嫌なことの後にやってくる、極上のやさしさ

2021-06-12

ラパス

2006年7月5日

 

たく&ぶーの旅行人生(?)の中で、今後を含めても、間違いなく最大のピンチに陥ったといえる、ストライキの渦中にあった2日間が収束し、ペルーでの最後の夜が明けた。

結局、目指していた、今日の早朝出発のラパス(ボリビア)発→(いろいろ乗継)→フォス・ド・イグアス(ブラジル)行に乗り損ねたんで、またしても、この金欠状態のふたりに追い討ちをかけるように追加航空券を手配しなければいけなくなった。

が、もうそんなことはどうでも良かった。無事にペルーを出国できる、それだけで大満足&ラッキーだったと思える心境だったヾ(*゜∀゜)八(゜Д゜*)ノヤッタ!!

プーノを出発し、数時間後には、ペルーとボリビアの国境に到着、いよいよペルーともお別れだ(冒頭写真)

ペルーでは、初日からフライト遅延でボリビア観光を断念させられたり最後の晩にはストライキに巻き込まれたりと、散々だったけど、とにもかくにも無事でいられたし、クスコやマチュピチュも観光できたし、ピンチの話も今となっては話のネタにもなるしで、たく&ぶーにとっては、なんだかんだで思い出いっぱいの国となった゜+.(・∀・).+゜

ラパス

ラパス

国境付近にずらーっと並ぶ両替商のおばちゃんたち(写真左)。国境だってのに、英語が通じないのが腹立ったけど、そりゃ、スペイン語が隆盛を極めてるこんな片田舎の国境で英語を望むのは酷だよね(;¬∀¬)ハハハ…

 

んで、出国審査を終え(写真右)、徒歩でとぼとぼゲートをくぐると、

ラパス

予定より、5日遅れでボリビアに入国(写真上)

『WELCOME TO BOLIVIA』ですって('▽'*) ・・・ァハハ

ほんとに歓迎して欲しいものです(笑)

で、

ラパス

日本からのペルー・ボリビアツアーとかでは必ず含まれている、富士山よりも高い標高3890mの高地に水を湛え、世界最高所の湖かつインカ帝国発祥の地(たしか)として知られる、ティティカカ湖(写真上)をなんのありがたみも無くチラ見しつつ、これまた世界最高所の首都(標高3650m)、ボリビアのラパスへと向ったε=(ノ・∀・)ノとう

ラパスに到着したらまずやらなきゃいけないのは、ブラジル行きのチケットの手配。お昼過ぎにはラパスに着くんで、もしかすると、今晩発のフライトがあるかもしれない、っていう淡い期待を、この期に及んで抱いていた(苦笑)

ただ、気になるのはぶーの体調だ。実は昨晩くらいから、高山病の兆しがでていたのだ。

今さら高山病(@・Д・@)??

って思われるかもしれないが、ここのところ、しばらく滞在していたクスコよりもまたぐんっと標高が高い地域(500m以上)でのピンチが続き、疲労のピークを迎えていたのだから無理も無い・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

とりあえず、このあたりよりは少しは標高が低いラパスに早く到着したいところだ・・・



2時間もすると、

ラパス

アンデス山脈のど真ん中だってのにもかかわらず、すり鉢状の盆地の中、すっごい密度で家々がひしめき合う、首都ラパスが見えてきた(≧▽≦)ノ

バスターミナルに到着後、とりあえず、日系旅行代理店の「島旅行社」へと向かい、今晩発のブラジル行きの航空券が無いものか問い合わせてみた。すると、

(´・ω・`)「(島旅行社の方)ないわね・・・、いっぱいみたい・・・」

そうなると、次のクリティカルパスである、明後日、7月7日16時にフォス・ド・イグアスを出発するフライト(購入済みTAM航空ブラジル・エアパスのフライト)に間に合うことを考えなければいけない。間に合えば、とりあえずオリジナルの旅程に復帰できるからだ(今更オリジナルの旅程って言ってもねぇ・・・、外れてからもう随分経ってるよ・・・、笑)。

その後も、あーでもない、こーでもない、とやっていると、ぶーの体調も限界に!

(´・ω・`)「(島旅行社の方)あら、高山病ね。ちょっと待ってて。」

と言って、なんと酸素ボンベを持ってきてくれたのだ!

