!!!ヽ(゚∀゚ )ノ

 

参考 - ムーンライト山陽

  • 列車名ムーンライト山陽
  • 種類:夜行臨時快速列車(主に、夏期や年末年始の多客時に運転)
  • 運行開始 / 運行終了:1988年12月 / 2005年6月
  • 起点 / 終点:京都駅 / 下関駅
  • 運行スケジュール(2002年8月当時、停車駅は主な駅のみ):
    (下り)23:57 京都 → 0:15 大阪 → 1:36 姫路 → 3:04 岡山 → 5:33 広島 → 6:12 岩国 → 7:50 小郡 → 8:57 下関
    (上り)20:36 下関 → 21:45 小郡 → 23:40 岩国 → 0:20 広島 → 2:54 岡山 → 4:31 姫路 → 5:41 大阪 → 6:19 京都

 

・・・

 

で、下関到着。

が、一枚も写真を撮らないほどの徹底振りでほぼスルーし(笑)、夕刻、いよいよ我がムーンライト山陽号が出発!!

ガタッゴトッ、ガタッゴトッ (←電車の音)

いやー、まじで快適だよ、ほんっと♪

横になれないとはいえ、温湿度環境が快適な上に(←温度設定はもちろん普通で、あくまで夏の屋外と比べたらの話、苦笑)、安全&安心だし!

なんて素晴らしいホテルなんだ、ムーンライト山陽ってば!

しかも500円だし(_≧Д≦)ノ彡☆♪

 

ガタッゴトッ、ガタッゴトッ

 



 

翌、

姫路城

2002年8月24日早朝4時頃

 

目的地、姫路に到着し、しぶしぶこの快適ホテル(ムーンライト山陽)を後にした(涙)

姫路は雨の後だった。まぁ、天気は微妙としても、傘無しで歩けるだけ良いんでないかいってことで、ちょっと明るくなるのを待って、

姫路城

世界遺産、姫路城に到着っ!(≧▽≦)ノ

三の丸広場から望む、天守閣、しびれますねぇ(_≧Д≦)ノ彡☆♪

まぁ、天気が微妙なせいで、白亜のお城っていう風格は微塵も感じなかったけども、とりあえず、中に入ってみようと入口に近づくも、もちろん開いてない・・・

だってまだ7時前なんだもん(苦笑)

で、仕方なく、三の丸広場のトイレで恒例の洗濯を始めたところ、朝の散歩に来たのか、謎なおじいちゃんが便所に入ってきて、突然、戦争話を始めだした Σ(゜Д゜|||)エッ!?

いや、まずは、

「兄ちゃんどこから来たの?」だろ、普通ヾ(・ω・o) ォィォィ

まぁ、今にして思えば、楽しそうに旅してる若者に、自分達の若い頃はそんなことできなかったんだぞ、っていう話でもしたかったのかもしれないけど、はっきり言って朝からそんな話を延々とされちゃうと、相当気分が萎えてくるわけで…。

現に、もう姫路城なんてどうでもよくなってきたし・・・

姫路城

三の丸広場からその勇姿を眺めれたしさ・・・

 



 

そんなわけで、なんとも罰当たりなことに、城外からの目視のみで姫路城を後にし、兵庫県どころか、岡山県までスルーして、そそくさと次の街、

尾道

尾道に向った(苦笑)

※2016年GWの姫路城再訪時には、上述の罰当たりな行動を反省して、ちゃんと天守閣に登ってます↓(笑)

姫路城
15年ぶりと20年ぶりの再訪(奈良・兵庫)

で、昨日は朝から、法隆寺と同じく、高校の修学旅行以来となる長谷寺へ。こんなとこ登ったなぁ、って感じの登廊。あとはまったく ...

 

で、何故に尾道かっていうと、前に友達の女の子がはじめての一人旅デビューの地として尾道を選んでて、すっごい良いところだった、って言ってたから。それが自分が来た理由。けど、今でも疑問に思うのは、なんであいつがここを選んだのかってこと。岡山とか広島に住んでるわけじゃなく、札幌(正確には石狩だけど)に住んでたのに・・・

ほんと、札幌からこんなところまで来れるんだったら無限に選択肢あるよな・・・

と、詮索は止めて、

尾道

駅付近にどーんと看板を掲げてた「尾道ラーメン」とやらで昼食タイム(写真上)( ̄¬ ̄*)じゅるぅうううう

「尾道ラーメン」てはじめて聞いたし、特徴は何なのかはわからんかったけど、セットを頼んだら唐揚げついてきて超嬉しいっ♪

なにせ、好きな食べ物、ラーメン、焼肉、唐揚げ、おにぎり、みたいな人間だからな、自分は(。→ˇܫˇ←。)ププッ

※ちなみに、後で調べたところによると、「尾道らーめん」は、「鶏ガラで取った澄んだ醤油スープに豚の背油のミンチを浮かせる」のが特徴みたい。確かに…。

尾道

(写真上)尾道は、北は千光寺山に西国寺山、南は瀬戸内海(尾道水道)というほぼ平野のない坂の街で、至る所に、こんな階段やら坂道があって、なかなか風情がある町。

んで、その尾道水道沿いを駅から30分くらいてくてく歩けば、

尾道

浄土寺に辿り着く。

尾道の見所って言うと、ここ浄土寺か千光寺なんだろうけど、ガイドブックで見た建物「多宝塔」(写真上右側)にかるく一目惚れして浄土寺を選んでみた(◕ฺ‿ฺ◕✿)(u‿ฺu✿ฺ)ウンウン

なんだか、ちっちゃくてかわいいし。

ちなみに、こちらの浄土寺ってば、あの聖徳太子の開基した由緒ある寺らしいΣ(゜Д゜|||)エッ!?

でもって、ここから一望できる、

尾道

尾道の街並みに尾道水道も実に良いっ!。゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!!

そして、尾道観光の最後は、この土地にゆかりがあり、

『私は宿命的な放浪者である。私は古里を持たない』という一説で始まる自伝小説「放浪記」で有名な、

尾道

旅人の大先輩(?)、林芙美子さんと記念撮影(笑)

こんなちっこいバスケットと傘だけで各地を放浪してただなんて・・・、

どんだけ収納上手なんだよ(#゚Д゚) ゴルァ!!

今着てる着物すら入らないだろ、普通にヾ(・ω・o) ォィォィ

 

というわけで、無事、本日の観光を終え、今晩のお宿である岡山駅へと向った・・・

そしてもちろんこの時は、まさかこの岡山駅に今晩から4連泊することになるとは夢にも思ってもいなかった・・・

よ、四連泊!?Σ(゜Д゜|||)エッ!?  

 

つづく

●6日目終了時点宿泊先別宿泊数
屋外泊: 1泊
駅構内泊: 4泊
スーパー銭湯泊: 0泊
車内泊: 1泊
ホテル泊: 0泊