2006年6月27日
ハンモックのカビ臭さに耐え、夜中中響き渡る獣の遠吠えに怯えつつ、2日目の朝を迎えた。まだみんな寝てるみたいで、ものすっごく静か。そして、
風呂に入ってないのに何故かめちゃくちゃ爽快ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ
ここの現実離れした開放感のなせる業だろうd(。ゝд・)
んで、
こちらはここに住人のわんころ。なんでか知らないけど、人が寝てるハンモックの下が大のお気に入りらしく、夜中中、寝返りを打っては、この子の肉薄な体にぶつかって、お互いびっくりしあいっぱなし…(苦笑)
(写真上)朝ご飯( ̄¬ ̄*)じゅるぅうううう
昨日の晩もそうだけど、よくもまぁ、こんな不便なところで、びしっぃっと男の料理を振舞えるなぁと、かなり感心♪
朝食後、天気はいささかすぐれないものの、いよいよ待望のエンジェルフォールに向けて出発≡≡≡ヘ(o゚Д゚o)ノイッテキマァァーーーース!!!!
ジャングル生い茂る秘境、ここギアナ高地のさらに奥地へとすすむ我々の姿は、もう、完全に「なんとか探検隊」の世界(写真上)
そして、妙にあっけなく、ギアナ高地でも最大規模のテプイ(テーブルマウンテン)から流れ落ち、
世界最長の落差979mを誇る、 エンジェルフォール!!!
がその姿を現した゚+.(◕ฺ∀◕)゚+. わぁ♪
キタガヤキタガヤー(゚∀゚≡゚∀゚)キチャッタガネー!(名古屋風)
やべぇ、周りに比べるものさしが無さ過ぎて、このデカさがわかんねぇよ・・・∑(゜д゜υ)
その後も、このエンジェルフォールに向けて、我らがボートは猛チャージを続けるも、一向にその距離感は変わらず、改めてエンジェルフォールのでかさに恐れをなした頃、
エンジェルフォール観光の拠点となる、ラトン島に到着♪
んで、ここでちょっとギアナ高地についてご紹介しときますと、1912年にシャーロック・ホームズで有名な、作家コナン・ドイルの「ザ・ロスト・ワールド(失われた世界)」で、このギアナ高地が紹介されたことをきっかけに、この場所が世界中に知れ渡るようになったらしいです(もちろん、僕はそんな小説は読んだことも聞いたこともありませんでしたがね・・・、汗)
そして、皆さんご存知の大陸移動説にでてくる、古代地球の超大陸「パンゲア大陸」が分裂していくにあたっての回転軸のような場所にあったのが、なんとこのギアナ高地(驚)
そのため、他の大陸がどんどん移動して気候変動を経験していく中、唯一、ギアナ高地はこの熱帯地域にとどまり、大きな気候変動を受けなかったんですって!
どうです???
こう言われると、ここギアナ高地が、文字通り「最後の秘境」って感じがしませんか???
というわけで、
エンジェルフォールの絶景ポイント「ライメ展望台」
を目指し、道なき道をすすむ、たく&ぶーとその仲間たち(笑)
εεεε (っ*´Д`)っ
途中、見たこともないような、おっきくて優雅に飛ぶ蝶や、植物(写真右は、インディアンリップとかいう、唇みたいな花)を目の当たりにし、
エンジェルフォールの看板まで辿り着いた頃には、期待で胸がいっぱいすぎて苦しいくらい┣¨キ(*゚д゚*)┣¨キ
そして、
キタ━━━━━━(◕ฺ∀◕)━━━━━━ !!!!!
で、で、でっけぇぇぇーーーーーっっっっっヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃
見上げてたら、めちゃくちゃ首痛くなるんですけどっ!!!!
でもって、
水が流れ落ちてくるスピードがめちゃくちゃおせぇーーーっ!!!Σ(゜Д゜|||)エッ!?
まじですっげぇー高いところから落ちてきてるって証拠だよね!?
しかも、その水も、途中でほっとんど蒸発しちゃって、滝壺ないし!!!エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
皆さん、写真じゃー、絶対この大きさは伝わらないんで、ぜひぜひロスト・ワールド、ギアナ高地まで足を運んでくださいねっ!!信じれば行けるはずっd(≧▽≦*d)
エンジェルフォール(☆´□`)サイコォォォー♬♬
(とはいえ、実際問題、あまりに比較尺度がないんで、これが500mだろうが、979mだろうが、たぶん見た目には変わらないんじゃないかと思われ・・・( ・ノェ・)コショッ)
もし、となりに東京タワーでも立ってたら、一層、エンジェルフォールのでかさが際立つこと間違い無しだよなぁー(って、秘境度ゼロ、景観ぶち壊しだけど、笑)
んで、ライメ展望台を後にし、
エンジェルフォールのすぐ下流(?)にある、タンニンで茶色いけど、すっごく透明な水を湛える滝壺で水遊びヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ
これがまた貸切状態なんだから驚きっ゚+.(◕ฺ∀◕)゚+. わぁ♪
本にも載ってるような秘境に(もちろん、世界遺産でもある)、他の観光客ゼロで自分たちしかいないっ!!