(´・ω・`)「(島旅行社の方)酸素を吸えば少しは楽になるから。」

す、すごい・・・。さすが高地・・・。旅行会社にまで酸素ボンベ完備か・・・。

んで、

ラパス

ぶーの体調も少しは良くなってきたところで、僕らの選択肢は以下の二つに絞られた。

  • 【選択肢A】
    明日早朝、ラパス発→コチャバンバサンタクルスアスンシオン(パラグアイ)サンパウロ(ブラジル)→明後日7日深夜、フォス・ド・イグアス
    特徴: 選択肢Bより確実性は高いが、値段も高い
    (実際、こんなに乗り継いでたら確実性もクソもないけどね・・・(苦笑)
  • 【選択肢B】
    明日早朝、ラパス発→コチャバンバサンタクルスアスンシオン(パラグアイ)→夜、シウダー・デル・エステ着(パラグアイ)、その後、陸路で国境越え
    特徴: 選択肢Aより確実性は低く、危険はあるが、値段はぐっと安い

ξ( ' へ ' ;)ξ う~ん…

今までだったら、金も底を突き始めてるし、確実にB案を選んでたろうけども、夜、パラグアイ-ブラジル間の国境を陸路で越えれるかも定かではないんで、結局、A案を選択することにした。゚+.Σd(。ゝω・´)グッ!


んで、明日以降の見通しがついたところで、

ラパス

よーやく、かねてからメールでやりとりさせていただいた南雲さんの「一番ホテル」に到着

トラブルに遭う度毎に、何度も予約変更をお願いし、ご迷惑やご心配をおかけしてしまった、南雲さんにお詫びとお礼を言って、用意していただいた部屋に入ると、とっても清潔でびっくり
゚+.(◕ฺ∀◕)゚+. わぁ♪

特に、シャワー室がカーテンとかじゃなくって、ちゃんとした半透明のガラスで区切られていたことに、

「さっすが日本人が経営してるだけあるっ!!!」

ってめちゃめちゃ感動したりしてヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ

しかも、

ラパス

一番ホテルの屋上からはラパスの街並みを一望できちゃう(・∀・)♬♬(写真上)

山の尾根までぎっしりひしめき合っている家々と、麓に林立する高層ビル群。なんだかベネズエラの首都カラカスを思い出すわぁ(。→ˇܫˇ←。)

でもって、

ラパス

そこからの夜景ときたらこれまたすごいっ゚+.(◕ฺ∀◕)゚+. わぁ♪

ラパス

夜景を見るべく、ラパスの街並みを見渡せるらしいライカコタの丘に行こうか迷ってたけども、夜間に危険を冒してそんなところに行く必要なんてまったくなかったね、こりゃ。一番ホテルを選んでよかったぁ~+.+゚d(´∀`*)グッ!!

というわけで、一番ホテル、超オススメですヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ

んで、ホテルで久しぶりにシャワーを浴び(この旅はやたらと風呂に入ってない日が多い気がする・・・)、

ラパス

ラパス

ラパスの中心、ムリリョ広場(写真左)で、フライドポテト食べながら、ほんっと久しぶりになんの目的も無くまったり過ごし(写真右)、南雲さんの息子さんオススメのボリビア料理の店、SURUCACHI(スルカチ)へ♪

ラパス

工工エエェェ(゚Д゚;ノ)ノェェエエ工工

 

2品しか頼んでないはずなのに、あきらかに量、多すぎなんですけどぉーっ(||゚Д゚)ヒィィィ! (写真上)

食べる前から既にお腹いっぱい・・・(;¬∀¬)ハハハ…


翌朝、2006年7月6日。

 

この日は、朝7時ラパス発の飛行機に乗るため、南雲さんにお願いして、タクシーを呼んでもらっていた。出発時間が早いだけに、南雲さんに直接お礼を述べれないため、部屋にお礼の手紙を残して、ロビーに下りてみると、なんと南雲さんが朝ごはんの用意をしてくださっているではないですかっ∑(゜д゜υ)

(o・ω・o)ノ 「(南雲さん)あんまりたいしたもの用意できなくてごめんなさいね。」

といって、ボリューム満点のめちゃくちゃおいしいサンドイッチを食べさせてくれた。

嫌なことの後にやってくる、極上のやさしさ。

今回の旅で、いったい何度このやさしさを味わったことだろう・・・

うちらって、本当はめちゃくちゃツイてるのかもしれないね。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

そして、午前4時30分頃、

ラパス

「ウユニ塩湖」にリベンジを果たすべく、南雲さんにボリビア再訪を誓い、そのときはどうかまたよろしくお願いします、と言って一番ホテルを後にした・・・

(o;ω;o)ウゥ・・・ 「さようなら、南雲さん。また来ますねぇーっ!!!」

 

で、その後はというと、なんと、

ラパス

飛行機を5回も乗り換える旅程だったにも関わらず、翌日7日深夜に無事、ブラジルはフォス・ド・イグアスに到着!!今までと違ってあまりにスムーズでちょっと不気味なくらい(笑)

ちなみに、上の写真はラパスの空港にて。飛行機の後ろから乗るなんて初体験だわ♪

そうそう、結局、ラパス→イグアスのチケットを買いなおさざるを得なかったせいで、出発前に購入していた、オール・アメリカ・エアパス(カラカス→ラパス、ラパス→サンパウロ)全てがなんの役に立たなかったヾ(。`Д´。)ノ彡☆ブーブーッ!!

