東京の510倍危険な街、首都カラカス・・・

2021-06-05

カラカス

2006年6月25日

 

ベネズエラ首都カラカス。人口400万人を有し、近代的な高層ビルが立ち並ぶ、南米有数の大都会だ(写真上)。

でも、この都会ぶりに騙されちゃーいけないのであるΣ(ノ∀`*)ペチッ

なにしろ、ここカラカスは、何ヶ月も南米その他を渡り歩いてる生粋のバックパッカーをもってしても、「できれば通過したくない街」と言わしめるほど

 

治安が最悪な、超危険な街(涙)

 

なのである。

で、どれくらい危険なのか・・・(。-`ω´-)ンー

以下、「外務省海外安全ホームページ 危険情報」より抜粋 ↓

 

危険情報 - ベネズエラ・カラカス(2007年5月時点)

●カラカス首都区のリベルタドール(カラカス)市及びスクレ市:
「渡航の是非を検討してください。」

●一般犯罪については、治安当局の統計によれば、2006年の殺人事件による死者は全国で12,246人(人口10万人あたりの発生件数は日本の46.0倍)、

カラカス首都区で2,240人(東京の108.2倍)

と極めて高い発生率を示しています。また、強盗事件についても、全国で59,817件(日本の224.9倍)、

カラカス首都区で10,567件(東京の510倍)

発生し、殺人事件同様、非常に高い発生率を示しています。これら凶悪犯罪は、時間、場所、対象を問わず、その約90%がけん銃等の銃器を使用した犯行です。

●多発している日本人の被害例(国際空港における被害):
カラカス・マイケティア国際空港では、身分証明書を着用し、空港職員、あるいは正規のタクシー運転手を装った犯罪者グループが暗躍しており、手荷物を受け取り一般の出迎えスペースへ出ると、必ずこれらの者からタクシー乗車について勧誘を受けます。しかし、これについて行くと必ずといってよい程、途中で仲間が合流し、空港の駐車場、あるいは見知らぬ場所へ連れて行かれ、拳銃で脅された上で、現金、貴重品等を強奪されてしまいます。したがって、このような被害に遭わないため、空港では、身分証明書を提げた空港職員風の者であっても信用することなく、空港へは知人等の出迎えを依頼し、どうしてもこれが不可能な場合は、正規の空港タクシーに乗ることが賢明です。

 

一日平均で、6、7人殺されて、

約29件の強盗事件が起きる首都っていったい・・・(汗)

 

んで、この海外安全ホームページには「空港における最近の邦人被害事件概要」も数多く記載されてるんですけど、それらの中でも特に、たく&ぶーが同情を通り越して、読んでるだけで恐怖すら覚えた被害がこちら ↓

危険情報 - 空港における最近の邦人被害事件概要

2003年10月、在留邦人が同空港においてタクシー乗り場からタクシー(白色の乗用車タイプ)に乗車したところ、約1時間連れ回された後、現金約1,000米ドル、パソコン、クレジットカード、デジタルカメラ等を強奪され、貧民街で降車させられ、同所でも略奪行為に遭った・・・

 

・・・

 

(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル

 

タクシーの運転手に貴重品すべて奪われた挙句、貧民街に捨てられて、さらにひどい目に遭わされたんですよ・・・。まさに二重苦・・・( ;´Д`)ヒィィィィィィー!
間違いなく、人間不信&海外恐怖症に陥ったろ、この人・・・

 

明日は我が身・・・コエー((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル

 

というわけで、うちらは、どんなに値段が高くても、またどんなに目的地が近くってもホテルタクシーを使うようにしたし、金もないのにヒルトンに泊まった次第なのです。自分らの安全はさすがに数十ドルの価値以上はあるでしょ、きっと・・・(;`・д・`)ウンウン



 

ちなみに、2023年11月現在の「外務省海外安全ホームページ」によると、カラカス首都区(リベルタドール市)の危険レベルは、レベル2「不要不急の渡航は止めてください。」で、「カラカス首都区(リベルタドール市)は、殺人事件が多く発生している地区であるとの統計が出ていることから、同区に近付くことは昼間も含めて危険です。」とは記載されてるものの、我が家の訪問時と比べると、犯罪件数は、(一見?)かなり減ってるみたい。

ただ、そこにはトリックがありそう ↓(苦笑)

 

危険情報 - ベネズエラ治安情報(2023年11月時点)

治安面について、政府が新型コロナ対策として進めた社会的集団隔離政策により国民が外出する機会が減少したことに加え、国外へ流出する避難民増加による国内人口の減少や、紙幣の流通不足により、犯行の対象となる人や物が減少したことでベネズエラの犯罪発生件数は2016年をピークに減少傾向にありましたが、2022年においては、経済状況が回復してきたことに伴い、増加に転じました。
(全国の犯罪件数の推移)
2016年 324,359件(カラカス首都区:41,585件)
2017年 274,128件(カラカス首都区:31,385件)
2018年 184,252件(カラカス首都区:24,033件)
2019年 141,878件(カラカス首都区:19,141件)
2020年  96,639件(カラカス首都区:17,421件)
2021年  94,012件(カラカス首都区:19,815件)
2022年  97,758件(カラカス首都区:22,203件)

