無名の絶景!?グレートサンドデューンズ国立公園

2021-10-21

グレート・サンド・デューンズ国立公園

2009年8月22日

 

今日は観光最終日。8月12日から始まったこの旅も、残すところあと今日、明日の二日間。明日は、朝一番でサンノゼに帰る(涙)

 

で、本日の目的地はというと、

そう、先日ふと思い立って急遽訪れる事に決めた、

グレート・サンド・デューンズ国立公園

グレート・サンド・デューンズ国立公園(Great Sand Dunes National Park and Preserve)」♪

なんと、ロッキー山脈の最南端、サングレ・デ・クリスト山脈の麓に、高さにして百数十mもの大砂丘が広がっているというのだ!Σ(゚Д゚;エーッ!(写真上)

グレート・サンド・デューンズ国立公園

衛星写真で見てみるとこんな感じ(写真上)

大き目の砂利なんかは、写真右側のサングレ・デ・クリスト山脈から雨風によって流れ落ちてきたらしい。まぁ、そこまでなら誰でも容易に想像がつく。

しかし、その他の大部分を占める白い砂に至ってはなんと、はるか65マイル(100km)以上も西方にあるサンジュアン山脈から南西風やら雪解け水なんかによる小川に乗ってやってきたというから驚き(汗)

雨風に流されてきた砂が山にあたって、その麓に堆積、砂丘を作るだなんて、園児の砂遊びじゃあるまいし、普通にありえないでしょ???

しかも、

グレート・サンド・デューンズ国立公園

グレート・サンド・デューンズ国立公園

砂の移動距離100km、

砂丘の最大高さ229m、

でもって、

砂丘の面積340平方kmだぞ!?Σ(゚ロ゚屮)屮ぉお!!

 

なんか、鳥取砂丘(最大高さ40m(すり鉢部分の最大高低差90m)、面積5.45平方km)が激しく、可哀想になってきたわ…(涙)

 



 

ってなわけで、さっそく大砂丘の登頂にチャレンジΣ≡≡≡((っ`・Å・)っ ドピューン

グレート・サンド・デューンズ国立公園

w( ̄△ ̄;)wおおっ!

頂上まではマジで果てしない感じだな・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

ちなみに、普通の観光客(ある程度体力のある若者)が目指すのは、ビジターセンター近くの駐車場からアクセスできる、ハイ・デューン(High Dune)という高さ198mの頂きだと思われるが、それでも、駐車場からの歩行距離にして往復4km強もあるらしい・・・、しかもこの急勾配・・・エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ? (もちろん、どの砂丘の峰をたどるかで大きく変わるしね・・・)

といっても、この大砂丘の中で最も高い、高さ229mを誇るスター・デューン(Star Dune)までの往復距離12kmなんかと比べれば可愛いもんだけども…(苦笑)

グレート・サンド・デューンズ国立公園

グレート・サンド・デューンズ国立公園

(写真左)青い空に白い雲、そして肌色の大砂丘ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ

しかし、このあまりに絵になる風景に騙される事なかれ!ところどころに磁鉄鉱とかいう黒い酸化鉄の一種が堆積していることもあってか(写真右)、激しく、

 

砂が熱いっ!いや、熱過ぎるっ!!!ヾ(*`Д´*)ノ

 

そうとも知らず、ビーチサンダルでやってきた僕らは、そりゃもう、火傷しちまうだろっ!と真剣に思えてくる程の、痛みにも似た熱との闘いを余儀なくされ、2m歩いたら、砂の上に座って足を浮かせながら足裏の熱を冷ます、冷めたらまた2m・・・、を繰り返すという、亀以上のスローペースでの登頂となった…

そして、日が昇るにつれ、その熱による痛みは一層激しさを増し、

グレート・サンド・デューンズ国立公園

1時間程登った、ハイ・デューンまでの道半ばにて、ついに、

(p*>ω<q)「(ぶー)たくは先に行っていいよ、ぶーはここで待ってる・・・」

と、ギブアップ宣言…(写真上)

こういう時は意外と根性を出して喰らいついてくるぶーだけに、今回は相当に辛いのだろう・・・。

かといって、ハイ・デューンの頂からグレート・サンド・デューンズ国立公園を見渡してみたいし、いやそもそも、この熱さじゃ、ぶーは下山することすらできないんじゃ…??( ̄□ ̄;)アセアセ.....

