2002年8月25日
早朝の岡山駅、
お店やキオスクの開店準備の音が鳴り響き、たくさんのホームレスの方々と一緒に、(あまりに人がいたせいか)少しも後ろめたさを感じることなく、目を覚ました(o・ωゞ ゴシゴシ♪
今日は、この
桃太郎の地、岡山観光だ(人´∀`).☆.。.:*・
朝一番で、水戸の偕楽園、金沢の兼六園と並ぶ日本三名園の一つ「後楽園」&近接する岡山城を訪ね、午後は蔵屋敷が立ち並ぶ倉敷美観地区に行くつもり。
それにしても、さすがは桃太郎の国、吉備国。マンホールまで桃太郎仕様だよ(冒頭写真)(_≧Д≦)ノ彡☆♪
というわけで、後楽園を目指し、早朝の岡山市内を歩いていると、
さっそく、市内を流れる旭川を挟んで対岸に、真っ黒な烏城(うじょう)「岡山城」が見えてきた。
川と木々の向こうにそびえるお城、しびれるねぇ(。→ˇܫˇ←。)ププッ
で、そんな岡山城を横目に見ながら月見橋を渡ると、14年の歳月を費やし1700年に完成した、
後楽園!、に到着。
w( ̄△ ̄;)wおおっ!
平面的な後楽園に立体的なおもしろさを加える、高さ6mの唯心山(写真上)に、
そこから望む沢の池(写真上)(・∀・)イイネ!
ここでまったり、おにぎり&唐揚げでも食べながら寝てたい・・・、笑。
んで、その後は、後楽園にも借景として取り込まれている、お隣の、
岡山城へ♪
うーん、後楽園から見る分には良かったけど、さすがに戦後に再建されただけあって、新しすぎるなぁ、どっかのテーマパークみたいだし・・・(ノд`@)アイター
なんか、大阪城もそうだったけど、お城とか重要文化財のようなものを再建、大改修するときって、最初から味を持たせた施工とかってできないのかねぇ・・・、ジーパンのビンテージ加工みたいにさ・・・(-ω-;)ウーン
ちなみに、岡山城天守閣の1階~4階は、
こんな鎧兜の常設展示をはじめとした郷土資料博物館になっていて、さらに、6階まで駆け登ると、
後楽園はじめ、岡山市街を一望できちゃう♪
そんなわけで、観光午前の部を終了。
ちなみに、2016年GWに、後楽園に再訪した時の思い出はこちらから ↓
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後楽園で始まり後楽園で締める岡山の旅(岡山)
昨日は朝から後楽園。雲一つない青空の下、唯心山から見下ろす庭園はただただ絶景の一言。これで匠も兼六園、偕楽園に続き、日本 ...
次なる目的地は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、本日のハイライトでもある、
倉敷美観地区。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。
岡山から電車で20分ほどの距離にあるこの街は、江戸時代初期に天領(幕府の直轄領)に定められたこともあって発展した街らしく、
倉敷川沿いに立ち並ぶ、天領時代当時の繁栄ぶりを象徴するかのような白壁の蔵屋敷が今なお美しい。
で、ここ美観地区では、
倉敷の銘菓「むらすゞめ」の手作り実演コーナーで、自分でむらすゞめを焼いたり(写真上)、
抹茶をいただきながら、そのむらすゞめを食べれたり(写真上)、
陶器の絵付け体験やら(写真左。まぁ、これはどこでもできるけど・・・)、北海道ではまず食べれない(と思う)、
「ぶっかけうどん(茹で上げて冷したうどんに生醤油やつゆをかけて食べる)」(写真右)
なんかも味わえたくらいにして、お手頃価格で結構楽しめて良い感じの街♪
もちろん、
美観地区全体に風情があることが一番の魅力だけどね(人´∀`).☆.。.:*・
そうそう、余談だけども、毎日こうも移動続きだと、なかなか洗濯物を乾かす時間がない。
で、考えたのが(2秒も考えてないけど・・・)、
常に、バックパックに洗濯物を干しながら歩くってことヽ(゚∀゚ )ノ (写真上)
パンツはさすがに、申し訳なさそうに、なるべくハーフパンツとかTシャツの陰になるように干してたつもりだけど、その辺の通行人にパンツが見つかって、失笑(ならまだいいけど)、苦笑されたことも多々あり(;¬∀¬)ハハハ…
それでもまぁ、通報されなくて良かったね(2022年の今のご時世ならセクハラで訴えられてたかも…、笑)
ちなみに、極稀に、これがきっかけとなって一緒に写真撮ってください!って言われたり(笑)、変に同情(?)されて、食べ物をご馳走になったりもしたことも(笑)