これはもちろん、最初にカラカスで突然のフライトキャンセルをかましたボリビア航空のせいなわけで、これについては、旅行中からH○Sさんの協力を得て返金交渉をすすめ、帰国約3ヵ月後にほぼ全額が返金されたのでしたヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ

結局金が戻ってきたとなると、数万円程度の追加出費で、貴重な経験と極上のやさしさに触れることができたんだから、うちらってほんっとラッキー(。→ˇܫˇ←。) チョーウレピー♡

そして明日は、

世界三大瀑布、イグアスの滝だぁっヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃

 

つづく

●7/5(火)にかかった費用(1US$=115円、1US$ ≒ s/.3.3、1US$ ≒ 7.7Bs.)
・国際バス代(プーノ→ラパス、s/.30×2名) 1,045円×2名
・朝食代(水×2本、菓子、s/.10) 348円
・タクシー代(ラパス市内にて数回、28Bs.) 418円
・昼食代(フライドポテト、3Bs.) 105円
・追加航空券代(ラパス→フォス・ド・イグアス、524.1US$×2名) 60,272円×2名
・夕食代(102Bs.) 1,523円
・ホテル代(一番ホテル、35US$) 4,025円
・オール・アメリカ・エアパス返金(約3ヵ月後、TAX等除き返金) -75,300円×2名

小計           -21,547円 (-10,774円/人)
合計           861,397円 (430,699円/人)

●7/6(水)にかかった費用(1US$=115円、1US$ ≒ 7.7Bs.、1US$ ≒ 2.2R$)
・タクシー代(ラパスにてホテル→空港、早朝割増50Bs.) 747円
・昼食代(22Bs.) 329円
・電話代(イグアスのホテルへレイトチェックインのリコンファーム、19Bs.) 284円
・空港税(25US$×2名) 2,875円×2名
・タクシー代(イグアスにて空港→ホテル、深夜割増25R$) 1,307円

小計           8,417円 (4,209円/人)
合計           869,814円 (434,907円/人)

●13日目終了時点フライト(飛行機、ヘリコプター、セスナ機混在)回数
飛行機: 10回 (1日で5回も離発着したの初めてだわ・・・)
ヘリコプター: 0回
セスナ機: 2回
※離発着各1回につき1回とカウント(南米は各駅停車の飛行機があるため)

 

日付時刻スケジュール旅行記
6/2415:50東京からヒューストン(米国)経由でカラカス(ベネズエラ)へ飛行機移動
21:59カラカス到着
6/25終日カラカス市内観光
カラカスからシウダーボリーバル(ベネズエラ)へ夜行バスにて移動
6/26早朝シウダーボリーバル到着後、カナイマ(ベネズエラ)へセスナ機にて移動
終日エンジェルフォール2泊3日ツアー①
6/27終日エンジェルフォール2泊3日ツアー②
6/28午前エンジェルフォール2泊3日ツアー③
カナイマからシウダーボリーバルへセスナ機にて移動
シウダーボリーバルからカラカスへ夜行バスにて移動
6/29早朝カラカス到着
終日カラカス市内(フライトキャンセルに伴う旅程変更段取り)
17:20カラカスからリマへ飛行機移動
6/30深夜リマ到着
終日リマ市内(フライト遅延に伴う旅程変更段取り)
7/1早朝リマからクスコへ飛行機移動
終日クスコ市内観光①
7/2終日マチュピチュ観光
7/3終日クスコ市内観光②
クスコからラパスへ夜行バスにて移動
7/4終日ストライキに巻き込まれながらのバス移動(クスコ→アヤビリ→プーノ)
7/5プーノからラパスへバス移動
終日ラパス市内(ストライキによる旅程変更段取り)
7/6終日ラパスからコチャバンバ、サンタクルス、アスンシオン、サンパウロと乗り継いで、フォス・ド・イグアスへ飛行機移動
7/7早朝フォス・ド・イグアス到着
日中イグアスの滝観光(ブラジル側)
16:00イグアスからブラジリア(ブラジル)経由でサンルイス(ブラジル)へ飛行機移動
23:48サンルイス到着
7/8午前サンルイスからバヘイリーニャス(ブラジル)へセスナ機にて移動
(レンソイス・マラニャンセス国立公園遊覧飛行①)
午後レンソイス・マラニャンセス国立公園観光
7/9終日バヘイリーニャス観光
7/10バヘイリーニャスからサンルイスへセスナ機にて移動
(レンソイス・マラニャンセス国立公園遊覧飛行②)
7/11終日サンルイス市内観光
21:55サンルイスからマナウス(ブラジル)へ飛行機移動
7/121:20マナウス到着
終日アマゾン1泊2日ツアー①
7/13午前アマゾン1泊2日ツアー②
14:00マナウスからブラジリア経由でリオデジャネイロ(ブラジル)へ飛行機移動
21:40リオデジャネイロ到着
7/14終日リオデジャネイロ市内観光
18:55リオデジャネイロからサンパウロ経由でヒューストンへ飛行機移動
7/155:20ヒューストン到着
10:50ヒューストンから東京へ飛行機移動
7/1614:20東京到着