 

国外へ流出する避難民増加による国内人口の減少や、紙幣の流通不足により、

犯行の対象となる人や物が減少した・・・(苦笑)

ことで、犯罪件数が減少傾向にあった、ってどんだけだよ…。

 

とはいえ、治安という意味ではまだまだ最悪に危険な部類に入ることは間違いなしで、例えば、NUMBEOというウェブサイトが提供している、特定の地域や都市における犯罪のレベルを数値化した指標「Crime Index」によると、カラカスは依然として世界最恐に危険な都市だったり…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

世界の危険な都市ランキング TOP5(2022年版)

  1. カラカス(ベネズエラ) | Crime Index 84.52
  2. プレトリア(南アフリカ) | Crime Index 82.30
  3. ポートモレスビー(パプアニューギニア) | Crime Index 81.75
  4. ダーバン(南アフリカ) | Crime Index 80.65
  5. ヨハネスブルグ(南アフリカ) | Crime Index 80.54


 

で、話を旅行記に戻して、この日まずしなきゃいけないことは、世界最大の落差(なんと979m!!を誇るエンジェルフォール観光の拠点となる都市、シウダーボリーバルへの夜行バスチケットを買うこと!まず、っていうかこれだけっ!

何しろ、怖すぎてカラカス観光なんてする気も起きませんからっ!!!(てか、カラカス自体を目的にしている旅行者っているんだろうか…??)

そんなわけで、ぶーをホテルに残し、タクシーでバスターミナルへ(涙)
(↑びびりすぎ、笑)

カラカス

安全のため、ぶーのパスポートを持っていかなかったこともあって、多少ぶーの分のチケット買うのに苦労したけども、旅の指さし会話帳「スペイン語」のおかげでなんとか、夜10時発シウダーボリーバル行きのバスチケットをゲット(写真上)

ただ、バス出発までなんと12時間以上あるわけで、いきなりやることまるでなし・・・

しかも、昨晩空港で、ヒルトンならいつでも両替できるだろうと思い込んで、ボリーバル(ベネズエラの通貨、Bs)を少ししか両替してこなったことが災いし、めちゃくちゃ金欠・・・

だって、日曜日だからって、誰も両替してくれないんですもんっ。・+゜(つД`)゜+・。ェエ~ン

とはいっても、黙って泣き寝入りしてるわけにもいかないので、ベネズエラで横行してるとうわさの闇レートでの両替を試みるべく、ドアマンその他いろんな輩に声をかけてみたところ、やっぱりね、そういう奴がいるんじゃん♪

 

んで、

カラカス

カラカス

ボリーバルを入手した後は、ご飯食べたり(といってもやはりびびってたんで、ヒルトン内で食べたくらいにして・・・)、いくら怖いからといって、外の空気をなんにも吸わないのもやっぱりもったいないんで、恐る恐るホテル周辺を散歩しながら時間をつぶしてみたものの、3時間が精一杯…(汗)

※ちなみに、ヒルトンの目の前の広場にある美術館で、係員の女の子になぜかエッチなビデオ(といっても人形芝居みたいなやつ)を見させられたんですけど・・・

カラカス

で、結局は、外にいるのも怖いし、やれることもないんで、ヒルトンのソファーその他で、スタッフに怒られては場所を変えつつ、ずーっと昼寝、昼寝、昼寝・・・

いったい、うちらって何しにここに来たんだろう・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ..


 

数時間後・・・

 

辺りもようやく暗くなり、バス時刻まで残すところ数時間に迫ったところで、カラカスの夜景を堪能すべく、ヒルトンの最上階まで登ってみると、

カラカス

゚+.(◕ฺ∀◕)゚+. わぁ♪

やるじゃん、カラカスもーっ!!!でもって、今日ももちろん、街の奥の方は、貧民街の灯りでいっぱいで、光の山が創り上げられていた・・・。

気持ち的には複雑だけど、でもやっぱり、綺麗★*゜*(感´∀`激)*゜*★


 

でもって、Rodovias社の専用バスターミナルへ到着。

カラカス

カラカス

地球の歩き方だと、長距離バスターミナルは、地下鉄La Bandera駅近くと書いてたけど、シウダーボリーバル行きに限って言えば、こちらのバスターミナルの方が治安的にも、わかりやすさ的にもオススメ。事前にちょっとメールでやりとりさせていただいた、現地日系旅行代理店サンケイ・トラベルの方もそうおっしゃってましたd(≧▽≦*d)

んで、ここの大体の場所はというと、なんかのサイトに、「100m west of Colegio de Ingenieros metro station」って書いてました・・・。要は地下鉄Colegio de Ingenieros駅から100m西側に行ったところってことすかね、ってわからないでしょうけど・・・。まぁ、タクシーで行ってください(;¬∀¬)ハハハ…

 