どうする!?どうすんのっ、俺!?(再・オダギリジョー風)

と一人悩んだ結果、

ヽ(゚∀゚ )ノ 「(たく)じゃ、ぶーはここで待ってて!俺がダッシュで麓まで下りて、スニーカーと靴下取って来るよ!でもってその後は、俺一人で頂上まで登ってみるね!ぶーだって、たとえ写真であっても、あの頂の向こうがどうなってるかを見てみたいでしょ!?」

と適当な理由をつけて、ぶーを砂上に座らせた後、1時間掛けて上ってきた大砂丘を、足裏の熱さをやせ我慢しながらダッシュで下るΣ≡≡≡((っ`・Å・)っ ドピューン

ただ、ふと振り返って、遠くにポツンと不安げに座ってる、豆粒のようなぶーの姿を見てしまうと何とも心が締め付けられる…

すまぬ・・・


 

およそ45分後・・・

 

下山後、車内からぶーのスニーカー&靴下と大量の水を両手に抱え、ものすごい汗だくになりながらもぶーのところに帰ってくるや否や、持参した水でぶーの足を冷やし、靴下とスニーカーを履かせて先に下山させると、こちらもフルスロットルで登頂を再開っ!!≡≡≡ヘ(o゚Д゚o)ノイッテキマァァーーーース!!!!

何せ、今晩19時までにデンバー国際空港に戻ってレンタカーを返さなければならないのだアワワ (。Д°;三;゜Д°) アワワ

そんなこんなで、

 

30分後・・・

 

グレート・サンド・デューンズ国立公園

ついに、ハイ・デューンの頂きが見えてきたっ!!!(写真上)

 

グレート・サンド・デューンズ国立公園

この体力的にも、熱さ・暑さ的にも厳しい登頂なだけに、子供連れのファミリーやお年寄りといった万人向けな登山とは言えないが、

 

グレート・サンド・デューンズ国立公園

十二分に、苦労して、汗水流して登ってくる価値がある場所だよ、間違いなくヽ(゚∀゚ )ノ

しかも、昨日、一昨日とそこそこな見所ばっかりだったこともあって、なんだか久しぶりに感激できた気分だわ♪

グレート・サンド・デューンズ国立公園

(写真上)左奥にそびえる、高さ229mのスター・デューンと、砂丘の盛り上がりに残されていた、大きな「DAVEY(デイビー)」とかいう名前。誰??

それにしても、おそらく日本での知名度が相当低いと思われる、ここ「グレートサンド・デューンズ国立公園」は、まさに

無名の絶景

っていう言葉がぴったりな場所だったなぁ♪

デンバー近郊まで来るチャンスがある方はぜひともこの場所を訪ねてほしいものだよ(近郊と言っても、空港から400kmは離れてるけどね…、苦笑)

 

そんなわけで、この大砂丘から4時間半程車をぶっ飛ばし、

グレート・サンド・デューンズ国立公園

グレート・サンド・デューンズ国立公園

長らく連れ添った車にデンバー空港にてお別れを告げた後、翌朝、サンノゼへと帰宅して、この12日間に渡る国立公園キャンプ&ドライブの旅もついに終了。

昨年のグランドサークル巡りに続き、アメリカ国立公園キャンプ&ドライブ旅行第2弾となった今回

4,672kmという東京からバンコクまで行けるような距離を車で移動しながら(笑)、数多くの国立公園&国定公園等を見てまわったわけだが、改めて、このアメリカという国の見所の豊富さにはビビらされたわ (◕‿◕✿)(u‿u✿)ウンウン

何せ、去年からこれでもかってくらい国立公園等に足を運んできたというのに、未だに、その半数くらいにしか行けてないんだもん…

恐るべし、アメリカ・・・

 

 

●8/22(土)
本日の走行距離   334マイル ( 534km)
走行距離合計   2,920マイル (4,672km)

●8/23(日)
本日の走行距離     0マイル (   0km)
走行距離合計   2,920マイル (4,672km)

 

おしまい

 

日付スケジュール旅行記
8/12朝、サンノゼからダラス経由でジャクソンホールへ飛行機移動
8/13グランドティトン国立公園観光
8/14朝、イエローストン国立公園へ車移動
イエローストン国立公園観光①(ガイザーカントリー)
8/15イエローストン国立公園観光②(ガイザーカントリー&キャニオンカントリー)
8/16イエローストン国立公園観光③(マンモスカントリー)
8/17イエローストン国立公園観光④(ルーズベルトカントリー&キャニオンカントリー&レイクカントリー&ガイザーカントリー)
8/18早朝、イエローストーン国立公園からデビルズタワー国定公園へ車移動
デビルズタワー国定公園観光
デビルズタワーからサンダンスへ車移動
8/19朝、サンダンスからバッドランズ国立公園へ車移動
バッドランズ国立公園①&マウントラシュモア国立記念碑観光&ウインドケイブ国立公園観光
8/20バッドランズ国立公園観光②&ジュエルケイブ国定公園観光
ジュエルケイブ国定公園からロッキーマウンテン国立公園まで車移動
夕方、ロッキーマウンテン国立公園到着
8/21ロッキーマウンテン国立公園観光
ロッキーマウンテン国立公園からグレンウッド・ホットスプリングス(温泉)経由でWalsenburgに車移動
8/22グレート・サンド・デューンズ国立公園観光
夕方、グレート・サンド・デューンズ国立公園からデンバー空港へ移動
8/23朝、デンバーからロサンゼルス経由でサンノゼまで飛行機移動