というわけで、倉敷を満喫した後は、
近くにあった銭湯へ(・∀・)♬♬
外観もだけど、中のロッカーなんかも、いったい築何年だよ!って感じのレトロ感(古くてきたいない、って感じは無い)。
んで、そこで着替えてると、隣にいたおじいちゃんが、
(・∀・)。+゚♪「(おじいちゃん)兄ちゃん、どこから来たんだい?」
お、きたきた(´,_ゝ`)プッ
(人´∀`)「(たく)北海道から来ました!」
(・∀・)。+゚♪「(おじいちゃん)おー、それは随分と遠いな。どうやって旅してるんだい?」
(人´∀`)「(たく)JRで移動しながら、駅とかに寝泊りして西日本を周遊してます!」
(・∀・)。+゚♪「(おじいちゃん)そうかい、それはすごいなぁ。いろんな土地を旅すれば、たくさんのことが学べるから、できる時にどんどんやりなさい。学生のうちは時間と健康があってもお金が無い、働き出したら時間が無い、年老いたら体がついていかない・・・。これから、旅をできなくなる要素はいくらでも出てくるけど、でも一番どうにもならないのは、
「心」
だよ。特に、今君がやっているような旅をしようと思ったら、お金と時間と健康があってもなかなか心がついていかなくなるものだよ。今の心を維持できるよう、折れないよう、好奇心をもっていろんなことを頑張りなさい。」
゚+.(◕ฺ∀◕)゚+.「(たく)は、はいっ!ありがとうございますっ!!!」
とても、銭湯で着替えながら聞いたとは思えない、ありがたいお話を聞けたわけなんだけども、つまり、これからも精力的に旅をして、いろんなことを学ぶためには、
金・時間・健康に加えて、「心」が大切だ、ということだ(・0・。) ホホ-ッ(←そのまんま、笑)
言われてみれば、そうだよなーって思うけど、その心が日に日に失われていきがちだってことを、意識して生きてこなかったと思う、今までは。若かっただけに・・・
とにもかくにも、旅には、
「金・時間・健康+心」
ふむふむ、家訓にしたくなるフレーズ。
※この時に伺ったお話は壮絶に印象に残ってて、その後の自身の旅に大きく影響してると思う、間違いなく。なので、例えば、2020年6月に、会社のチームビルディングイベントの時(2020年6月)に作成した、以下の自身の旅への思いに関するプレゼン資料(下の画像にマウスを置いて頁送りボタンをクリック!)のP30~P35にもばっちり表現されたり、笑。
旅のススメ
そんな貴重な銭湯体験(?)の後でも、まだ明るかったんで、もう一度美観地区に戻り、
サッポロビールを飲みつつ、夕涼み。
さっきまでいた観光客はどこへやらで、薄っすら赤みがかった空の下、深い静けさが広がってる。
ほんと、風情があるねぇ(人´∀`).☆.。.:*・
そして、
白鳥が戯れる倉敷川(写真左)沿いで、うちわ片手にビールで一休み(写真右 ←自撮り、苦笑)
はぁー、まじで幸せ。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。
時間を気にせず、一生こんな生活できたら、めちゃくちゃ楽しいだろうなぁ~
(もちろん、夜は家とかホテルとか、屋内の布団で寝たいけどね、笑)
というわけで、大満足のうちに倉敷を後にして、昨晩同様、
岡山駅のベンチで寝床作り。もちろん、今日もたくさんのホームレスの皆様が一緒にいるので、恥ずかしさなんかも微塵も感じない(_≧Д≦)ノ彡☆♪
しかも、ホームレスのおばちゃんに石鹸をめぐんでもらったり、「在来線口より新幹線口の方が寝やすいよ」なんて情報提供までされたくらいにして(参考にしなかったけど)、
ほんと、なんて旅人思いな駅なんだろ!って感謝感激しながら眠りにつくのでした、笑。
・・・
その夜・・・
(ㅎωㅎ*)ウトウト
・・・、・・・・・・、・・・・・・・・・、
!?
なんか、激しい視線を感じるんだけど・・・
と、おそるおそる、そーっと薄っすら目を開けてみると、
(=□=;)ゲッッ↓↓
なんと、目の前(50cm程さき)にさっきのおばちゃんの顔があるではないか!!!
発狂する寸前だったところをぐっと我慢し、気付かれないように目をつぶって、ただただ時が過ぎるの待った・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
おばちゃん、あなたは一体、何をしようとしてたんですか・・・Σ(T□T)
つづく
●7日目終了時点宿泊先別宿泊数
屋外泊: 1泊
駅構内泊: 5泊
スーパー銭湯泊: 0泊
車内泊: 1泊
ホテル泊: 0泊