なーんていう経験は今後もなかなかないだろうなぁ(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン
(写真左)すごいグロイでしょ、この蜘蛛・・・
(写真右)それにしても、ほんっと、この辺りの川の色はまさに・・・
広島の景勝地、三段峡を茶色くした感じ!!!(写真上)
というわけで、なんだかんだで天気にも恵まれ、大大満足だったエンジェルフォール観光を終え、ラトン島に戻ってくると、ちょうどお昼どき♪
にしても、この鳥、どうやって持ってきたんだ???まさか、その辺で狩ってきたわけではないよね・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
んで、
河原で濡れた服を干したり、葉っぱを運ぶことに生きがいを感じてそうな蟻んこ集団を眺めたりしながら、
お肉が焼けるのを待っていると、
随分と豪快なお昼ご飯のできあがり( ̄¬ ̄*)じゅるぅうううう
ちなみに、ご飯を食べながら、エティエン&エトゥーと、間違いだらけの英語を駆使し(もちろん、間違ってるのはたく&ぶーのみ…)、いろんなことを話した。
(*´・д・)「(たく)エティエン、もうすぐ君の長い旅は終わるみたいだけど、やっぱり寂しい?」
(・∀・)「(エティエン)いや、旅はもう十分って感じで、どっちかっていうと、早く勉強したいんだ」
へぇ、そういうもんかぁ・・・。大学で勉強して心理学を学びたい!っていう目標があって、その途中で旅するから、ブレずに、そういう心境になるのかもしれないな・・・。これが社会人が勇気を振り絞って会社を辞めた後に行く世界一周なんかの場合だと、きっと、旅が終わる日が来ないで欲しいって望むんだろうなぁ・・・
(*´・д・)「(たく)エトゥーは、若いのに、いろんな国の人相手にガイドして、スペイン語だけじゃなくって英語も喋れてすごいよねぇ」
(*´・ε・*)「(エトゥー)けど、俺はずーっとここでガイドしていくのは嫌だな。自分もここに来る旅行者のように、いろんなところを旅してみたいよ・・・」
そうだよね、選択権があるにしろ、無いにしろ、まだまだ、これからの人生、俺はずーっとこれをやっていくんだ!なんて決めれる年頃じゃないよね。自分なんか20代も後半だってのに、未だに自分は何ができるんだろう?何をすべきなんだろう??って悩みまくってるよ、恥ずかしいけど・・・
(。´・ω・)「(エティエン)日本人って、いっつもお寿司食べてるの?」
(ノ∀≦*)ノ゛ 「(たく)そんなのめったに食べれないよ!特に回らないお寿司なんて、いつ食べたか記憶にないくらい(笑)」
(。´・ω・)「(エティエン)日本人って、めちゃくちゃ残業して働いてるっていうのに、寿司食べるのにも苦労するんだね・・・」
そりゃー、旅行やめれば、寿司くらいいつでも食えるだろうけど、それでもやっぱり、日本人の労働単価(自給とかそういう話ではなく)って安いのかもしれない…、と考えさせられたり…。体壊すまで働き続けた日本のサラリーマンが、はたして欧米の定時帰りのサラリーマンより、老後も含め、人生を謳歌できているだろうか…
きっと、大多数の人が、できてないだろう…(←偏見?)
日本に、ベネズエラに、カナダ。
それぞれ風土も言語も違う国だけれども、みんな同じようにいろんなことを考え、希望を持ち、そして悩みながら毎日生きてるんだなぁ、って、当たり前のことを改めて感じた、エンジェルフォールの昼下がりでした。+.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.+。
つづく
●6/27(火)にかかった費用(1US$=115円、1US$=2,150Bs、(闇)=2,400Bs)
・出費なし 0円
小計 0円 (0円/人)
合計 683,133円 (341,567円/人)
●4日目終了時点フライト(飛行機、ヘリコプター、セスナ機混在)回数
飛行機: 2回
ヘリコプター: 0回
セスナ機: 1回
※離発着各1回につき1回とカウント(南米は各駅停車の飛行機があるため)