ちなみに、この当時(2006年6月25日現在)、シウダーボリーバル(Ciudad Bolivar)行きは1日7便出ていて、時間は07:30、10:00、13:00、20:00、20:30、21:30、22:00。Ciudad Bolivar行き以外だと、Valencia、Carupano、Punta de Mata、Puerto Prdaz、Anaco、San Felix、Cumana、El Tigre、Upata、Lecheria、Marurinとかいう都市へもバスが出てるみたい( ・ノェ・)コショッ

カラカス

それと、僕らが乗ったときは、満席だったんで、夜行に乗りたいと思ったら、最低でも朝一番にバスターミナルへ行ってチケットを購入することをオススメしますd(。ゝд・)

カラカス

深夜の途中休憩は一回あって、一応簡単な食事をとれるターミナルなんで、乗車前に水以外を買い込む必要はなさそう。

 

カラカス

写真上は、とうもろこしかなんかの穀物をつぶしてかためただけっぽい、謎な食べ物を食べてるぶー・・・

 

んで、乗り心地はというと、前評判とは打って変わって、なかなか、

最悪っΣ(T□T)

お客をお構い無しに、大音量でDVD流したり、音楽流したりするうえに、

カラカス

激しく寒いっヾ(。`Д´。)ノ彡☆ブーブーッ!!

夜行バスに乗り込む際は、防寒着のご用意をお忘れなく♪

明日は、いよいよエンジェルフォール観光だヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃

 

つづく

●6/25(日)にかかった費用(1US$=115円、1US$=2,150Bs、(闇)=2,400Bs)
・タクシー代(ホテル-バスターミナル往復、30,000Bs) 1,605円
・タクシー代(ホテル-バスターミナル、深夜料金 18,000Bs) 963円
・夜行バス代(カラカス-シウダーボリーバル、37,500Bs) 2,006円×2名
・食事(サンドイッチ他、9,500Bs) 508円
・夜食(チキン他、9,000Bs) 481円
・水(2,000Bs) 107円×2本

小計           7,783円 (3,892円/人)
合計           625,633円 (312,817円/人)

●2日目終了時点フライト(飛行機、ヘリコプター、セスナ機混在)回数
飛行機: 2回
ヘリコプター: 0回
セスナ機: 0回
※離発着各1回につき1回とカウント(南米は各駅停車の飛行機があるため)

 

日付時刻スケジュール旅行記
6/2415:50東京からヒューストン(米国)経由でカラカス(ベネズエラ)へ飛行機移動
21:59カラカス到着
6/25終日カラカス市内観光
カラカスからシウダーボリーバル(ベネズエラ)へ夜行バスにて移動
6/26早朝シウダーボリーバル到着後、カナイマ(ベネズエラ)へセスナ機にて移動
終日エンジェルフォール2泊3日ツアー①
6/27終日エンジェルフォール2泊3日ツアー②
6/28午前エンジェルフォール2泊3日ツアー③
カナイマからシウダーボリーバルへセスナ機にて移動
シウダーボリーバルからカラカスへ夜行バスにて移動
6/29早朝カラカス到着
終日カラカス市内(フライトキャンセルに伴う旅程変更段取り)
17:20カラカスからリマへ飛行機移動
6/30深夜リマ到着
終日リマ市内(フライト遅延に伴う旅程変更段取り)
7/1早朝リマからクスコへ飛行機移動
終日クスコ市内観光①
7/2終日マチュピチュ観光
7/3終日クスコ市内観光②
クスコからラパスへ夜行バスにて移動
7/4終日ストライキに巻き込まれながらのバス移動(クスコ→アヤビリ→プーノ)
7/5プーノからラパスへバス移動
終日ラパス市内(ストライキによる旅程変更段取り)
7/6終日ラパスからコチャバンバ、サンタクルス、アスンシオン、サンパウロと乗り継いで、フォス・ド・イグアスへ飛行機移動
7/7早朝フォス・ド・イグアス到着
日中イグアスの滝観光(ブラジル側)
16:00イグアスからブラジリア(ブラジル)経由でサンルイス(ブラジル)へ飛行機移動
23:48サンルイス到着
7/8午前サンルイスからバヘイリーニャス(ブラジル)へセスナ機にて移動
(レンソイス・マラニャンセス国立公園遊覧飛行①)
午後レンソイス・マラニャンセス国立公園観光
7/9終日バヘイリーニャス観光
7/10バヘイリーニャスからサンルイスへセスナ機にて移動
(レンソイス・マラニャンセス国立公園遊覧飛行②)
7/11終日サンルイス市内観光
21:55サンルイスからマナウス(ブラジル)へ飛行機移動
7/121:20マナウス到着
終日アマゾン1泊2日ツアー①
7/13午前アマゾン1泊2日ツアー②
14:00マナウスからブラジリア経由でリオデジャネイロ(ブラジル)へ飛行機移動
21:40リオデジャネイロ到着
7/14終日リオデジャネイロ市内観光
18:55リオデジャネイロからサンパウロ経由でヒューストンへ飛行機移動
7/155:20ヒューストン到着
10:50ヒューストンから東京へ飛行機移動
7/1614:20東京到着